本文へジャンプします。

ビジネス・経済
熊本城や安土城など天下の名城がCG&VRで蘇る!
 歴史(戦国時代)ブームの再燃と呼ばれる昨今、戦の象徴でもある城を、VR(バーチャルリアリティ)で再現しようという試みが全国に広がっている。各地の城を観光見学するなら絶対に見逃せない!

◆震災で崩壊した熊本城の威容を最新VR技術で完全再現!

 2016年の熊本地震で各所が崩壊した熊本城は、完全復興まで数十年かかるとも言われる。それだけに、在りし日の姿を再現したVR映像が脚光を浴びている。

 凸版印刷が制作したVR映像「不落の名城を読み解く」は、威容を誇った江戸時代中期の熊本城を、細部まで忠実に再現した作品だ。東京国立博物館での特別上映や、NHKで放送された一部をご覧になった方も多いだろう。

 この作品は現地・熊本城に隣接する「桜の馬場 城彩苑」内、歴史文化体験施設「湧々座(わくわくざ)」で一年を通して見ることができる。天守や御殿、櫓、門、塀などの建造物を詳細にCG化するとともに、現存する城がほとんどない本丸御殿の障壁画も再現されるなど、歴史的にも貴重な資料となっている。

 また、大手門から天主に攻め上がるまでの“城攻め”を体感できたり、コントローラーで好きな場所に移動し、鳥の目線で俯瞰できるなど、VR技術を駆使した作品としても一級品だ。城やVRに興味がある方は、ぜひともご覧になるべきだろう。

◆空前の戦国時代ブームに乗り、全国各地の“幻の城”がVR技術で蘇える!

 熊本城で話題を集めた城のVR化は、実は全国各地の城に広がっている。

 たとえば織田信長が築城し、本能寺の変後に謎めいた焼失で失われた安土城。“幻の城”と呼ばれ、近代城郭の礎とされる安土城の姿も、滋賀県近江八幡市の「安土城天主 信長の館」で鑑賞することができる。200インチの大画面に広がる威容には、天下人が描いた夢を感じずにはいられないはずだ。

 真の天下人・豊臣秀吉が朝鮮出兵時に築いた名護屋城(なごやじょう)も、佐賀県唐津市の名護屋城博物館で「バーチャル名護屋城」として蘇る。大阪城にも匹敵すると言われた秀吉の名城・名護屋城だが、安土城と同じく現存建造物は皆無。両城とも、VR作品でしか目にすることができない名城なのだ。

 「バーチャル名護屋城」はより“体感”を意識した作りで、スマートフォンやタブレットにGPS位置情報機能を連動させ、実際に城跡を歩きながら端末のカメラを向けると、往時の姿がモニター上に蘇るシステム。タブレットの無料貸し出しも行われているので、誰でも簡単に先進VR技術を体感できるはずだ。

 同様にGPS位置情報システムと連動し、“実際に当時の城を歩く”体験が可能なVRサービスは、NHK大河ドラマ「真田丸」にも登場した真田一族の居城・上田城(長野県上田市)、天主が現存しない高松城(香川県高松市)、西尾城(愛知県西尾市)などでも実施されている。現地で貸し出されるタブレットは、専用機能も豊富なので、訪問時にはタブレットを借り、大画面でVR技術を堪能してみよう!

新着記事