5. ルーター機能の重複(二重ルーター)による影響
ネットワーク環境で、複数のルーター機能が重複して動作していることが原因で、インターネット速度が低下している可能性があります。以下をお試しください。
なぜ、ルーター機能が重複するとインターネット速度が低下するの?
データ通信が2つのルーターを通過するため以下のような状況が発生します。
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1. データの処理が二度行われる
ホームゲートウェイやWi-FiルーターなどはIPアドレスを変換したり、データの行き先を判断する役割を持っています。
ルーター機能を持っているそれぞれの機器が同じ処理を行うため、その分時間が発生してしまいます。 -
2. IPアドレスの競合や重複
それぞれのルーターが独立してIPアドレスを割り当てようとするため、ネットワーク内でIPアドレスが重複したり、競合が発生したりすることがあります。
これにより、通信が不安定になったり、接続が途切れたりする原因となります。 -
3. パケットロス(データの損失)の発生
処理の遅延やIPアドレスの問題により、通信中にデータの一部が失われてしまう「パケットロス」が発生しやすくなります。
これにより、Webページの表示が遅くなったり、動画が途中で止まったりすることがあります。 -
4. セキュリティ機能の競合
両方のルーターにファイアウォールなどのセキュリティ機能が備わっている場合、これらの機能が競合し、通信を阻害する可能性があります。
(注意)
本事象は、以下に該当するお客様のみが対象です。
・ホームゲートウェイとWi-Fiルーターをご利用中のお客様

Wi-Fiルーターの動作モードを確認する
Wi-FiルーターがAP/BR(BRIDGE)モードになっていることを確認ください。
※AP/BR(BRIDGE)モードの場合は正常のため、その他の改善事例をご確認ください。

AP/BR(BRIDGE)モードで無い場合は、モードを切り替えていただくことで改善する可能性があります。
以下の手順でお試しください。
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1. NTT機器/Wi-Fiルーターの電源を落としてください。
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2. Wi-Fiルーター背面のスイッチを AP または BR(BRIDGE)、または OFF に切り替える
※Wi-Fiルーター背面にAUTO/MANUALスイッチがある場合には、MANUALに切り替えてから、モードスイッチをAPに切り替える -
3. NTT機器/Wi-Fiルーターの電源を入れ直してください。
お客様のご自宅環境を改善する参考にしてください。
お客様環境の改善事例
有線・無線どちらでも速度が出ず、Wi-Fiルーターのモード変更で速度改善
- お客様のお困りごと:
有線でも無線でも速度が出ない配線:
ホームゲートウェイ(PR-S300SE)、Wi-Fiルーター(ELECOM)を利用 -
無線/有線どちらでも回線速度が出ないと、@niftyカスタマーサービスデスクへご相談いただきました。
配線状況・ ルーターの動作モードを確認したところ、ホームゲートウェイと2重ルーターになっていることが判明。
Wi-FiルーターをAPモードへ設定を変更いただいたところ、速度が改善されました。無線/有線どちらでも回線速度が出ないと、@niftyカスタマーサービスデスクへご相談いただきました。
配線状況・ ルーターの動作モードを確認したところ、ホームゲートウェイと2重ルーターになっていることが判明。
Wi-FiルーターをAPモードへ設定を変更いただいたところ、速度が改善されました。
ご自身での設定が苦手な方はお気軽にご相談ください。

お客様の状況をしっかりお聞きして、ネット環境を改善するご提案をいたします。
メール、お電話でお問い合わせいただけます。
お客様のご希望によって、ご自宅への出張サポート(有料)もご利用可能です。
- ※@nifty ID/パスワードが必要です。
料金表示について
- ※上記はすべて税抜表示料金です。別途消費税がかかります(非課税、不課税を除く)。 また、ご請求額に1円未満の端数が生じた場合、その端数を切り捨ててご請求させていただきます。 詳しくは弊社商品の価格表示についてをご覧ください。
回線速度について
- ※@niftyの接続サービスは「ベストエフォート型」のサービスです。ベストエフォート型とは、最大速度および接続性について保証せず、可能な場合にのみ最大限の速度・品質で提供することを前提に、安価に高速なサービスを提供する方法です。