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ビジネス・経済
急拡大するか?!スマホが鍵になるコインロッカー「SPACER」(スペースアール)
2018年3月からサービス開始となった、新時代のIoTロッカー「SPACER」が注目されています。スマホだけで施錠&解錠ができ、電子キーを共有できる新たなロッカーって? その利便性と可能性を探ってみます。

◆新時代のIoTロッカー「SPACER」とは?

スマホだけで何でもできる日々が、すぐ近くまで来ています。2018年春から、コインロッカーもスマホで利用できるようになりました。

といっても、駅のコインロッカーがスマホで開け閉めできるわけではありません。新たなIoTロッカー「SPACER」(スペースアール)のお話なのですが、皆さんはご存知ですか?

この「SPACER」を簡単に説明すると、スマホがキーになるロッカーのこと。お金を投入し、専用キーで施錠・解錠を行う従来のコインロッカーと違い、スマホだけでロッカーが使えるサービスです。

何となくスマホでタッチして開閉というイメージを抱かれるかもしれませんが、ちょっと違います。荷物を預ける利用者は、ロッカーの前で専用アプリを起動。アプリが自動的にロッカーを認識するので、荷物を入れたらアプリ上で該当ロッカーをスワイプすれば鍵が閉まる仕組み。

鍵を開ける際も同様で、ロッカーの近くからスワイプすると、不思議なことに鍵が開いてしまいます。Bluetooth通信を利用したシステムは先進的な雰囲気で、開閉するだけでも楽しそう!?

ロッカーの使用料金は、嬉しいことに2時間まで無料。以降は6時間毎に240円。この「6時間延長券」はアプリ上で購入でき、オンライン決済されます。現金を用意する必要がないので、とても便利です。

◆ロッカーの鍵はオンラインで共有可能

と、ここまでは「なるほど、便利で面白そう」というだけですが、「SPACER」の真髄は他にあります。鍵(=電子キー)が共有できるのです。

友人同士での、物の受け渡しをイメージしてみてください。受け渡しには日時や場所の指定、つまり待ち合わせが必要です。でも、予定が合わないことも多いですよね?

そうした際は、荷物をロッカーに入れ、開閉用の電子キーを友人にLINEなどで送ってあげてください。これで待ち合わせをしなくても都合のいいときに預け入れ&受け取りができます。待ち合わせをしなくても、荷物の受け渡しができるわけです。

まさにIoTロッカーの本領発揮ともいえそうな「電子キー共有機能」(2018年7月スタート予定)は、宅配便の配送利用も想定されています。現在は関係各方面と調整中とのことで、ネット通販に利用できる日も遠くはないかもしれません。

同様の宅配ロッカーサービスは、日本郵便の「はこぽす」、ヤマト運輸の「PUDOステーション」などが既に稼働しています。しかし、通販会社の対応が必要、配送業者が限定される、解錠用パスワードの管理が面倒など、使い勝手はもう一歩といったところ。

いっぽうSPACERは、スマホさえあればOK。利便性が高く、メルカリなどフリマアプリの取引でも重宝しそうです。

当面は実証実験期間なので、ロッカー設置場所は東京都内5カ所のTSUTAYA(渋谷・新宿・赤坂・新大久保・祖師ヶ谷大蔵)のみ。利用できる方も限られますが、設置コストが他サービスの十分の一で済むことから、本格稼働後はエリアが急速に拡大する可能性も?

単純に「2時間まで無料のコインロッカー」として考えても、利用シーンは広がるはずです。機会があれば、皆さんも一度試してみてはいかがでしょうか。

※記事内容は2018年4月現在の情報を基に作成。

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