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突然BSデジタル放送を視聴・録画できなくなった! その原因と対策方法は?
2018年春にBSデジタル放送の帯域再編が実施され、一部のテレビや録画機器、なかでもPCやタブレット・スマホで、特定のチャンネルを視聴・録画できない事態が発生しているようです。その原因と対処法をわかりやすく解説します。

◆BSデジタル放送帯域の再編で何が変わる?

「BSデジタル放送帯域の再編」などといわれても、多くの方は「どういうこと?」と首をかしげてしまうかもしれません。

しかしこちら、NHK-BSなどBS放送を普段からご覧になっている方なら、少しだけ覚えておいたほうがいい話なのです。

難しい技術解説は省きますが、テレビの放送はすべて“電波”で空中を飛び交っています。これが仮に「無秩序に飛ばしていいよ」となれば、空中で電波同士が交錯し、“大渋滞”や“交通事故”が多発するであろうことは、車に例えなくても想像がつくかと思います。

そのため、それぞれの電波には「この範囲なら飛ばしていいですよ」という範囲が決められています。これが“帯域”で、その一部が2018年春に変更されたのです。

ちなみに、帯域再編は、今後4K/8K放送をするための帯域を作り出すことが目的とされています。

◆NHK BSやBSジャパンが映らない?

今回の再編で変更されたのは、

・NHK BSプレミアム(103チャンネル)
・BSジャパン(BSデジタル171チャンネル/テレビ東京系)
・ディズニー・チャンネル(256チャンネル)
・BSアニマックス(236チャンネル)
・スターチャンネル(200チャンネル)

です。171チャンネルや200チャンネルなど、ピンとこない方もいるかもしれませんが、初期状態のテレビでは、BSに切り替えた場合、だいたいリモコンの「3」がNHK BSプレミアム、「7」がBSジャパンに設定されています。

ところが、今回の再編後、いつものようにリモコンの7を押してもBSジャパンが映らない、3を押してもNHK BSプレミアムが映らず画面は真っ黒のまま……という事態が起こりました。

事情を知らない方は対処法もわからず、電気屋さんやメーカーへ多くの問い合わせがあったといいます。

◆デジタル放送をリセットする「チャンネルスキャン」

とはいえ、「ウチではそんなことありませんでしたよ」というご家庭も多いはず。なぜ、問題が生じたり、しなかったりしたのでしょう。

今回のような場合、「チャンネルスキャン」という動作を行うことで、電波を正常に受信できるようになります。「チャンネルスキャン」には、各チャンネルの帯域をチェックし、リセット&再設定する機能があります。

市販されているテレビやレコーダーの多くは、この「チャンネルスキャン」を自動で行ってくれます。EPG(番組表)が毎日更新されるのと、同じ仕組みですね。今回の再編が大きな問題にならなかったのは、そのためです。

しかし、一部の海外製テレビや、PC用の録画機器、タブレットやスマホ用アプリの一部には、自動チャンネルスキャン機能がありません。そこで、「NHK BSプレミアムはどこ?」「BSジャパンが見つからない!」という事態に陥ったのです。

その場合は、手動でチャンネルスキャンを行えば解決します。取扱説明書やマニュアルには必ず方法が掲載されていますし、わからなければメーカーに問い合わせてみましょう。決して故障ではないので、誤解されませんように。

今回の帯域再編は2018年4月中旬~5月末にかけて実施されましたが、上記チャンネルの不具合に気づかれていないケースも多いでしょう。「大事な録画を失敗した!」ということにならないよう、念のため確認しておくことをオススメします。

このような帯域変更は、今後も不定期に実施される可能性があります。今回もテレビ放送を管轄する総務省から告知はされましたが、目にしなかった方もいると思います。

「チャンネルスキャン」は、普段は意識しなくてもいい機能です。ですが、「何か問題が起きたらチャンネルスキャンを試してみる」と覚えておくだけでも、いざというときにも慌てずに済むかもしれません。

※記事内容は2018年6月現在の情報を基に作成。

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