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ビジネス・経済
エリア拡大!ポイントも貯まる!関西の交通系ICカード「ICOCA」が“最強”とまで言われる理由
西日本エリアの交通系ICカード「ICOCA」が、2018年から大きく変わろうとしています。エリア拡大、ポイント制の導入、大手私鉄各社も販売など、他の地域より一歩も二歩も先を行く展開に。そんなICOCAの最新事情を整理してみましょう。

◆ICOCAエリアの広大さは日本一!

以前から「最強!」「お得度ナンバー1!」と言われていた関西地区の交通系ICカード「ICOCA」が、さらにパワーアップしていることはご存知ですか? SuicaやPASMOなどが主体の首都圏や他エリアの方からすれば、まさに羨ましすぎる交通系ICカードなのです。

では、何がそれほど“最強”なのかを見てみましょう。

まずは、利用エリア。2018年9月のエリア拡大で、以下の路線が利用可能になりました。

・山陽本線:相生-和気
・赤穂線:播州赤穂-長船
・北陸本線:近江塩津-大聖寺

これだけを見ても、鉄道に詳しくない方はピンとこないでしょう。が、このエリア拡大には重要な意味があるのです。

従来のICOCAは、利用エリアが近畿、石川・富山、岡山・広島・山陰・香川の3つに分かれ、上記3区間がそれぞれ境界になっていました。上記3区間が利用可能になれば、各エリアがつながります。つまり、広島から富山まで、広大なエリアで利用可能になったわけです。

この広さはもちろん日本一。SuicaやPASMOなど全国相互利用対象の交通系ICカードでも乗車できるので、利便性が飛躍的にアップしたと言えそうです。

東日本で例えるなら、首都圏、宮城、新潟に分散している利用エリアが、ひとつにつながったようなもの。首都圏などにお住まいの方にも、エリアの広大さを実感できるのではないでしょうか。

◆ICOCAが初導入したポイント制は太っ腹!

さらに2018年10月からは、JR系の交通系ICカードで初めてポイント制を導入。JR西日本の列車を利用したり、加盟店で電子マネーを利用したりすると、1か月間の利用実績に応じて「ICOCAポイント」が貯まることに。

また、エリア内の同一運賃区間を11回以上利用すると、利用1回ごとに運賃の10%相当の「利用回数ポイント」が付与されます。

さらにJR京都線、JR神戸線、JR宝塚線の一部指定区間では、利用状況に応じて運賃の30%か50%相当の「時間帯指定ポイント」も付与。京都線の京都-高槻間、京都-摂津富田間を例に取ると、4回目の利用から運賃390円の50%=195ポイントがもらえます。

貯まったポイントは“1ポイント=1円”換算で利用(チャージ)できるので、上記の区間では事実上、運賃が半額に。これが相当に太っ腹なことは、誰もがおわかりでしょう。

たとえば首都圏にお住まいで、ビジネスや所要で関西・中国・北陸へ行かれる機会が多い方は、SuicaやPASMOよりICOCAを利用したほうがお得に。券売機でチャージするなら利便性も変わらないので、ポイントが貯まるカードを使いたいですよね。

また、阪急電鉄、阪神電鉄、能勢電鉄、北大阪急行の私鉄4社も、2019年春からICOCAの発売を開始します。もはや“JR西日本のICOCA”ではなく、“関西のICOCA”になるわけです。

「ICカード乗車券を活用した連携サービス」に基づく、利便性向上とICカードの利用促進を図る観点から…とのことですが、SuicaとPASMOの争いが続く首都圏からすると、羨ましい限り。「少しは関西圏を見習ってよ」などという声が聞こえてきそうです。

※記事内容は2018年10月現在の情報を基に作成。

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