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2015年2月05日
眠っているPS3やXboxを有効活用し、家庭内DLNA環境を構築してみよう。【応用編 Part2】
掛岡誕
たとえば、Windows7をお使いなら……。
1) ホームグループの設定。
これは、家庭内LANを組まれている方なら、すでに設定済みだろう。
2) 「ホームグループ設定の変更」
共有項目の[ピクチャ]、[ミュージック]、[ビデオ]にチェックを入れる。「ピクチャ、ミュージック、およびビデオを同じホームネットワーク上にあるすべてのデバイスにストリーム配信する」もチェック。
3) 「メディアストリーミング オプションの選択」
「次の場所にあるデバイスを表示」を「すべてのネットワーク」に。「不明なデバイス」としてPS3が見えるはずなので、「禁止」になっていた場合は「許可」に変更する。これで「ホームグループ」関連の設定は終了。
4) Windows Media Player の起動&設定。
[ストリーム]項目の[デバイスでのメディア再生を自動的に許可]をチェックし、[音楽]、[ビデオ]、[画像]といった、DLNA機能で再生させたい項目を右クリック。[ビデオライブラリの管理]の「ライブラリの場所」に、再生ファイルが保存されているフォルダを「追加」する。(Windows Media Player は終了してOK)
5) フォルダの共有設定。
上記フォルダは、[コンピューター]から[共有]設定しておくことをお忘れなく。「ホームグループ(読み取り)」か、「ホームグループ(読み取り/書き込み)」のどちらでも良い。
以上の5ステップで完了だ。文章にすると面倒そうだが、実際にやってみれば2~3分ほど。簡単すぎて拍子抜け? ここまで終わったなら、TVでPS3(Xbox)の起動画面を見てみよう。PS3なら「ビデオ」項目に自分のPCが表示されているので、そこから[ビデオ]→[フォルダ]と進めば、先ほどの5)で追加したフォルダが見える。その中のマルチメディアファイルをクリックすれば、めでたくTVで再生されるはずだ。
Windowsユーザーで眠っているゲーム機をお持ちなら、これほど便利な機能を使わない手はない。また、このDLNA機能を応用すれば、家庭内LANに接続されたAV機器の遠隔操作も可能となる。設定が面倒だという方には、手軽に導入できる「@niftyスマートサーブ」などのサービスもオススメめだろう。次回は、そうした応用サービスについても紹介していきたい。
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