マンファミとは?マンションでファミリータイプを使おう!

ご存知の方も多いと思いますが、ほとんどのインターネット回線は大きく2つの回線タイプに分かれます。
一戸建て住宅用の「ファミリータイプ」と集合住宅用の「マンションタイプ」です。

ですが、時と場合によっては集合住宅に住んでいるけれど一戸建て用プランで契約をする(しなくてはいけない)場合があり、そのような状況を「マンファミ」と呼んでいます。

マンファミを契約するケースってどんな場合?

マンファミを契約するケースってどんな場合?

マンションなのに 一戸建て住宅用の「ファミリータイプ」導入しなければならないケースは大きく以下の2つが挙げられます。
1.マンションに光回線の設備が導入されていない。
2.速度を速くしたい。

マンションで光回線のプロバイダーサービスをご検討されている方はぜひご覧ください。

1.マンションに光回線の設備が導入されていない。

多くのマンションには光回線用の設備(PT盤、光キャビネットなど)が建物内に設置されており、
マンションに住む人が光回線を使う場合は、この設備を使用するのが一般的です。ただし、どんなマンションにもこの設備が導入されているわけではありません。
古いマンションや個数の少ないマンションの場合は、この設備が入っていない事も多々あり、そのようなマンションで光回線を使いたい場合は、各部屋ごとに個別に光ケーブルを引く必要があるのです。

2.速度を速くしたい。

マンションプランというのは引き込み済みの光ケーブルを居住者で共有して使いますので、一戸建てプランに比べて速度が遅くなりやすいときがある一方、料金が安いというメリットがあります。

マンションによっては導入されている設備が少なかったり、もしくはVDSL方式という旧式の設備が導入されていたりすると、どれだけ頑張っても速度を改善することができません。

そこで、建物内に導入された設備を使用するのではなく、個別に光ケーブルを引き込むことで速度を上げることができます。

戸建てとマンションタイプ図
メリット、デメリット メリット、デメリット

マンファミタイプはマンションにファミリータイプと同じ方法で引き込みます。

マンファミのメリットとデメリット

マンファミのメリット

「マンファミ」のメリットは、何と言っても速度です。
個別に光ケーブルを引き込んでいるので、他の住民に全く影響されません。
集合住宅の居住者がどれだけ使っても速度が遅くなることがなく、常に快適に使うことができるのが最大の魅力です。

マンファミのデメリット

工事が必要

個別に光ケーブルを引き込まないといけないので、工事が必要になってしまいます。申込から概ね一カ月前後は開通までに見た方がよいでしょう。

大家さん(管理会社)の許可が必要

持ち家ではないので、大家さん(管理会社)に工事の許可を取らなくてはいけません。

またマンションによっては管理組合の許諾が必要なケースもあります。
既存の配管を使用する場合が多いですが、稀に壁に穴を空ける必要が出てくることがあるため、そういった工事が可能かどうか大家さんに必ず確認しましょう。

マンション向けプランより月額料金が割高となる。

マンション共用設備を使ったマンション向けの料金プランと比べてしまうと割高に感じてしまいますが、個別に光ケーブルを引き込むことで速度を上げることができます。

マンファミの申し込み~設置までの流れ

マンファミの申し込み~設置までの流れ

大まかな流れは以下の通りです。

  1. 光回線の会社やプランを選ぶ
  2. 大家さん(管理会社)に許可を取る
  3. 開通工事日の設定
  4. 開通工事の立ち合い
  5. 利用開始

1.光回線の会社やプランを選ぶ

光回線を提供しているプロバイダーの中から、それぞれ取り扱っているプランや料金を比較した上で、自分のライフワークにあったプロバイダーを選ぶ必要があります。

@nifty光では申込みの相談をしたい方や検討中の方向けに、電話で相談も承っております。ニフティでは、マンションに光回線の設備が導入されていない場合、マンファミのご提案が可能です。
気になる料金やオプションサービス、ご自身1人では判断が難しいなど、遠慮なくお電話ください。

2.大家さん(管理会社)に許可を取る

ニフティでマンファミを申し込む場合、大家さんの許諾と、以下の情報を確認いただく必要があります。

【NTT東日本エリア】

  1. 管理会社名
  2. 担当者(※いない場合でも問題ありません)
  3. 担当者連絡先
  4. MDF室(共用部分)の鍵要否
  5. ビス止め穴あけ可否
  6. 工事内容の図面要否(※図面が必要な場合は送付先をご確認ください)
【NTT西日本エリア】
  1. 管理会社名
  2. 担当者(※いない場合でも問題ありません)
  3. 担当者連絡先
  4. MDF室(共用部分)の鍵要否
  5. ビス止め穴あけ可否
  6. 工事内容の図面要否(※図面が必要な場合は送付先をご確認ください)
  7. 入館申請書要否
  8. 工事許可申請書要否
  9. 管理会社指定の工事日の有無

3.開通工事日の設定

利用する光回線の契約会社およびプランが決まったら、光回線工事の申し込みを行います。申し込みを行うと後日担当者から連絡が来るので、工事日を決定しましょう。工事の所要時間は、概ね1時間~1時間半程度です。

4.開通工事の立ち合い

光回線の工事を行う際には、居住者が工事に立ち会う必要があります。工事は概ね1時間~1時間半程度で終わるので、事前にスケジュール都合をつけ、時間確保できる日に工事日を調整しましょう。

5.利用開始

工事が終わると、光回線が利用できるようになります。工事が完了したのに光回線が利用できない場合は、工事を行ったプロバイダー事業者に連絡をして状況を説明しましょう。

よくお問い合わせいただく事案をご紹介

よくお問い合わせいただ事案

ここからはプロバイダーの@niftyがマンファミについてお客様より実際にお問い合わせいただいたケースをご紹介していきます。導入をご検討中のお客様においても参考にしていただければ嬉しいです。

1.ビス止め穴あけは必ず必要になるのでしょうか。

実際工事(現地調査)にお伺いしてみないと内容についてはお答えできません。例えば、穴あけは不可でエアコンのダクトから通してほしいという場合、可能かどうかの判断は工事(現地調査)時点での確認になります。

2.管理会社より工事詳細の図面を依頼されましたが作成可能ですか?

事前に工事内容を確認したい場合や、図面が必要な場合は、開通工事の前に現地調査を行い、作成することも可能です。

  • 現地調査はお客様のお立合いが必要です。
  • 現地調査を行う場合は、工事日調整までに時間がかかります。
  • お客様からの希望が無い場合でも、ルート確認のために現場調査を行わなくてはならない場合もございます。

現場調査とは?
現地調査とは専門の担当者が現地に訪問し、設置に必要な条件を確認することです。
具体的には、建物内と建物近傍の設備調査と敷設ルートの確認をし、光回線を正常に敷くことができるかを事前に確認します。
また、管理会社によっては現地調査によって得られる敷設図面をもって判断することもあります。

3.開通まで時間がかかるのは困るのですが。

@niftyでは「つなぎモバイル」をご提案させていただいております。
@nifty つなぎモバイルの詳細はこちらをご覧ください。

記事の監修:

光回線ガイド編集部(ニフティ株式会社)

ニフティ株式会社は30年以上にわたり、ネットワークサービスを提供しています。光回線にまつわる情報をお届けしていきます。
最終更新日:2024年12月06日

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