光回線速度が遅い?よくある原因と5つの対処法を紹介!

「光回線を使っているのにインターネットの通信速度が遅い」

今このページに訪れた方はこのようなお悩みをお持ちではありませんか。

光回線の速度が遅いとお悩みの方に向けて、確認すべき項目や速度が遅い原因、対処法を解説します。

光回線の速度目安は平均でどのくらい?

光回線の速度に不満を感じている方は、「自宅の光回線が十分なパフォーマンスを発揮できているのだろうか?」「一般的に光回線の速度はどのくらいなの?」といったさまざまな不安をお持ちのことでしょう。

そこでまずは、光回線の速度を計測する方法や、目安とすべき数値について解説します。

光回線の速度を測定する方法

光回線の速度を測定する方法

まずはじめに、現在使用している光回線の速度を計測してみましょう。

googleの検索で「スピードテスト」と検索すると速度を測定するためのサイトが複数出てきます。

ご利用中の光回線の速度に不満を感じた時は、それらのサイトでインターネットの速度測定をしてみましょう。

サイトによって測定される速度の数値には開きがありますが、ストレスなく快適にインターネットが利用できるとされる速度の目安としては以下となっています。

回線速度の目安 できること
3Mbps LINEやSNSの利用、メールの送受信
5~10Mbps YouTubeなどの動画再生、Webサイトの閲覧
25Mbps 4K画質の動画再生、ソフトのダウンロード
100Mbps ビデオチャット、オンラインゲーム

回線速度の「上り」「下り」とは?

光回線の速度を測定すると、「上り」、「下り」の2種類の回線速度が計測されます。

それぞれの項目が示す内容としては以下になります。

意味するもの 具体的にできること
上り アップロード(送信)の速さ SNSへの書き込み、メールの送信、ブログの記事更新、YouTubeへの動画アップロード
下り ダウンロード(受信)の速さ メールやメッセージの受信、Webサイトの閲覧、YouTubeなどの動画再生

上り、下りの特徴を見ると、メールの送信やサイトへの書き込みを重視する方は「上り」、サイト閲覧や動画再生を重視する方は「下り」を注視すべきだと言えます。

上り速度が不十分だとメールが送信しづらい、サイトへの書き込みが反映されない事象が発生しやすくなり、下り速度が不十分だと、ビデオチャットがフリーズしてしまう、動画がスムーズに再生されないなどの不具合が生じたりします。

下りの最大速度1Gbpsは理論値

光回線について「下りの最大速度1Gbps(1000Mbps)」などの記載がありますが、これらはあくまで理論値になります。

条件を満たせば理論上その数値を出すことが可能ということであり、必ずしもその数値が出せると保証するものではありません。

発表されている理論値は「ベストエフォート型」とも呼ばれ、最大でこれだけのスピードを出せますというスペックを紹介するものです。

「利用している光回線の下り速度は最大1Gbpsだから大丈夫」ということではありませんので、必ずご自身が使用している光回線の実測値に注目してください。

Ping値も光回線速度の目安の一つ

光回線の速度を計測する上では、インターネット上の反応速度を数値化したPing値を計測するのもおすすめです。

速度を測定するためのサイトには、上り・下り速度と合わせてPing値を計測してくれるサービスも多数存在します。

単位のmsは「ミリセカンド(ミリ秒)」を表しており、数値が低いほど反応速度は良いといえます。

目安とすべき数値は、主に下記のとおりです。

  • 50ms以下:動画サービスをよく利用する人
  • 30ms以下:ビデオチャットやオンラインゲームをよく利用する人

光回線なら20msを下回ることも十分に可能で、「クリックしたのになかなかページが表示されない」といったタイムラグも大きく解消されます。

光回線の速度が遅いと感じたら、まず行うこと

光回線が遅いと感じたら、まずは以下のことを試してみましょう。

  • パソコンの再起動や移動
  • Wi-Fiルーターやモデム(またはONU)の再起動
  • プロバイダーのプラン確認

パソコンの再起動や利用場所の移動

パソコンの再起動や利用場所の移動

それまで快適だった光回線が急に遅くなったと感じた場合、パソコンの再起動や利用場所の移動をすると改善するケースがみられます。

パソコンでサイトを大量に開いていたり、同時にソフトウェアをいくつも使っている場合などはパソコンの処理速度自体が遅くなっています。

再起動すると解消されるケースがほとんどですのでお試しください。

また、一軒家の広々とした家に住んでいる環境などでは、Wi-Fiルーターからの距離が遠いため速度が遅くなるという要因もあります。

使用場所が固定されるデスクトップパソコンの場合は難しいかもしれませんが、ノートパソコンやタブレットなど使用場所を問わないデバイスをお使いの場合はWi-Fiルーターの近くに移動したりすると速度が改善されることがあります。

Wi-Fiルーターやモデム(またはONU)の再起動

Wi-Fiルーターやモデム(またはONU)の再起動

Wi-Fiルーターやモデム(またはONU)の再起動を行うと光回線の速度が改善するケースもあります。

Wi-Fiルーターとモデムの両方を再起動する手順としては

  1. Wi-Fiルーターの電源を切る
  2. モデム(またはONU)の電源を切る
  3. 両方の機器の電源を切った後、次にモデムの電源を入れしばらく待機する
  4. モデムのランプが点灯したら、その後にWi-Fiルーターの電源を入れる

逆の手順で行うと、正しく再起動されないこともありますので注意が必要です。

間違えて逆の手順で実行し再起動されなかった場合は数分時間を置いてから正しい手順で再起動を試してみましょう。

プロバイダーのプラン内容を確認

プロバイダーのプラン内容を確認

光回線の速度はプロバイダーのプランによって異なるものも多く、中には速度が低速になっているプランもあります。

他社の光回線と比べ安価なプランで契約している方は、サービスの提供内容の確認をしてみることをおすすめします。

利用環境が整っていても、プロバイダーのプランで速度が遅い場合、快適なインターネット環境を維持するのは難しいです。

もし速度が遅いプランで契約されていて不便を感じるのであれば、プランの見直しを検討しましょう。

光回線の速度が遅くなる5つの原因

パソコンや周辺機器を再起動したり、場所を移動したりしても回線速度が改善しない場合は、主に以下の5つの原因が考えられます。

  1. パソコン(使用端末)本体が古い
  2. Wi-Fiルーターなどの周辺機器が古い
  3. 接続方法に問題がある
  4. マンションの配線がLAN方式・VDSL方式
  5. マンションの回線が混雑している

一般的にマンションなどの集合住宅に住んでいる場合、戸建住宅より回線速度が遅くなる傾向にあります。

周辺機器や接続方法を見直し、速度改善を図りましょう。

1:パソコン(使用端末)本体が古い

パソコン(使用端末)本体が古い

パソコンなどの端末が古いと、いくら高速な光回線でも速度が低下することがあります。

その場合は、使用していないタブを消したり、パソコンの空き容量を軽減することで回線速度が向上する可能性があります。

それでも回線速度が改善しない場合や、スマホでも回線速度が遅い場合は、接続の不具合など別の原因が考えられます。

2:Wi-Fiルーターなどの周辺機器が古い

Wi-FiルーターやLANケーブルなどの周辺機器も、光回線の速度に影響を与えることがあります。

Wi-Fiルーターはプロバイダーから指定のものをレンタルすることが多いため、ルーターが原因であればプロバイダーを乗り換えるのも選択肢の一つです。

LANケーブルを使用している方は、規格を確認してください。

「CAT6」や「CAT7」と記載されたLANケーブルなら問題ありませんが、CAT5だと回線速度が低下する可能性が高いといえます。

3:接続方法に問題がある

端末や周辺機器をチェックしても回線速度が遅い場合は、接続方法に問題があると考えられます。

例えば有線接続は無線接続より回線速度が速く安定しやすいと言われているため、Wi-Fiで光回線を利用している場合はLANケーブルなどで光回線に接続するのも良いでしょう。

また、同じWi-Fiルーターでも、周波数によって接続先が2種類に分けられていることがあります。

それぞれの特徴を比較すると、下記のような違いがあります。

周波数帯 Wi-Fiコードの末尾 障害物への対応力 接続の安定性 電波の届く距離
2.4GHz g 長い
5.0GHz a 短い

Wi-Fiの末尾が「◯◯◯◯◯-a」、「◯◯◯◯◯-g」のように分かれている場合は、接続先を切り替えることで回線速度を改善できる可能性もあります。

4:マンションの配線がLAN方式・VDSL方式

マンションなどの集合住宅に住んでいる方は、建物の配線方式にも注意が必要です。

現在光ファイバーケーブルを接続しているコンセントによって、以下の3タイプのどれに該当するかをチェックできます。

コンセントの種類 配線方式 通信速度
光コンセント 光回線方式 最大1Gbps
LANコンセント LAN方式 最大100~800Mbps
モジュラージャック VDSL方式 最大100Mbps
(約10分の1)

コンセントの変更には工事が必要で、事前に大家さんや管理人の許可をとらなければなりません。

マンションなどの集合住宅で光回線を利用している方は以下の記事も併せてチェックしてください。

5:マンションの回線が混雑している

集合住宅にお住まいの場合は、時間帯によって回線が混雑することで、回線速度が低下している可能性があります。

これは、マンションでは共用部まで導入した光回線を各部屋で分配して利用しているためです。

特に夜の8~10時にかけては利用者が多く、なかなか回線の混雑を避けることはできません。

オンラインゲームなど大量のデータ数を必要とするものは、できるだけ避けたほうが無難でしょう。

光回線の速度が遅いと感じた時の5つの対処法

上記で述べた原因を踏まえると、光回線の速度を改善するための対処法は下記の5つが考えられます。

  1. パソコン本体の性能を上げる
  2. 周辺機器の性能を上げる
  3. 接続している端末数を減らす
  4. 接続方法を変更する
  5. 他社プロバイダーサービスに乗り換える

それぞれ該当する可能性が高い項目から、順番に試してみてください。

1:パソコン本体の性能を上げる

パソコン本体の性能を上げる

光回線の速度低下の原因がパソコン本体だった場合は、パソコンの性能を上げるのが大前提となります。

周辺パーツを揃えてカスタマイズをするか、新しいパソコンに買い替えるかなどの対処が必要です。

2:周辺機器の性能を上げる

周辺機器の性能を上げる

周辺機器が原因で速度が遅くなっていた場合、基本的には従来使用している機器の見直しが必要となります。

規格が高速通信に対応していないWi-FiルーターやLANケーブルがある場合は対応済のものに交換をしましょう。

Wi-Fiルーターは規格がWi-Fi5以上のもの、接続方式がIPv6方式のものなどを選ぶと、回線速度が向上する可能性が高くなります。

LANケーブルはCAT5、CAT6、CAT7といった規格がありますが、光回線の性能を活かすためには「CAT6以上」の規格のケーブルに変えることをおすすめします。

3:接続している端末数を減らす

パソコンやスマホなど複数の端末を同時に接続すると、光回線の速度は低下する可能性があります。

回線混雑を防ぐためにも、使用していない端末は接続をOFFにしておきましょう。

4:接続方法を変更する

原因がよくわからないときには、試しに接続方法を変更してみるのもおすすめです。

無線で接続している場合は有線で接続する、または接続先が「a」と「g」の2種類に分けられている場合は接続先を切り替えることで、回線速度を改善できる可能性があります。

5:他社プロバイダーサービスに乗り換える

光回線の速度が遅い原因がプロバイダーにある時は他社のプロバイダーサービスに乗り換えるのも1つの方法です。

頻繁にトラブルが発生したり、復旧が遅かったりなどのプロバイダーに起因する問題がある場合は、利用者の方で対処のしようがありません。

乗り換える際は違約金などの解約時に発生する手続きも考慮したうえで判断するようにしましょう。

光回線の速度を重視するなら@nifty光がおすすめ

光回線の速度に不満がある方には@nifty光がおすすめです。

@nifty光はIPv6に対応しているため、従来の通信環境よりも快適なインターネット環境を手に入れることができます。

記事の監修:

光回線ガイド編集部(ニフティ株式会社)

ニフティ株式会社は30年以上にわたり、ネットワークサービスを提供しています。光回線にまつわる情報をお届けしていきます。
最終更新日:2024年11月15日

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