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高速バスに対応したGoogleマップ・ルート検索の使い勝手は?
Googleマップのルート検索機能に、新たに高速バスが表示されるようになった。鉄道(と自動車利用)だけのルート検索から何が変わったのか、実際の使い勝手とともに検証してみよう。

◆Googleマップだけで、新幹線と高速バスのルート比較が可能に

出張やちょっとした旅などに、Googleマップのルート検索を利用している方も多いことだろう。これまでは鉄道と車での高速道路利用に限定されていたルート検索だが、新たに高速バスにも対応した(※日本全国 224 社の高速バス 912 路線の運行情報)とのことで、さっそく調べてみた。

使い方は簡単で、基本的には従来通りに電車・バスのアイコンを選択して検索するだけ。高速バスを使って目的地に到着できるルートがあれば、検索結果の一覧に表示される。ただし、鉄道を利用したほうが早い場合は高速バスを含むルートは表示されない。確実にバスルートを見たいのであれば、「オプション」の「バス」項目にチェックを入れればOK。これまでの鉄道利用ルート候補に、高速バスを利用したルートが追加される。

たとえば筆者の自宅周辺から青森までのルートを検索すると、4通りのルート候補が表示された。東京都内の移動ルートが複数あることを除けば、事実上、東北新幹線か高速バスの2択だ。

各ルートを選択すれば運賃も表示されるので、新幹線と高速バスを使った場合の所要時間&運賃が簡単に比較でき、なかなか便利。改めて、高速バスの安さを実感させられるかもしれない。

ルート詳細には高速バスを運行するバス会社へのリンクも張られているので、使用車両などバスの詳細も調べやすい。バス車内が3列シートか4列シートかといった詳細情報は、バス会社のサイトを調べなければわからない。車内設備も調べたい場合は、やはり高速バス比較サイトに軍配が上がるだろう。

◆「簡単に調べられるルート検索の叩き台」として実用的なGoogleマップ・ルート検索

注意すべきなのは、Googleマップのルート検索が「もっとも早いルート(※所要時間が最短なもの)」を調べる仕様だという点だ。高速バスが昼行便か夜行便なのかは出発時間によって異なり、夜行バスの出発時刻に1分でも間に合わないと、翌日の昼行便が表示されてしまう。

 また、高速バスの選択肢に、非現実的なルートが挙がることも難点か。

 上記の東京都内~青森を例に取ると、東京-青森間の高速バスに加え、東京-仙台&仙台-青森間の高速バスを乗り継ぐルートまで表示されてしまう。よほどの高速バス好きでない限り、このような乗り継ぎを選ぶ方はいないだろう。やはり、鉄道利用ルートほどブラッシュアップされていない印象だ。

もうひとつ気になるのは、オプションで「バス」を選択すると、「何がなんでもバスを使おう」とする点だ。そこは電車のほうが便利だろう、歩いてもすぐなのに……といった乗り継ぎでも、(一般の)路線バスに乗せようとする。こうした面も運賃総額や所要時間に反映されるため、細かな設定が可能な乗換え専門サイトと同様の利便性を望むには、やや無理がありそうだ。

以上を考慮した上で、「もっとも安い方法は?」「もっとも早いルートは?」といった情報を即座に調べられる点がメリットだと考えれば、使い勝手は悪くない。あくまで「簡単に調べられる」「ルート検索の叩き台に」という利用法ならば、十分に実用的だ。

ちなみに、表示される高速バスはバス会社が運行する定期路線のみ。ツアー系会社が運行する格安バスは候補に挙がらないため、「何でもいいから安く行ける」方法が調べられるわけではないことも覚えておこう。

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