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ITに先進的な京都「大徳寺」で一休さんに縁深い襖絵と豪華すぎる現代絵師がコラボ!
あの一休さんを開祖とする京都・大徳寺の塔頭寺院「真珠庵」で、現代アートの絵師たちによる、新たな襖絵が400年ぶりに製作されました。一休さんらしい「なんでもあり」な新発想&クリエイティブ作品とは?

◆“一休さんのお寺”で現代絵師が400年ぶりの襖絵を製作

一休さんといえば、皆さんもアニメや童話などで子供の頃から慣れ親しんだお坊さんのイメージをお持ちではないでしょうか。

小坊主の頃から“とんち”の天才だった一休さん、正式には室町時代に生きたとされる、臨済宗大徳寺派の高僧・一休宗純を指します。

臨済宗大徳寺派の大本山は、京都市北区にある大徳寺。開基は正中2年(1325年)まで遡る古寺ですが、京都観光ガイド的には“一休さんのお寺”として知られ、境内には一休さんを開祖とする塔頭寺院「真珠庵」も建立されています。

この真珠庵で、約400年ぶりに襖絵の修復・新調作業が進んでいることはご存じでしょうか。

修復されているのは、真珠庵の本堂にある襖絵。一休さんに禅の教えを受けたとされる曽我蛇足や、桃山時代を代表する絵師・長谷川等伯による襖絵で、400~500年の時を経た現代まで遺る、貴重な歴史文化遺産です。

襖絵の修復期間は、2015年から約8年間。その間は、長期に渡って本堂から襖がなくなってしまいます。そこで、本堂に新たな襖絵を製作することになったわけです。

◆型破りな寺院が修復費をクラウドファンディングで!?

この新・襖絵のコンセプトは、一休さんに縁が深い寺院らしく「なんでもあり」「エブリシングOK」。格式や慣習にとらわれず、現代アーティストたちの共演で製作されることになりました。

その顔ぶれがまた豪華で、
・「釣りバカ日誌」で知られる漫画家・北見けんいち氏
・アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」を制作したガイナックス代表で、映画「王立宇宙軍オネアミスの翼」監督でもある山賀博之氏
・アニメ「オトナの一休さん」で作画を担ったアートディレクター:伊野孝行氏

など、アートやIT事業の第一線で活躍する“現代絵師”ばかり。わかる人にはわかる、まさに夢の共演でしょう。

2018年9月1日~12月16日まで、この現代絵師たちが描いた襖絵を「真珠庵 特別公開」として鑑賞することができます。真珠庵・各間にそれぞれの絵師による襖絵が展示されているので、京都に行かれる機会があれば、ぜひ訪れたいところ。

この大徳寺はITに先進的な寺院としても知られ、今回の修復費用も一部をクラウドファンディングで負担。寺院によるクラウドファンディングとは、まさに一休さんらしい型破りさ!? 支援者へのリターン(お礼)も、絵師との食事会やオリジナル御朱印帳、特別拝観権など個性的です。

なお、特別公開では新襖絵のほか、通常は非公開の書院「通僊院」、茶室「庭玉軒」、村田珠光の作庭と伝わる「七五三の庭」も見学できます。次の公開はいつになるかわからない文化財ばかりですから、この機会に見ておきたいものです。

また、新たな襖絵は公開期間の後、何世紀にも渡り歴史文化遺産として遺されます。曽我蛇足や長谷川等伯の襖絵が桃山文化を伝えるように、21世紀の現代アートが未来へとつながるわけです。そう考えると、感慨深くありませんか?

※参考
大徳寺真珠庵 特別公開

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