本文へジャンプします。

通信
知っておけばきっと役に立つ! 災害時の無料Wi-Fi「00000JAPAN」使い方&注意点
2018年の大阪北部地震や平成30年7月豪雨でも提供された、公衆Wi-Fiの無料開放「00000JAPAN(ファイブゼロジャパン)」。知名度アップにつれて利用者も急増した「00000JAPAN」に関して、使い方や新たに問題化した利用上の注意点などをまとめます。

◆都道府県単位で無料開放される「00000JAPAN」

「00000JAPAN」は、ドコモ、au、ソフトバンクの携帯大手3キャリアが、大規模な災害時に無料開放する災害時統一SSIDを利用した公衆無線LANサービスです。

使い方は簡単。

・スマホやタブレットのWi-Fi機能をオンにし、Wi-Fiネットワークの選択画面から「00000JAPAN」を選択

これだけで利用可能で、面倒な設定やパスワードなどは不要です。災害時用なので期間限定ですが、大阪北部地震の際は、発生直後から約1週間ほど開放されました。

この「00000JAPAN」が制定されたのは、2014年5月のこと。本格運用は2016年4月の熊本地震からで、大都市部では大阪北部地震が初となります。人口が多い地域での災害だったこともあり、大阪北部地震ではかなりの利用があったといいます。

◆「00000JAPAN」はあくまで緊急利用に!

熊本地震当時に比べると知名度はアップしたようですが、一方で利用者の急増により、新たな問題も発生しています。

まずは、「どこで使えるのか」という告知の問題。大きな避難所に「00000JAPAN」アクセスポイントが臨時設置されたという情報だけが先行し、避難所でしか使えないと勘違いされた方も多かったとか。

実際には熊本地震での反省を踏まえ、大阪北部地震では「大阪府全域」、平成30年7月豪雨では「岡山県・広島県・愛媛県全域」という、わかりやすいエリアが設定されました。今後も、都道府県単位が基本になると推測されます。

ただ、このことが別の問題も生んでしまいました。被災していない地域もエリア内であれば利用可能なため、「無料なら使えば使うほどお得」と、長時間に渡って接続する人が少なくなかったのです。

被災地では、通信速度の低下やつながりにくさが死活問題にもなりかねません。緊急性がない利用は、絶対に避けましょう。

◆「00000JAPAN」利用時に注意したいことは?

また、内閣府からは、「緊急時のやむを得ない安否確認や情報収集のみに利用し、ID、パスワード、個人情報の入力、お金が関係するサービスの利用は極力避けて下さい」との注意喚起も発表されています。

誰でも使える「00000JAPAN」は、暗号化されていないWi-Fiです。つまり、「誰でも盗聴できる」「誰でも偽アクセスポイントを開設できる」ことと同じなのです。個人情報の漏洩や、乗っ取り被害にもつながりかねません。

「00000JAPAN」を利用する際は、ほかに携帯キャリア各社のWi-Fiが表示されるかどうかをチェックしましょう。同じアクセスポイントでも、「00000JAPAN」は通常のネットワークと別に表示されます。

つまり、両方あれば偽物の可能性は低いわけです。逆に、「00000JAPAN」はあるのに、ドコモやau、ソフトバンクのWi-Fiが見つからない場合は、偽物の可能性が高いといえます。もちろん災害のない時期や場所で表示されたら、間違いなく偽物です。

災害時はこうした点に注意したり、各キャリアの解説情報などを確認したりして、「00000JAPAN」を有効活用しましょう。

「00000JAPAN」は緊急用に開放される無料Wi-Fiです。世界でも初の試みだけに、日本人の利用モラルが問われているともいえます。ひとりひとりが正しく利用し、助け合いの気持ちを忘れないようにしたいですね。

※記事内容は2018年7月現在の情報を基に作成。

新着記事