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Wi-Fiの速度が遅い原因は?対処法や速度の目安をご紹介

Wi-Fi(ワイファイ)とは?

Wi-Fiと無線LAMの違いはご存じでしょうか。無線でインターネット接続するという意味では、利用する私たちから見れば同じではありますが、実際にはWi-Fiは無線LANの規格のひとつなのです。

Wi-Fiでは目に見えない電波を使ってインターネット接続をしていますが、電波同士の干渉や物理的な遮蔽物による影響を受けやすいため、速度が遅いと感じられる人も多いのではないでしょうか。

ではWi-Fiを利用したときに速いと言える速度がどれほどのものなのか確認していきましょう。

通信速度はどれぐらいだと速いことになる?

快適に利用できる一般的な通信速度は10Mbps~30Mbpsとされています。特に様々なサービスを利用するうえで重要なのは「下り」と言われる受信やダウンロードをするための通信速度です。インターネットを利用していて速いと感じるのは、この「下り」の通信速度の数値が高いほど速く感じるようになります。

多くの光回線は最大1Gbpsの通信速度を提供しています。快適に利用できる通信速度の100倍の速度で提供していることになります。が、これはベストエフォート方式といって、あくまで理論上では最高1Gbpsの速度が出るという意味であり、常にこの速度で通信されているというわけではありません。Wi-Fiでのインターネット通信の場合は、そこからさらに物理的な遮蔽物や他の電波などで通信速度に影響を受けるようになるため、速度が遅く感じやすくなります。

利用しているWi-Fi環境の速度は速度テストのサイト(https://speedtest.gate02.ne.jp/)を使えば確認ができますので、10Mbps以上が出ているか確認してみてください。

通信速度が遅い原因がWi-fiである可能性がある!

速度テストを行った結果、10Mbpsも速度が出ていないという場合にはWi-Fiに原因がある可能性もあります。Wi-Fiに問題があると言ってもその原因は多岐にわたります。ひとつずつチェックしていきましょう。

ルーターの位置が問題である場合

Wi-FiルーターからPCやスマホの間に距離があり、障害物が多いことからWi-Fi電波が影響を受けて通信が遅くなってしまっている可能性があります。PCやスマホをWi-Fiルーターに近づけてみて通信速度が改善されるか試してみてください。 もし前日までスムーズに利用できていてWi-Fiルーターに近づくことで通信速度が改善されるという場合には掃除や模様替えなどで、Wi-Fiルーターの位置や家具の配置を変えたことが原因で通信速度が遅くなった可能性があります。

Wi-Fiルーターへの接続台数が問題である場合

Wi-Fiルーターは複数の機器で同時にインターネット接続ができます。インターネット接続できる台数は端末によって違いがあるものの、一般的には据え置きタイプで10台以上、モバイルWi-FIで5台~10台となっています。複数の機器が同時接続できると言っても元の回線はひとつだけです。つまり提供できる最大速度は限られているので、5台~10台の機器が同時にインターネット接続をするとどうしても通信速度は遅くなってしまいます。昨今はPCやスマホだけでなく、ゲーム機やTVなど様々な端末がインターネット接続をするようになっていますので、使用していない端末はWi-FI接続を切っておくようにしましょう。

電波干渉が問題である場合

Wi-Fiの周波数には2.4GHzと5GHzの2種類があり、Wi-Fiルーターに接続する際に2.4GHzと5GHzのどちらかを選択します。2.4GHzは周波数を利用している機器が多く、電子レンジや無線電話などによる電波干渉によって通信速度が遅くなっている場合があります。 またマンションに住んでいる方の場合には、この電波干渉が自分のものだけでなく、他人の家電から発信される電波によって干渉されている可能性もあります。

Wi-Fiルーターの不具合が問題である場合

通信機器にはありがちですが、Wi-Fiルーターにも一時的な不具合というものがあります。これはWi-Fiルーター自体が熱を持ったことで不具合を起こす熱暴走や、ソフトウェアの不具合で通信が不安定になるというケースなど様々です。考えられる阻害要因がない場合には一時的な不具合を疑ってみてください。ソフトウェアのバージョンアップがあった場合にはアップデートを行いましょう。それでも解消されない場合にはルーターの寿命という可能性もあります。

ファイアウォールの設定が問題である場合

PCのセキュリティソフトのファイアウォールが通信を遮断していることで通信ができないという場合があります。ファイアウォールはネットワークの通信をチェックしていて、不明な通信を遮断することで外部からのウイルス侵入を防ぐ働きをしています。この機能が原因でインターネットに接続できない場合はファイアウォールの設定を解除する必要があります。スマホではインターネット接続できるのにPCはインターネット接続できない状態であればファイアウォールが疑われるので試してみてください。ただしファイアウォールを解除するとウイルス感染のリスクがあります。ファイアウォールを一時的な解除にする。もしくは別のウイルス対策ソフトの導入を検討してみてください。

Wi-Fiルーターへ負荷がかかりすぎている場合

インターネット自体には問題なく、端末に負荷がかかりすぎている場合があります。考えられるものは2つ。ひとつは端末の受信状況が悪い可能性。一時的に受信状況が悪くなっていることがあるので端末の再起動が有効です。もうひとつが端末のメモリの空き容量が少ない可能性。メモリ容量が少ないと処理に時間がかかって通信速度が遅くなってしまうことがあります。端末の使っていないアプリやツールをアンインストールしましょう。容量に余裕を持つことで通信速度の改善がみられる場合があります。

Wi-Fiが原因である場合の改善方法について紹介!

一概にWi-Fiが原因で通信速度が遅いと言っても、そこには様々な原因があります。この様々な原因に対処するための5つの方法をご紹介していきます。

Wi-Fiをリセットする

まずはWi-Fiの接続を解除して無線LANルーターと端末のWi-Fi機能をリセットしてみましょう。無線LANルーターと端末の双方に一時的な不具合が起きている可能性があります。また電波干渉を受けた状態で接続していたことが原因で速度が遅くなる場合もリセットして再接続すれば速度遅延が解消される可能性があります。通信速度が遅いと感じたら接続のリセットを最初に行いましょう。

Wi-Fiの設置位置を変更する

続いてWi-Fiの設置位置を家の中心に置いてみましょう。Wi-Fiルーターを設置場所は、接続したい端末になるべく近い方が電波干渉を受けないため最適です。配線などが気になり家の隅に置きがちですが、遮蔽物などによる電波干渉もあるため、遮蔽物のない環境にすることを心がけましょう。 またWi-Fiの電波は水を透過しにくい性質があります。キッチンや浴室、水槽が置いてある周辺などにWi-Fiルーターを設置することは避けましょう。ご家庭ごとにインターネットを利用したいスペースが異なります。いろいろな場所に置いてみて、いちばん通信速度が良い場所を探してみましょう。

Wi-Fiルーターのアンテナの向きを変更する

今度はWi-Fiルーターにアンテナがあれば、アンテナの向きを変えてみましょう。電波はアンテナの向きに対して垂直に飛びます。アンテナを立てれば電波は横(水平)に360度全方位へ伸びていきます。よく利用する場所に電波が伸びるようにアンテナの向きを変えてみてください。 またアンテナが無いルーターも内部にはアンテナがあります。向きを調節することで通信速度に改善がみられる可能性があります。またプラスチック程度であれば電波は透過するが、遮蔽物が何もない方が電波の通りは良いです。速度が気になる人は今後Wi-Fiルーターを購入する際はアンテナが露出しているWi-Fiルーターを選ぶようにしましょう。

Wi-Fi中継器を用いる

家の間取りや距離の問題などでWi-Fiルーターを最適な場所に設置できない場合があります。その際はWi-Fi中継器を利用してみてください。Wi-Fi中継器はWi-Fiからの電波を中継してさらに遠くへ飛ばせる機器です。このWi-Fi中継器を設置すればWi-Fiルーターから離れた場所や、違うフロアでもWi-Fiが届くようになります。このWi-Fi中継器を使えばルーターの位置やアンテナの向きを変えられなくても電波を届きやすくできます。さらに今まで電波が届いていた場所はさらに電波が安定するようになります。

5GHz帯対応のルーターへ変更する

多くのWi-Fiルーターでは2.4GHzで電波を飛ばしていますが、5GHzの電波を飛ばすWi-Fiルーターがあります。5GHzの帯域は気象レーダーなどに使用されている周波数帯域です。屋外での利用は法律上認められておらず、屋内利用をすると壁や床などの遮蔽物の影響を受けやすい帯域になります。そのため、フロアをまたいだ利用には向きません。ですが、2.4GHzの帯域を利用している多くの家電製品の干渉がなくなるため、端末との間に遮蔽物が無ければ2.4GHzよりも通信速度が速くなり安定します。近年のWi-Fiルーターは、2.4GHzと5GHzの両方の帯域を扱える機器がほとんどです。もし5GHz帯に対応していないWi-Fiルーターを利用している場合は5GHz帯対応のWi-Fiルーターへ変更してみてはいかがでしょうか。

DNS設定で、回線速度を向上する方法もある

Wi-Fiの速度改善にDNSの変更が有効な場合があります。DNSの説明は参考程度なので、回線速度を向上させる方法を知りたい人は「DNSサーバーの設定をする際の注意点まで読み飛ばしてください。DNSとは「Domain Name System」の略です。インターネットを利用するために裏では「ドメイン名」と「IPアドレス」を使っています。「IPアドレス」が様々なサイトの住所のようなもので複数の数字が羅列されてできています。「ドメイン名」は複数の数字でわかりにくい「IPアドレス」を簡略化してURLにしたものと認識してください。インターネットを利用する際に「ドメイン名」で検索したものを「IPアドレス」に変換してサイトを表示させています。この「ドメイン名」を「IPアドレス」へ自動的に変換させるのがDNSの機能です。このDNSの設定を変更することで通信速度を改善できる場合があります。

DNSサーバーの設定をする際の注意点

DNSプロバイダがDNSを提供することで、知らないうちにDNSサーバーを利用しています。このDNSを変更することはリスクが伴います。以下の点に注意してDNS設定を行うようにしてください。

・DNSサーバーにサイトアクセスが記録される
DNSサーバーを変更したことでどのサイトにアクセスしているかをすべて記録される可能性があります。

・通信内容を改変される
悪用目的やセキュリティが不十分なDNSサーバーだと、通信先を改変してパスワードやカード情報などが筒抜けになる可能性があります。

・インターネット接続できなくなる
DNSサーバーが停止することがあり、インターネットが利用できなくなる可能性があります。

iPhoneでの設定方法

iPhoneでDNSサーバーの設定変更する方法を紹介します。

【ネットワークのリセット方法】
1. 設定アプリ→一般→リセット→ネットワーク設定のリセット 2. ネットワーク設定のリセットをタップ

【DNSサーバーの変更方法】
1. 設定アプリ→Wi-FI→変更したいネットワークの「i」をタップ
2. DNSを構成→手動→変更したいDNSサーバーの数字を入力
3. DHCPリースを更新をタップ
これでDNSサーバーの変更は完了です。

DNSサーバーの数字については参考となるDNSプロバイダの情報を紹介します。

【Cloidflare】
圧倒的な通信速度を誇るプロバイダ。プライバシーの保護を重視し、安心して利用することが可能。
・「1.1.1.1」:優先DNSサーバーのアドレス
・「1.0.0.1」:代替DNSサーバー

【GoogleのパブリックDNS】
独自のキャッシュシステムを使用し、高速変換が特徴のDNS。
・「8.8.8.8」:優先DNSサーバーのアドレス
・「8.8.4.4」:代替DNSサーバー

【OpenDNS】
世界最大ネットワーク機器メーカーの「Cisco」が運営。危険サイトへの閲覧ブロック機能が備わるDNS。
・「208.67.222.123」:優先DNSサーバー
・「208.67.220.123」:代替DNSサーバー

【NTTサーバー】
NTT利用者向けのサーバー。
・「129.250.35.250」:プライマリDNS
・「129.250.35.251」:セカンダリDNS

まとめ

おさらいです。快適に利用できる一般的な通信速度は10Mbps~30Mbpsとされています。速度テストのサイト(https://speedtest.gate02.ne.jp/)を使ってみて10Mbpsに満たない。もしくは10Mbps前後という計測結果が出た場合には通信に問題がある可能性があります。そして通信の問題の原因がWi-Fiである可能性もあるので、改善を試みてください。Wi-Fiの原因と言っても原因は多岐にわたるため、まずは以下の5つの対策をとってみてください。

・Wi-Fiをリセットする
・Wi-Fiの設置位置を変更する
・Wi-Fiルーターのアンテナの向きを変更する
・Wi-Fi中継器を用いる
・5GHz帯対応のルーターへ変更する

原因はひとつではなく複数である可能性もあります。ひとつずつ試してみることで速度改善ができるかもしれません。さらに速度改善をしたい人はDNS設定を変更するという方法もあります。これらの対策でも改善が見られなかった場合には利用しているWi-Fiルーターのメーカーへ問い合わせすることもひとつです。通信速度が気になるという人は今回ご紹介した方法を試してみてWi-Fiの通信速度を速めてみてください。