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スマホ・携帯
スマホ・ノートPCのバッテリーの劣化を防ぐ使い方
近年、性能や強度の進化がめざましいスマホやノートPC。そのため購入時に金額的な負担を減らすことなどを目的に、あえて中古を選ぶ人も増えてきている。しかし、そこで問題となってくるのがバッテリーの“ヘタリ(=劣化)”。大方の場合、本体よりもバッテリーの寿命が短いのである。

◆使い切ってからの充電はバッテリーの命を短くする

せっかく中古でスマホやノートPCなどを安く手に入れても、バッテリーがヘタっていて純正部品を買い直す羽目になり、結果としてそんなに得をしていないということがある。中古製品も本体の不具合で交換を認めている店は多いが、バッテリーは保証外と明記されていることがほとんどだ。

スマホやノートPCの現行機種で採用されているのは、ほとんどがリチウムイオンバッテリー。PCスキルの高い中高年の人がその昔使用していたニッケルバッテリーは、現在はほとんど使用されていない。

なのでそうした高年齢層の人が説く、「継ぎ足し充電はダメ」「バッテリーは使い切ってから充電するもの」という諸説は、基本的には無視してOKだ。それは使用途中から充電すると満充電できないという、ニッケルバッテリーで起きやすい「メモリー効果」への対策のこと。現行使用されているリチウムイオンバッテリーではメモリー効果がほとんどない。

リチウムイオンバッテリーは、途中から充電することで電池にダメージを与える事はほぼない。ただ、やはり充電回数が増えればそれだけ電池にダメージが蓄積される。充電容量を使いきってからの再充電は長期で見れば効果が出てくるのは間違いない。

◆リチウムイオンバッテリーは高温が苦手

それよりもリチウムイオンバッテリーが苦手なのは高温の環境。リチウムイオンの化学反応で電気を生み出しているバッテリーだが、高温の環境では化学反応のスピードが速くなってしまい、結果としてバッテリーの持ちが悪くなることがわかっている。

よって、充電しながらスマホを操作するなども極力避けておきたいところ。充電しながらスマホを使っていると、本体がかなり熱くなるという経験は少なからずしたことがあるのでは。リチウムイオン電池は熱に弱いので、電池を劣化させてしまう一因となりかねない。

さらに高温によるスマホやノートPCの熱暴走が起きると、状況はより危険に。熱暴走によって異常高温となりバッテリー内部の液体が沸騰すると故障の原因となるし、あくまで万が一の可能性だが、爆発する危険性さえ生じてしまう。

◆バッテリーを健康に長生きさせるためには涼しい場所で50パーセント充電

したがってバッテリーの劣化=ヘタリを防ぐためには、基本的に涼しい場所で使用するのがいい。そして使用せずに数日放置する場合は、半分程度(50%)くらい充電された状態で保管するのがバッテリーを最もヘタらせないコツである。

とはいえ、さすがにモバイル機器であるスマホをそれぐらいの充電で持ち歩くには不安で仕方ない。最近では電池の質も向上していて、仮に一晩中、充電しっぱなしにしても、それほど過充電を気にする必要はないと言われているのも事実。

バッテリーの寿命に与える影響が少ないとされている「トリクル充電」という方式も登場していて、以前よりも充電しっぱなしでも劣化する割合は減少しつつあり、もはやユーザーが気付かないレベルの問題のようだ。

バッテリーを最良の状態で、より長く使いたいというのは多くの人が思うことだろうが、どんなに大切に使っていてもバッテリーはいつか劣化してしまうもの。また、バッテリーの劣化は、充放電の回数ではなく、充電や放電に使う時間や環境などが大きく影響してくるので、実は過度に残りの電池容量を気にする必要はないとも。

スマホやノートPCをより長く快適に使用し続けたいと思っている人は、日頃からバッテリーの健康状態にも気をつけておくのもいいかもしれない。

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