ガジェット
2016年9月29日
節約のためにプリンターの電源コンセントを抜いてはいけない、その理由
清水りょういち
◆インクジェットプリンター/複合機なら、コンセントを抜いてはいけない
一口にプリンターといっても種類がある。一般的なのはオフィスなどで主に使用されるレーザープリンターと、家庭でよく使用されるインクジェット式プリンター。近年のインクジェット式プリンターの進化ぶりはすさまじく、コピー機やスキャナー、ファックスなどの機能を持つものも珍しくなくなった。これらの機種は、プリンター複合機と呼ばれることが多い。節電を励行している人の中には、不要な待機電力をカットするために使用していない機器のコンセントを抜いたり、個別にオンオフ可能な電源タップを使用して通電を切っている人も多いだろう。
ところがインクジェット式プリンター/複合機の場合は、逆効果になる。というのもインクジェット式プリンター及び複合機は、構造上インクヘッドに常に液体インクが流れ込む仕組みになっている。そのため、ヘッド部分のインクが乾いて目詰まりしてしまう可能性があるのだ。
そこで近年のインクジェット式プリンター及び複合機には、目詰まりを防止するため、一定時間が経つと動き出してインクの目詰まりを解除する機能が付いているのだ。当然、電源コンセントを抜いていると、この機能は作動しない。
したがって目詰まり故障が起きやすくなり、結局インクカートリッジを丸ごと交換しなければならない羽目に陥ってしまうことも。ご存知の通り、インクカートリッジは高い。節約のためにやっていたはずなのに、カートリッジ代が余計にかかる事態になる場合もあるのだ。
◆マニュアルをしっかり読んで、プリンターにあったメンテナンスと節約法を!
そうしたインクジェット式プリンター及び複合機の機能を知らないでいると、何もしていないのに突然プリンターが作動し始めてびっくりするはず。不気味な現象とさえ勘違いしてしまい、コンセントを抜いてしまった人も多いのではなかろうか。だが、コンセントを抜くその前に、自分の持っているプリンターの機能について、マニュアルにしっかりと目を通して確認しなおすべきだ。分厚い説明書は邪魔だから捨てたという人も多いだろうが、最近はマニュアルの電子化が進んできており、メーカーのサイトなどで公開されている。自分の使っている機種のマニュアルをよく読みなおしてみて欲しい。
使用しているプリンターに目詰まり防止機能のないプリンターの場合は、もちろんコンセントを抜けば節約になるし、そうでない場合は前述の通りだ。
マニュアルの中には、プリンターの仕様のほか細かなメンテナンス方法が載っている場合もある。頻繁にインクカートリッジを交換している人は、一度正しいメンテナンスを行ってみるだけでインクの消耗だってだいぶ抑えられる。
どのような機械の待機電力にも意味がある。なんでもかんでも電源コンセントを抜くその前に、電気製品ごとに、最適な節約法を行えるようにしたい。
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