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通信
Wi-Fi環境を整えて、スマホの通信量削減を目指そう
 毎月後半になると、スマホの通信速度制限に泣かされる人が急増する。たいていの人は、定額パックの契約見直しを考えるのだろうが、基本データ量を上げれば月額使用料が加算されてしまう。そこで考えられるのが、自宅でネットにつなぐ時はWi-Fiを利用するという方法だ。

これなら、どれだけ動画を見ようがゲームをしようが、通信量が増える事は無い。今回は、「我が家のネット回線は光回線らしいけれど、Wi-Fiをつなぐって難しそう」という人に向け、Wi-Fi導入手段を解説していく。

◆まずはPCやTV用に契約している回線が光回線かどうかを確認

 スマホの料金はただでさえ高い。通信速度制限に対して「基本データ量の見直しでなんとか……」と思っている人はよくよく考えていただきたい。もちろん月額料金こそ上がるが、データ量を上げれば通信速度に泣かされる頻度も減ると思われる。しかし、仮に月々1,500円上がったと考えると、年間で18,000円。家族2人が同じプランに変更したとすれば、36,000円の追加出費になる。定額パックの変更は最終手段と考えていた方がいいかもしれない。

 その点、Wi-Fiはいくら使っても無料である。外出先で使えるフリーWi-Fiについてはここでは割愛するが、うまく使いこなせばスマホの月額料金を下げることも!

 まずは、Wi-Fiルーターを購入しよう。安い物なら2,000円程度。高機能モデルでも5,000円もあれば手に入る。

 「無線ルーター」、「Wi-Fiルーター」という言葉だけは聞いたことがあるだろう。無線ルーターは無線LANとも呼ばれている。LAN(Local Area Network)とは、家庭やオフィス内でパソコンでのデータやりとりを行うために構築する通信環境のこと。ケーブルをつないで作り上げるのが有線LAN。電波でやりとりをするのが無線LANだ。無線LANはインターネット初期から登場していたものの、使用できる機器がメーカーごとに違ったり、設定がめんどうだったりと今ひとつ普及していなかった。

 そこで、国際的な無線LANの統一規格として登場したのがWi-Fiだ。現在では、巷で売られている無線ルーターは、ほぼ全てWi-Fiルーターと同じ規格になっており、もちろんスマホもWi-Fi下で使えるようになっている。

  閑話休題。ということでまずは、自宅のインターネット回線のチェックからスタート。「うちの回線って光だっけ、ADSLだっけ?」という人も多いことだろう。請求書に記載された利用サービス名をチェックすれば回線の種類はすぐにわかる。最近は、請求書が紙で送られてこず、電子データの場合もあるが、その場合はレンタルしている機器(光回線の根元から見て最初に繋がっている機器)をチェックしよう。横にシールが貼られており、対応回線名が書かれている。

 今使っているのが光回線なら、購入したWi-FiルーターをLANケーブルで接続しよう。次に、使用している機器を確認しよう。

1)レンタルしている機器が1台の場合
→Wi-Fiルーターを用意、LANケーブルで接続する

2)レンタルしている機器に、古い無線ルーターをLANケーブルで接続している場合
→無線ルーターをWi-Fiルーターに交換する

3)レンタルしている機器がONU内蔵ルーター(ひかり電話ルーター等)と呼ばれているタイプの場合
→Wi-Fiルーターをつないだあと、ONU内蔵ルーターのルーター機能をOFFにする。(詳細はレンタル時に付いてくる説明書に記載してある)

 ここまで準備できたら後はスマホの設定をするだけだ。とはいえやる事は、接続したWi-Fiルーターに付いている「AOSSボタン」を押してから、接続したいスマホにデフォルトで入っている「AOSS設定アプリ」を起動するだけ。

 これだけで、端末はWi-Fiネットワークに接続された状態となり、インターネット使い放題となるのだ。

◆Wi-Fiルーターは同時接続する端末数と家の大きさに合わせてセレクトする

 家電量販店には、たくさんの種類のWi-Fiルーターが並んでいる。どれを買えばいいか迷ってしまうという人は、自宅のことを思い出して欲しい。離れた場所にいても無線でインターネットにつなげるのがWi-Fiの強みだが、家が広すぎて電波が届かなかったり、ドアや壁などが障害物となってその恩恵を受けられない場合も。

 つまり、Wi-Fiルーターをセレクトする際は、「間取り」を考慮に入れなければならないということだ。また、機種によって、最大通信速度や同時接続可能な端末数も変わってくるので、自分の環境に合ったものを選ぶ必要がある。

[Wi-Fiルーターを選ぶ際のチェックポイント]
・家の広さ(◯LDK・2階建など)に対応しているか
・最大何台のデバイスで同時接続できるか
・セキュリティ設定が簡単に行えるか

 間取りにもよるが、一戸建て/3人同時接続用ならば5,000円強で、ワンルーム用ならば2,000円ほどでも十分な速度のWi-Fiルーターが手に入る。推奨環境は満たしているにもかかわらず、間取りが複雑だったために「電波を拾えない部屋があった!」「自分の部屋まで届かなかった」という場合は、親機に対応した中継機を設置するといい。中継機は3,000円前後から購入可能だ。

 ちなみに、筆者の住まいは2階建/6LDKの二世帯住宅だが、推奨環境2階建/3人の親機+中継機1台で、トイレやバスルームを含むすべての部屋にWi-Fi環境を整えることができた。PC2台、テレビ、Blu-rayプレーヤー、ケーブルテレビチューナーを有線接続しているが、スマホやタブレット使用時にストレスを感じたことはない。

 昔と違い、Wi-Fi環境の構築は誰にでもできる作業となっている。通信量制限に怯えながらちまちまとスマホを使ったり、高いお金を追加で払うくらいなら、家中のネットを無線に変えることを考えてみよう。

※価格はすべて2016年8月現在の実勢価格です。

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