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カフェ仕事でPCを盗まれないための「ケンジントンロック」入門
スターバックスコーヒーをはじめ、カフェでPCを広げて仕事をする光景は珍しくなくなった。しかしトイレなどで離席するとき、そのままPCを置いて席を立っていないだろうか。世界的に見ればこれはもう、いつ盗まれてもおかしくない行為。対策を今すぐ講じるべきだ。

◆治安の良い日本はそろそろ幻想に!? カフェでもPCを放置したまま離席は危険!

日本では“常識”でも海外では“非常識”な行動のひとつに、混雑気味のカフェで“お先に席を取ってから(荷物などを置いて)注文してください”というのがあるが、グローバル社会だとこれは“どうぞ盗んでください”に相当。近年では日本の治安も悪化したと言われ始めているのだから、用心が必要だ。

特にPCは高価なだけでなく、同時に内部のデータも盗まれることになるのでことは重大。実際問題、セキュリティソフトなどで漏洩対策も万全という人が、ノートPCなどを丸ごと盗まれる可能性については無頓着というのは珍しくない。席を離れている隙にひょいと持ち上げて盗難されてしまえば、それでおしまい。こうした出来事は大きな会社だと、社内でも起こることがあるというから心配だ。

少なくとも不特定多数が出入りするカフェで仕事をする場合は、物理的にノートPCなどを盗まれないようにしよう。その対策法として代表的なものが「ケンジントンロック」だ。量販店などの店頭に展示されているノートPCに装着されているワイヤーロックを作っているケンジントン社の登録商標だが、ティッシュペーパーをクリネックス、ばんそうこうをバンドエイド(※地域差あり)などと呼ぶように、PC盗難防止のためのツールの呼称として使われることも多い。

◆テーブルの脚にワイヤーを装着して盗まれないように固定

ノートPCの中にはこうした「ケンジントンロック」用のセキュリティスロットを搭載しているものが多い。その場合は片方をスロットに固定、ワイヤーの片方をテーブルなどの脚に巻きつけておけばいいだろう。もちろんテーブルの脚などを持ち上げてしまえばロックごと抜けないことはないが、そんなことをすればかなり目立つので、人目が多少でもあるような場所なら、これで十分な対策にもなる。とにかく何もしないよりは、はるかにいいはずだ。

これによって大事なデータを入れた仕事用ノートPCを丸ごと盗まれる危険性は格段に下がるし、かけがえのない個人データを失うリスクも軽減できるはず。転ばぬ先の杖として、今日からケンジントンロックを手に入れて、万全の態勢でカフェ仕事をこなすことができる。

◆ 普及率の低さと、メーカーによって統一されていない規格が課題

もっとも、古くからある商品の割には国内で今ひとつ普及していないのも事実。日本が安全だったという冒頭の理由ももちろんだが、もう一つ、セキュリティスロットの規格が統一されていないという問題がある。

南京錠に「K」の文字が書かれたマークがスロットの横に刻印されていれば、ケンジントン社が提唱している国際規格「ケンジントンロック」だ。ほとんどのワイヤーロックケーブルはこの規格に合わせて作られているのだが、中にはこの規格に当てはまらないスロットや、ケーブルがあることにも注意してほしい。

とくに中国や台湾メーカーの、低価格PCは、セキュリティスロットの形状が異なっていることがある。中には、日本語マニュアルに「ケンジントンロック」の表記が書かれているにもかかわらず、実際は規格が異なっていたなんてケースも報告されている。

また、家電量販店に並ぶワイヤーロックケーブル自体も、500円〜5,000円程度までと幅広いが、安いものは単純に結ぶだけだったり、「ケンジントンロック」と規格が異なっている可能性もある。

防犯効果がかなり高まるのは間違いない。だが、実際に使用する場合は、自分のノートPCのセキュリティスロットの規格を調べることが何よりも大事だということは心に留めておこう。

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