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パソコン・ソフトウェア
USBメモリだけにファイルを保存するなんて危険すぎる! バックアップの重要性
仕事で作成したデータをすべてUSBフラッシュドライブ(以下、USBメモリ)に保存して持ち歩いている人は多いはず。だが、バックアップを取らずにUSBメモリ上で上書き保存を繰り返すのはあまりにも危険すぎる!?

◆USBメモリは“壊れるもの”だと思って使うべし!

なーんて挑戦的な見出しをつけてしまったが、取扱説明書の通りに使っている限り、USBメモリはそう簡単には壊れない。これは断言しておく。だが、USBメモリ内のデータや本体消失の危険はあちこちに潜んでおり、それを予測することは不可能だ。

たとえば、こんな話は聞いたことがないだろうか。

・作業中にUSBメモリを抜き取ってしまい、認識不能になった
・USBメモリごと上着を洗濯し壊れてしまった
・歩行中ポケットから落ち、後ろから来た人に踏まれて変形してしまった
・PCに挿していたUSBに同僚がつまづき、真っ二つに折れてしまった
・USBメモリ本体をなくしてしまった


以上は、オフィスでも日常的に起きている悲劇である。

小型で持ち運びしやすい分、落としたり、壊したり、水没させたりというリスクも高いのがUSBの特徴。PCに挿して使うものだけに、持ち主がどんなに気をつけていても不測の事態は起こりうる。

やはり、USBメモリはメインの記憶媒体として活用するのではなく、データを移したり持ち歩くための「一時記憶媒体」だと考えるべきだろう。

◆データ消失のリスクは至るところに存在

USBメモリを紛失・破損しなくとも、私たちは日々データを失う危険性にさらされている。

たとえば、停電。突然電源が落ちると、当然のことながら保存していないデータは消える。さらに運が悪いと、PC自体が壊れてしまうことも。

筆者にも経験がある。雑誌の入稿前で仕事用のMacintoshを数日間、連続稼働していたのだが、突然の停電でデータが消失。ロジックボードに致命的な損傷を受けた。修理代に10万近くかかった上、6時間かけて作ったデータを失った。

それでも、6時間より前に作ったデータは外付けHDDとUSBメモリにまるっとバックアップしてあったので、作業時間的ロスは最小限に抑えられた。とりあえず、不幸中の幸いだ。

停電など外的要因以外にも、データ消失例は多数あり、たとえば、メールで届いたファイルをデスクトップやUSBメモリにコピー。「書き換えますか?」とアラートが出たにも関わらず、無意識にOKをクリックしてしまい、同ファイル名のデータを消してしまったなんて経験はないだろうか。

内蔵HDD、USBメモリ、外付けHDD……どこに保存したデータで作業していようと、バックアップがなければ、データ消失のリスクは高くなる。

逆に、内蔵HDD上で作業し、USBや外付けHDDといった外部記憶メディアへ小まめにバックアップしていけば、不測の自体にも対処できるはず。停電対策を考えれば、クラウドサーバへアップするのも一手だ。

◆データ消失のリスクを下げるバックアップ術

バックアップする際に気を付けたいのが、Windowsユーザーなどにありがちな勘違いとして、「Cドライブ」と「Dドライブ」にそれぞれ保存してあるから大丈夫……という思い込み。

2種類のドライブに保存しているといっても、物理的に2つのHDDを使っているのではなく、基本的には1つの入れ物に仕切りを入れて2分割しているのがCドライブとDドライブであることが一般的だ。

つまり、大枠としてみると同じ容器なので、破損した場合はどちらも使えなくなってしまう。このバックアップした“つもり”現象には要注意だ。

では、どうすればいいのか?

筆者はMacユーザーでデスクトップ2台、ノート1台を使い分けているが、作業データはすべて「iCloud」(50GBのストレージプラン/月130円)へ自動保存しつつ、1日に数回、外付けHDDへバックアップ。別途、「Time Macine」(Macの復元システム)用の外付けHDDも活用している。

さらに、GoogleやAmazon、NTTなどの他サービス契約時についてきたストレージ領域をデータの種類によって使い分け。USBメモリは外部からデータを持ち帰るときや、PC間でのデータ移動時に活用している。

このようにオンラインや外付けHDDなど、外部ストレージを使ってバックアップするのが正しい方法となる。ただしデータに変更を加えるたびに、それぞれ保存するのが面倒だという人は、自動的にバックアップを行ってくれる「バックアップソフト」を導入するのがいいかも。

一度設定しておけば、データ内容を変更した際など定期的にチェックしてバックアップを実行。安心して任せておくことができる。

先ほど紹介した筆者の経験談のように、消えてしまったデータを復旧させるのは高額だし、取り戻せない可能性も……。どんな記憶メディア上で作業をするにせよ、小まめなバックアップを心がけたいものだ。できれば、2重、3重に!

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