光回線10ギガ(Gbps)に対応するWi-Fiルーターの選び方

10ギガ対応の光回線のサービスが増え、利用を検討する人も増えてきたかと思います。

光回線10ギガは名前の通り従来よりも高速通信が可能ですが、Wi-Fiルーターをはじめとした機器が相応のスペックでなければ10ギガの速度性能を引き出せません。

特にWi-Fiルーターのスペックは見落としやすいポイントなので、注意が必要です。

本記事では、光回線10ギガに対応するためのWi-Fiルーターの選び方を解説していきます。

光回線10ギガには周辺環境の対応も必須

光回線10ギガを契約するのであれば、スペックを引き出すために周辺環境のチェックや整備をする必要があります。周辺環境を具体的に挙げると、以下の3つです。

  • スマホやタブレット、PC
  • Wi-Fiルーター
  • LANケーブル

上記のアイテムも製品によって最大通信速度が異なり、光回線10ギガの速度を引き出すためには、利用するデバイスや周辺機器の最大通信速度も10ギガに近いものである必要があります。

手持ちのデバイスや周辺機器の最大通信速度は、説明書やメーカーの公式サイトで確認することができます。

ここから、Wi-Fiルーターに焦点を当てて解説していきます。

光回線10ギガ周辺環境の対応

Wi-Fiルーターの規格一覧

Wi-Fiルーターの性能は、どの無線LAN規格に対応しているかで決まります。無線LAN規格は、Wi-Fiルーターの最大通信速度や対応周波数帯といった性能がわかる指標となります。

2024年4月の時点では、無線LANの規格は以下の7種類あります。

無線LAN規格 最大通信速度度
IEEE802.11ax(Wi-Fi6) 9.6Gbps
IEEE802.11ac(Wi-Fi5) 6.9Gbps
IEEE802.11n(Wi-Fi4) 300Mbps
IEEE802.11a 54Mbps
IEEE802.11g 54Mbps
IEEE802.11b 11Mbps

Wi-Fiルーターがどの無線LAN規格に対応しているかで、光回線10ギガの力を引き出せるかが決まってきます。

上記の表は、光回線10ギガの利用に適したWi-Fiルーターの規格が確認できますが、あくまで理論値である点には注意が必要です。

光回線10ギガに適したWi-Fiルーター

規格の表を踏まえると、光回線10ギガに適したWi-Fiルーターは以下のどちらかに対応した機種になります。

  • IEEE802.11ax(Wi-Fi6)
  • IEEE802.11ac(Wi-Fi5)

Wi-Fi6がベストに思えますが、それぞれにメリットとデメリットがあるため、特徴を確認して自分に適したWi-Fiルーターを選ぶ必要があります。

Wi-Fi6のメリット・デメリット

Wi-Fi6のメリットは最大転送速度で、上位機種だと最大4803Mpbsのスピードに対応しています。現状のWi-Fiルーターのなかでは、もっとも光回線10ギガに適しているといえるでしょう。

しかし、最大転送速度が優れている代わりに、値段が高いというデメリットがあります。

最大転送速度が4803Mpbsの機種は2万円から3万円台の製品が多く、導入コストは安くありませんが、最大転送速度が2000Mbps台の製品であれば、1万円台で購入できる可能性があります。

以上を踏まえると、通信速度にどれだけの費用をかけられるかがWi-Fiルーター選びのポイントになってきますが、事業者によってはWi-Fi6対応ルーターをレンタルできるケースがあります。

通信速度の速さにこだわりたいのであれば、Wi-Fi6対応ルーターがレンタルできる光回線を選ぶのも1つの方法です。

Wi-Fi5のメリット・デメリット

Wi-Fi5対応製品は、上位機種でも最大転送速度が1733Mbpsですが、1万円台で販売されている製品が多く、導入費用を抑えたい人にはおすすめです。

スペック表は必ずチェック

Wi-Fiルーターを購入する際は、必ず規格だけでなくスペック表に記載の最大通信速度を確認しましょう。

規格別の最大通信速度は、あくまで「この規格で対応できる最大通信速度」です。Wi-Fiルーターの最大通信速度は最大値通りではない場合が多く、注意が必要です。

例えば、Wi-Fi6対応のルーターを選ぶ場合、最大転送速度が1000Mbps台のモデルから最大転送速度が4000Mbps台の機種まであります。

Wi-Fi5対応モデルを購入する場合も同様で、最大転送速度が1000Mbps前後の製品が多いので、スペック表はチェックしておきましょう。

Wi-Fiルーターと回線終端装置を繋ぐケーブルにも注意

光回線10ギガの性能を引き出すために周辺環境を見直す際は、LANケーブルの品質にも注目する必要があります。

Wi-Fiをメインで利用する場合、LANケーブルの品質は軽視されがちです。

有線でインターネット利用をしないので、意識しないのは当然かと思いますが、Wi-Fiをメインで利用するとしても、回線終端装置とWi-FiルーターはLANケーブルで接続する点を見落としてはいけません。

回線終端装置とWi-FiルーターをつなぐLANケーブルの性能でも、光回線10ギガの性能を引き出せるかが左右されます。

光回線10ギガが必要なら@nifty光10ギガがおすすめ

@nifty光 10ギガでは、10ギガ対応高性能Wi-Fiルーターをご用意しております。
お客様のご希望に合わせて2種類あり、@nifty光 10ギガお申込みと同時に購入いただけます。
10ギガの速度を最大限活かしたい方におすすめです。

@nifty光 10ギガでは、10ギガ対応 高性能Wi-Fiルーターをご用意しております。お客様のご希望に合わせて2機種あり、@nifty光 10ギガお申し込みと同時に購入いただけます。10ギガの速度を最大限活かしたい方におすすめです。

BUFFALO/WXR-5700AX7P・WXR-11000XE12の機能詳細

メーカー/機種名 BUFFALO/WXR-5700AX7P
メーカー製品ページ
BUFFALO/WXR-11000XE12
メーカー製品ページ
対応無線LAN規格 Wi-Fi 6(IEEE802.11b/g/n/a/ac/ax)※1 Wi-Fi 6E(IEEE802.11b/g/n/a/ac/ax)※1
無線LAN速度 最大4,803Mbps(5GHz)※2 最大4,803Mbps(5GHz 及び 6GHz)※2
メッシュ機能 ※3 ※3
v4 over v6機能 ・v6プラス※4
・OCNバーチャルコネクト※4
・v6プラス※4
・OCNバーチャルコネクト※4
Internet(WAN)ポート 最大10Gbps×1※1※2 最大10Gbps×1※1※2
LANポート 最大1Gbps×4※2※5 最大10Gbps×1、最大1Gbps×3※2
サイズ 幅230mm×高さ163mm×奥行60mm※6 幅300mm×高さ195mm×奥行74mm※6
主な機能 IPv6(IPoE)方式/ビームフォーミング/バンドステアリング/ゲストポート機能/セキュリティ機能(ネットワーク脅威ブロッカー2)
  • ※1接続する端末側も対応している必要があります。
  • ※2表示の数値は理論上の最大値であり、実際の転送速度を示すものではありません。接続する機器の仕様やネットワークの混雑状況、電波の状態などにより速度は低下します。
  • ※3メッシュ機能のご利用にはメッシュ子機が必要です。
  • ※4「v6プラス」は株式会社JPIXの、「OCNバーチャルコネクト」はNTTコミュニケーションズ株式会社の登録商標です。
  • ※5有線LANで接続する場合、最大1Gbpsとなります。
  • ※6付属品および突起物等を除く。
記事の監修:

光回線ガイド編集部(ニフティ株式会社)

ニフティ株式会社は30年以上にわたり、ネットワークサービスを提供しています。光回線にまつわる情報をお届けしていきます。
最終更新日:2024年11月21日

新規お申し込み

お申し込み前に、
重要事項説明(「電気通信事業法第26条に基づくサービス説明 」「ご注意事項」)をご確認ください。

WEB でのお申し込み

お電話でのお申し込み・ご相談

お電話でのお申し込み時は、上記「重要事項説明」ページを見ながら説明いたしますので、ご了承の上お電話ください。

@nifty お申し込み受付デスク

0120-50-2210

【受付時間】毎日9:00 ~ 21:00、携帯電話 着信可

料金表示について

  • 上記はすべて税抜表示料金です。別途消費税がかかります(非課税、不課税を除く)。 また、ご請求額に1円未満の端数が生じた場合、その端数を切り捨ててご請求させていただきます。 詳しくは弊社商品の価格表示についてをご覧ください。

回線速度について

  • @niftyの接続サービスは「ベストエフォート型」のサービスです。ベストエフォート型とは、最大速度および接続性について保証せず、可能な場合にのみ最大限の速度・品質で提供することを前提に、安価に高速なサービスを提供する方法です。