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エンタメ
ミニシアター系の素敵な映画をオンラインで鑑賞したい!
大手各社の動画配信サービスが乱立する中、大作や話題作とは一味違う映画を見られる「ミニシアターの映画配信」が注目され始めている。個性や個人のニーズが重視される時代ならではの取り組みを追ってみた。

◆映画配信の楽しみ方は、視聴可能な本数だけでは決められない

皆さんは映画が見たいなと思った際、どうされるだろうか。公開中の大作や話題作なら、映画館へ。公開後の人気作なら、動画配信サービスやオンラインのレンタルDVDを利用するか、あるいはレンタルの実店舗へ借りに行くか。

今や数多く展開されている動画配信サービスでは、各社とも見られる映画の本数を競っている。「dTV(ディーティービー)」:約12万本、「U-NEXT(ユーネクスト)」:約10万本、「楽天SHOWTIME(ショウタイム)」:約8万本、「Hulu(フールー)」:約2万本と、まさに選び放題。

映画にはやや弱いとされている「Netflix (ネットフリックス)」「Amazonプライム・ビデオ」などでも、2,000~5,000本のラインナップがそろう。

多くは定額制なので、1本あたりの視聴料金は安い。「いくら払ったのだから、せめて*本は見ないと損」だと思う方も多いだろう。そのため、「たいして興味はないけど話題だし、とりあえず……」といった作品に、視聴時間を割いている方も少なくないはずだ。

レンタルDVD店に行くと、あれやこれや、親切すぎるほど親切に作品を整理してくれている。逆に言えば、そうしてもらえないと、見たい作品にたどり着けない場合もあったりする。

オンラインの動画配信サービスも同様で、結局は「オススメ!」や「話題作!」などのインフォメーションが頼りになる。

年間約1,000本にも達する新作映画だけでも、“本当に見たい”作品を選ぶのは難しい。数万本もの新旧作品から何を見るか、悩む時間のほうが鑑賞時間より長いことに気づけば、思わず「うーん……」と唸ってしまうかもしれない。

◆本当に見たい映画をセレクトできるミニシアターの映画配信サービス

映画館の主流がシネコンになった今、全国各地で小規模な映画館は次々に閉館している。映画をレジャーだと考えれば、当然の傾向だろう。

が、じっくりと、自分だけの映画の世界に浸りたい、ちょっと趣が異なる作品を味わいたい。と言った場合にはやはり映画感独自の色が出るミニシアターに足を運びたいものだ。

ミニシアター系の映画配信サービスは、そんなニーズにピッタリなのだ。

選ぶ労力を映画の“専門家”でもあるミニシアターに任せ、自分は映画鑑賞に集中する。そうした楽しみ方も、動画配信サービスが一般化した今だからこそなのでは?

ミニシアター界をリードする東京・渋谷の「アップリンク」では、アメリカの「Vimeo(ヴィメオ)」を利用した配信・決済プットフォームで、オンライン映画館「アップリンク・クラウド(UPLINK Cloud)」を展開している。Vimeoは、欧米の映像作家やクリエイターからも高い評価を得ているプラットフォームだ。

公開作品の視聴料金は、72時間まで500円(税込)。決して高くはないし、スマートフォン対応なので“見たいとき”に見ればOK。購入作品をライブラリに登録すれば、視聴開始を48時間後までズラすこともできる。

良質な感動作品はもちろん、ラインナップにドキュメンタリー作品が充実していることも、ミニシアターらしい特徴だ。

こうしたドキュメンタリー作品の多くは、大手の動画配信サービスやレンタルでは扱われないケースが多い。見たいのに見られないケースも珍しくなく、ミニシアターがない地方の方には心強い味方となるだろう。

映画を見るのに動画配信サービスはもはや欠かせない存在になりつつあるが、大作や話題作はタイムリー性もあるのでレジャーも兼ねてシネコンで、遠くのミニシアターでしか公開されていない見たい映画は動画配信で、と、映画通の間で、このようなすみ分けが当たり前になる日も遠くなさそうだ。

※記事内容は2017年3月現在の情報を基に作成。

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