本文へジャンプします。

ガジェット
種類は? 長さは? 速度や利便性が大きく変わるLANケーブルの選び方
自宅やオフィスなどでインターネットに有線接続する際、LANケーブルの存在は欠かせません。ただ規格が多種多様なため、「何を買えばいいのか」と家電量販店の店頭などで途方に暮れた経験をお持ちの方も多いのでは。そこで、「種類は?」「長さは?」「速度差は?」など、知っておきたいLANケーブルの規格について整理し、失敗しない選び方を解説します。

◆現在の主流“ギガビット”に対応するLANケーブルは?

LANケーブルにはいくつかの種類・規格があり、それぞれ通信速度が違うことは皆さんもご存知でしょう。せっかく高価なルーターやHUB(ハブ)を利用しているのに、規格外のLANケーブルでは宝の持ち腐れになってしまいます。

LANケーブルの分類には、「CAT」「BASE-T」などさまざまあり、わかっている人でも時に混乱しがちなもの。「CAT」は「カテゴリ」の略称でLANケーブルの規格、「BASE-T(ベースティー)」はLANの通信速度規格を表します。

たとえば、商品パッケージに「CAT7」と表記されている製品は「カテゴリ7」を意味。カテゴリ後に表記された数字が大きいほど周波数「Hz(ヘルツ)」と通信速度「bps(ビット・パー・セカンド)」の性能が高い上位規格で、通信速度の速い機器に対応します。

・【CAT5】…通信速度:100Mbps。「100BASE-T」
数年前まで広く流通していた低速規格で、価格も安価。最近は目にする機会も減ったが、セール品など安価な無線LANルーターやハブには、100Mbpsしか対応していない製品も少なくない。

・【CAT5e】【CAT6】…通信速度:1Gbps。「1000BASE-T」
1Gbpsまで対応し、「ギガビット」とも呼ばれる現在の一般的な規格。CAT5eとCAT6の違いは、ケーブルの形状。理論上はCAT6の方が上位(高価)だが、何台ものサーバーを連ねる環境でない限り、明確な速度差は生じない。

・【CAT6A】【CAT6E】【CAT7】…通信速度:10Gbps。「10G-BASE-T」
「10ギガビット対応」などと記されている製品の適合規格。最速だが高価なので、企業のサーバー用途などに使われる。CAT7は二重シールドや接合部の金メッキ処理など、ノイズ対策を強化した上位規格。

・【CAT8】…通信速度:40Gbps。「40G-BASE-T」
40Gbpsという超高速、2000MHzという広帯域を実現。現在における最上位規格。ノイズ耐性も高く、高速で安定したネットワークの構築が可能で、主に業務用で活躍。

ルーターの性能を最大限に発揮するには、最大通信速度に対応したカテゴリのLANケーブルが必要です。そのため、どんなに上位規格のLANケーブルを選んだとしても、その通信速度に対応した機器でなければフルに性能を生かすことができないので注意しましょう。

◆LANケーブルを選ぶポイント

(1)カテゴリの数字(※速度)
LANケーブル選びに迷ったら、基本的にはカテゴリの数字が大きいものを選ぶのがベター。というのも、LANの通信速度は「もっとも遅い製品に足を引っ張られる」からです。

たとえば、ギガビット=1000BASE-Tのルーターやハブに1本でもCAT5のLANケーブルが混じっていると全体の通信速度が100Mbpsしか出ませんし、逆に最大10Gbpsでネットを使える環境であっても、CAT6などと使い続けていると、その速さを体感することは難しくなってしまいます。

注意すべきは、カテゴリの数字が大きくなるほど価格も上がっていくということ。自分の環境とニーズに合わせて選ぶのがベストです。

(2)素材
LANケーブルを使う環境やノイズが気になるという人は、ケーブルの素材や形状に注目してみてください。

・UTPケーブル…特にノイズ対策はされていませんが、一般家庭や小規模LANなら問題なし。CAT6までのケーブルは大半がUTP。

・STPケーブル…内部がアルミ箔でシールドされノイズに強い。高価なCAT7製品はSTPが原則。

・2重シールドケーブル…STPよりノイズに強く、一定以上の速度で通信を行う場合、ケーブル内部で発生可能性がある「エイリアンクロストークノイズ」にも対応。安定感と高速通信を実現しやすいです。

(3)長さ
意外に見落としがちですが、選択時の大切なポイントの一つがLANケーブルの長さ。短すぎれば機器同士で届きませんし、反対に長すぎるとノイズの影響で通信速度が落ちてしまう可能性もあります。

LANケーブルの長さを選ぶ際、注目したいのが使われている銅線の種類です。長さによって1本の銅線が入っている「単線」と、7本の細い銅線が入っている「より線」があり、単線はケーブルが固く曲げるのが難しい分安定した通信が見込め、より線はケーブルが柔らかく折り曲げて使えますが単線より安定感に欠ける傾向が見られます。

基本的には配線が長くなる場合は単線、短いケースではより線という選考ポイントを頭に入れておく程度で大丈夫でしょう。

その他のポイントとして、LANケーブルには「ストレートケーブル」と「クロスケーブル」の2種類があり、コネクタ部分の配線からどちらのタイプか判別できます。以前は接続する機器に応じて両者を使い分ける必要がありましたが、現在では「LANケーブル自動判別機能(AutoMDI/MDI-X)」により、厳密に使い分ける必要がなくなりました。

また、ケーブルの形状をチェックするのも使い勝手を向上させるポイントの一つ。たとえば、「フラットケーブル」なら薄くて踏み付けに強いため、隙間を通す際に有効です。

◆利用目的別おすすめタイプ(自宅、ゲーム利用、動画視聴、オフィスなど)

LANケーブルの基本がわかったところで、最後にシーン別のおすすめLANケーブルのカテゴリをまとめてみます。

【自宅での日常利用】CAT5e以上
最近では超高速な光回線サービスも増えてきましたが、基本的にはCAT5eでも十分な速度を得られ、なによりコストパフォーマンスに優れています。オフィスでの利用にも十分ですし、いまだ現役のADSLユーザーにもおすすめのカテゴリです。

【自宅でのネットを快適にしたい】CAT6以上
通信速度はCAT5eと同じではありますが、CAT6の周波数は2倍以上。周波数の上昇に合わせてより多くのデータ転送が可能になりますので、ネットを快適にと考えている人は、CAT6導入を検討するのもありです。

【動画視聴がメイン】CAT6A以上
液晶テレビやパソコンで動画コンテンツを楽しみたい人はCAT6A以上がおすすめ。速度を気にしない、購入費用は抑えたいという人はCAT6でも十分でしょう。より快適さを求めるならCAT7も。

【オンラインゲームをストレスフリーで】CAT7以上
CAT7は速度面もノイズ耐性も高く、ちょっとしたタイムラグが命取りになるようなオンラインゲームをプレイしている人は、CAT7のLANケーブルへの乗り換えが有効です。また、負荷が高い業務用サーバーとの接続にも最適です。

ここまで把握できていれば店頭で悩むこともないはず。単純に速度なのか安定性なのかというだけでなく、契約しているプロバイダの通信速度、利用している各種機器にも応じてLANケーブルを選んでみてください。

※記事内容は2019年9月現在の情報を基に作成。

@niftyのおすすめインターネット接続サービス

  • @nifty光
  • ドコモ光
  • auひかり
  • WiMAX2+

あなたにおすすめの「関連記事」

人気記事ランキング

本サイトに記載されているブランド名および製品名はすべて、各所有者の登録商標または商標です。

@niftyのおすすめ
インターネット接続サービス

  • @nifty光
  • ドコモ光
  • auひかり
  • WiMAX2+
人に教えたくなる! 家電小ネタ帳