本文へジャンプします。

スマホ・携帯
次の帰省でやってあげたい! デジタル機器の親孝行
子どもからシニアまでスマホを手にする時代が到来したが、父母世代が50の手習い(あるいは60、70の手習い)で始めるには敷居が高い部分もある。できれば帰省のタイミングで親のスマホを確認し、使いやすく設定してあげたいものだ。

◆必ず確認しておきたい設定

本当は一緒に買いに行って初期設定から手伝いたいところだが、なかなかそうもいかない。ならば帰省した際、親が見よう見まねでこなした設定内容をチェックし、もっと快適に使えるよう手を加えたいところ。

・最優先すべきは文字サイズ!?
アラフィフ以上になると老眼が進み、小さな文字を読むことに苦痛を感じる人も少なくない。まずは一緒に、文字サイズを見つけるところからスタートしよう。これだけでもスマホを使うストレスが激減するはずだ。

ただし50前後では老眼の進行を認めたがらない人も多いので、上手に誘導してあげてほしい。

・Wi-Fiの設定
Wi-Fi対応のルータがあれば、その設定をチェックしておこう。実は無線ルータがあるのに、室内で電波が届いておらず、まったくデータ通信量の節約になっていなかったというケースもある。

筆者の母の話になるが、無線ルータ親機を置いたPCラックの設置場所が悪く、Wi-Fi子機にエラーが出続けていたようだ。その結果、YouTubeでネコの動画を見るのが好きな母は何カ月もの間、月初3日で2GBのデータ通信量を使い果たしていた。Wi-Fiに関しては、スマホやルータの設定だけでなく、部屋のどこでも問題なく使えることを確認しておきたいものだ。

Wi-Fi環境がない場合は、導入から手伝う覚悟で挑もう。

・アプリの自動更新の設定
アプリの自動更新(自動アップデート)機能はオンでOKだが、自動更新のタイミングは「Wi-Fi接続時のみ」に設定しておきたい。Androidでは「設定」→「全般」→「アプリの自動更新」から「Wi-Fi接続時のみ」を選ぶだけなので比較的わかりやすいが、iOS、iPhoneの場合は自動ダウンロードにモバイルデータ通信を使うかどうかの選択なので、うっかりオンにしてしまう人もいるようだ。

・指紋認証やパスコードの設定
万が一紛失した際、悪用されないよう、指紋認証やパスコードの設定はしておこう。

・災害時の緊急速報
マナーモードにしていても音が鳴ってしまうので、こちらは必要に応じて。

・提供元不明のアプリを入れない設定(※Android/らくらくスマートフォン対象)
AndroidではGoogle Play以外でもアプリをダウンロードできるが、セキュリティ面で心配がある場合はGoogle Play限定にしてしまおう。また、らくらくスマートフォンの場合は、dメニュー限定に。

いずれもセキュリティ(の設定)から提供元不明のアプリを入れるか否かの設定を行う。

・位置情報共有機能は必要に応じて設定
紛失したスマホを探す「Androidデバイスマネージャー」や「iPhoneを探す」を使うと、いざというときに親の居場所を調べることができる。設定するかしないかは、家族でよく話し合って決めよう。

・メディカルIDに連絡先を登録(※iPhoneのみ)
救急搬送されたときなど、緊急時連絡先や医療メモなどをロック画面から確認できるメディカルIDは、iPhoneのヘルスケアアプリで設定できる。万が一に備えて、緊急時連絡先だけでも入力しておきたい。

◆デジタル断捨離で会話も弾む!?

使っていないアプリや不要なデータの断捨離もしておきたい。そのためにはスマホの持ち主である親の意向を汲み取る必要がある。じっくり話し、吟味した上で、無駄を削ぎ落としていきたいものだ。

意外と盲点なのが、ブラウザのタブだ。「ホームページが見られなくなった」とSOSが入り実家にかけつけてみると、予想を上回る数のタブが開きっぱなしになっていた……というのはよく聞く話。これについては確認すると同時に、今後の注意点として教え込んでおこう。

◆ほかにもある! スマホでできる親孝行

メールやLINEの設定がまだなら、こちらもぜひすませておきたい。最初は「新しいことを覚えるのは苦手」と尻込みしていたとしても、子どもや孫とメッセージや画像のやり取りをするうち、自然と慣れるものなのだ。

よほど初期のモデルでない限り、らくらくスマートフォンでもLINEはできる。ダウンロード後はアカウントを作成し、プライバシー管理の設定までこなしておきたい。

父の日や母の日にGoogle PlayギフトカードやiTunesカードを送るという手もある。カードを買って直接渡してもいいが、ギフトコードならPCやスマホからでも購入できるので、いつでも手軽にプレゼントできる。

あと、意外と喜ばれるのがLINEスタンプのプレゼントだ。費用対効果の高さでは群を抜くので、ぜひ贈ってみてほしい。

余力があればバックアップの取り方を教え込みたいところだが、苦戦するのは目に見えている場合は帰省のたびにやってあげるか、クラウドへの自動バックアップ設定で対応したいものだ。

便利で手軽な親との連絡手段があれば、お互いに何かあったときに心強いもの。面倒がらずに、きちんとセッティングをしてあげよう。そうすれば、その行為自体も親孝行になるはず!

新着記事