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WEB・インターネット
お金を払ってでも読みたい? ネットの有料記事は本当にお得か!?
 マンガもゲームも音楽もアプリも、以前は金銭を支払っていたものの多くが無料でも手に入る時代になり、「コンテンツにお金を払う」という感覚が薄れて久しい。そこで、最近はスマホに表示されるタイトルをクリックすると、冒頭だけ読めて「続きは有料会員のみ」ということが増えてきた。この有料記事、皆さんは購読したことはあるだろうか?

◆月額に個別課金、有料記事にはどんなものがある?

 現在、大手新聞各社をはじめ、個人で価格を設定して文章・写真・イラスト・音楽・映像などを販売できるサービス「note(ノート)」や、その母体である「cakes(ケイクス)」、有料ブログでもっとも購読者が多いとも言われているホリエモンこと堀江貴文氏のブログなど、ネット上には数多くの有料記事が存在する。

 内容は評論、エッセイ、小説にマンガといった創作もあれば、「読まれるブログ」などのノウハウ系など多岐に渡る。金額も月額・週額といった定額制や、「1記事〇円」といった個別課金制など、形態も価格もさまざまだ。

 でも「続きは有料~」と書かれていると、多少興味はあっても、躊躇(ちゅうちょ)している方も多いかもしれない。筆者も以前は「無料で読めるものの中で好きなものを読めばいい」と考えていたが、株式会社PLANETSが配信している月額800円(税抜)の有料記事『PLANETS DAILY MAGAZINE』の購読を半年前に始めることになった。

 これは、平日午前、曜日ごとに決まった連載記事が届くというもので、作家、学者、実業家などノンジャンルで、各分野の著名人のインタビューや対談、エッセイ、評論などを読むことができる雑誌形式のものだ。

 きっかけは「SNSでシェアされていた記事の続きがどうしても読みたかったから」という単純なものだが、日々の配信記事だけでなく過去のアーカイブも読むことができるので、気に入った人の記事や、それに関連する記事を遡って読み進めてもかなりのボリュームがあるのであきることがなく大変満足している。

 これから購読しようという人は、まずはビッグネームの個人ブログやメルマガから手堅く購読するのがよいだろう。津田大介氏の『津田大介の「メディアの現場」』月額600円(税抜)はオススメだ。Twitterやニコニコ動画から、ラジオやテレビのニュース番組まで、様々なメディアで発信してきた津田氏の目から切り取られたニュースの裏側は非常に興味深く読むことができる。

 自分に合わなかった場合が心配という人には、いろんなものが少しずつ楽しめる、雑誌型のものがオススメだ。実は有名雑誌や新聞、経済誌のWeb版には、オリジナル連載がある場合もあり、それが本誌より面白いこともある。

◆有料メルマガは独自性で選ぶ&インプットのツールとして活用

 以下は有料メルマガ購読を続けて感じたメリット・デメリットである。 

【メリット】
・ほかにはないコンテンツがある

→すべての有料記事に共通とはいえないが、今のところ筆者が購入しているメルマガは、ネタの流用や二匹目のどじょう的なものは一切なく、オリジナリティのある記事が多いので購読を続けている。「流行」も大切だが、テレビも雑誌もネットも同時期に同じような内容を伝えている中で、これが最大のメリットと感じている。逆に、ほかと似通った内容を配信しているのであれば、無料記事で十分ともいえる。

・これまで興味のなかった分野に興味を持てた
→特に、インターネット媒体は、自分の趣味に合う単語でしか検索しないため、偏ったジャンルばかり読んでしまいがちだったが、毎日届くメルマガを読んでいるうちに、未開の地だった分野(政治、アート、サブカルチャーなど)にも興味を持て、さまざまな知見を得ることができた。筆者は現在、在宅で子育てをしながら仕事をしているため、どうしても出会う人も限られ、話題も子育て中心になってしまいがち。違う世界の話題をインプットするという意味でも読み続けている。

【デメリット】
・シェアしても全文読んでもらうことができない

→デメリットとはいえないかもしれないが、記事が気に入って「多くの人に読んでもらいたい!」と思っても「有料」の壁があり、気軽に最後まで読んでもらうことができない。

・入会後、読まないで放置してしまう可能性
→入会後、忘れて放置して課金だけ続くというのがもっとも最悪なパターンだ(携帯サイト全盛時代にはそのような休眠会員が多く存在した)。惰性で続けるのではなく、毎月継続の有無をよく考える必要がある。

 スマホやPCを開けば、多くの情報が降ってくるような時代だが、だからこそ、かつての雑誌のように「自分だけのお気に入り」記事を見つけたいと感じている人が、有料コンテンツを購読しているように感じる。もちろん、有料だからといって必ずよいコンテンツに出会えるわけではないし、無料コンテンツだからだめということは一切ないが、「なにか新しいものに出会いたい」と考えている人は、雑誌やビジネス書を手にとるような感覚で、購読してみるのもいいだろう。 幸い、これらの有料記事の多くは、紙の媒体よりも安い値段で、読み終わった後、部屋の隅に積み上げる必要も無いのだから。

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