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ビジネス・経済
SuicaやPASMOなど交通系ICカードでも「1日乗車券」が使える?
東京メトロの新サービスとして、2017年4月1日から「東京メトロPASMO1日乗車券」を発売。ありそうでなかったPASMOでの1日乗車券について、利便性や各社の対応などを考えてみよう。

◆鉄道初の交通系ICカードを使った1日乗車券「東京メトロPASMO1日乗車券」

1日乗車券といえば、かつては便利で割安なキップとして重宝されたもの。皆さんの中にも、利用経験のある方が少なくないだろう。

たとえば東京メトロなら、初乗り運賃170円(※ICカードでは165円)に対して、1日乗車券は600円。通常の移動は170円~200円(※ICカードでは165~195円)の運賃がもっとも多いと思われるので、3回乗車でほぼ同額、4回乗れば1日乗車券のほうが割安になる。

が、「券売機でしか購入できない」「交通系ICカード専用改札を通れない」「専用カードが必要」など、利便性には多少の難もあった。「PASMOは1日乗車券にならないのか」的な要望も多かったという。

そこで登場したのが、「東京メトロPASMO1日乗車券」。主要な鉄道会社としては、初めて交通系ICカードに対応した1日乗車券となる。

1日乗車券としての概要は従来タイプと同様で、指定日の始発~終電までなら、何度でも乗車可能だ。

◆「東京メトロPASMO1日乗車券」を利用する際は、ここに注意!

「東京メトロPASMO1日乗車券」の購入には従来通り、東京メトロ各駅のピンク色の券売機もしくは有人窓口を利用しなければならない。

券売機で購入操作をすると、PASMOの表面に「1日乗車券 ****.*.*(年月日)」と印字される。ただし、記名PASMOしか使えないので注意したい。

無記名PASMOの場合は、氏名・性別・生年月日・電話番号を登録し、記名PASMOに変更した上での購入となる。変更は券売機でもでき、氏名はカタカナで入力する。

手順はPASMO定期券の購入と同様だが、PASMO定期券を1日乗車券にすることはできない。定期券と1日乗車券を併用する場合は、別途、記名PASMOとデポジット料500円が必要だ。

1日乗車券として利用後のPASMOは、表面に「1日乗車券」などと印字されたままでも、チャージ残高さえあれば、通常のPASMOとして利用できる。

表面の文字が気になるなら、有人窓口で消去することもできる。印字されたままで再度、1日乗車券を購入する際は、券売機で日付部分が更新される。文字消去は有人窓口でしか不可、再購入時の書き換えは券売機で可能と、対応が異なるので気をつけよう。

なお、有効期間が始まる前日までなら、手数料220円を支払うことで払い戻しも可能だ。

◆路線バスでは、手持ちの交通系ICカードがそのまま1日乗車券に

都市部の路線バスは、ほぼ全社が交通系ICカード1日乗車券に対応している。

利用方法は簡単で、交通系ICカードをバス乗務員に渡し、「1日乗車券に」と申告するだけ。乗務員の操作後にカードをタッチすると、カード内に1日乗車券情報が記録される。

500~600円程度の1日乗車券運賃は、チャージ残高から減額される。残高不足の場合は購入できないので、チャージ後に再手続きすればOKだ。

東京メトロと違い、記名・無記名PASMOのどちらも利用可能。定期券情報が記録されていても、1枚のカードで1日乗車券と併用できる。Suicaなど他の相互利用カードもOKと、まさに「手持ちの交通系ICカードカードがそのまま1日乗車券になる」わけだ。

ただ、バス会社によっては均一料金区間のみ利用可など、利用条件が従来の1日乗車券と異なるケースもある。利用する際は、各バス会社のホームページなどで確認しよう。

※記事内容は2017年4月現在の情報を基に作成。

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