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ビジネス・経済
NEXCO中日本の渋滞情報が正確な理由「Bluetooth所要時間提供システム」とは?
2018年春から、NEXCO中日本がBluetoothによる所要時間提供システムを運用開始しました。カーナビを使った同システムのおかげで、NEXCO中日本の渋滞情報が他の高速道路よりも正確だという噂は本当なのでしょうか。

◆車載カーナビが渋滞情報のポイントに?

ゴールデンウィークやお盆休み、さらにはシルバーウィーク、年末年始と、今や年中行事となった感もある高速道路の渋滞。皆さんも、「こればかりは仕方がない」と諦めていらっしゃるのではないでしょうか?

その大規模な渋滞が見込まれる際、重要になってくるのは渋滞情報です。

「渋滞情報? あまりアテにならないんだよね…」などと思われている方も多いかもしれません。とはいえ、正確な渋滞情報が利用者に提供されれば、渋滞する区間を避けたり、時間をずらして移動することも可能です。多くの人がそう動けば、渋滞自体も減っていくでしょう。

そうした“大きな目”で見た渋滞緩和策として、今注目されているのがNEXCO中日本の新システムです。

NEXCO中日本といえば、東は中央自動車道から、西は近畿自動車道(東名阪自動車道・伊勢自動車道・舞鶴若狭自動車道などの総称)まで、中部東海・北信越エリアの高速道路を管轄する組織です。関東~関西にお住まいの方なら、一度はお世話になったことがあるでしょう。

そのNEXCO中日本が、2018年3月から新たな「所要時間提供システム」を本格導入しました。このシステム、カーナビのBluetoothを利用している点が特徴です。

◆カーナビが発するビッグデータを有効活用

今やカーナビにBluetoothが搭載されているのは当たり前で、皆さんの車に搭載されているカーナビからも、絶えずBluetoothの電波が発せられています。

NEXCO中日本が導入したのは、この電波を高速道路脇に設置した複数の受信機で受信し、通過時刻を計測することで、正確な所要時間を算出するという仕組みです。いわゆる“ビッグデータ”の有効活用ですね。

移動する車のデータをリアルタイムで計測できる上、道路管理者側の設置コストも少なくて済む。まさに理にかなったシステムといえるかもしれません。

このシステム、実はこれまでも高速道路の集中工事や、リニューアル工事の際に試験導入されていました。

皆さんの中にも、東名高速や中央道、北陸道を走行する際、工事渋滞の予測が正確で驚かれた経験をお持ちの方がいらっしゃるでしょう。その精度は、他の会社が管轄する高速道路に比べ、かなり正確な体感のようです。

そしていよいよこのシステムの本格導入となりました。当面は大規模工事の際に使用されるとのことですが、ゆくゆくは平常時での汎用システム化も視野に入れていることでしょう。

高速道路の利用者にとっては、渋滞情報を正確に把握でき、少しでも渋滞が減るならうれしい限り。他の高速道路会社にも、早く導入されてほしいですね。

カーナビのBluetooth電波を利用した渋滞情報は、高速道路上の電光掲示板だけでなく、皆さんの車載カーナビでも共有されます。

カーナビからカーナビへ情報が戻ってくる。そう考えると、ちょっと面白いかもしれません。皆さんが何かを意識したり、特殊なカーナビを使う、新たな装置を付けるなどの手間が不要な点もありがたいですね。

NEXCO中日本の渋滞情報は、他の高速道路より正確で信頼できる。そう知っておくだけでも、東名高速や中央道を走行する際は気持ちが楽になるのでは?

※記事内容は2018年4月現在の情報を基に作成。

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