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スマホ・携帯
ガラホ、ガラスマでできること、できないこと
 最近、携帯キャリアショップでよく見かける「ガラホ」「ガラスマ」という文言。また、新しいカタカナ言葉が出てきた、と身構える方が多いかと思うが、ちょっと待ってほしい。「ガラホ」「ガラスマ」は機械音痴な我々でも使いこなせる、古くて新しい携帯電話なのだ。

◆「ガラホ」「ガラスマ」とは、中身はスマートフォンだが操作方法は今まで通りの端末のこと

 いまだにスマホへ移行しきれない人に話を聞くと、タッチ操作を覚えなければならないことが一番のネックとなっているようだ。直感的な操作ができるのはタッチパネルの一番の売りだが、その斬新な操作方法を自分が使いこなすことができるのか不安に感じてしまっているらしい。

 「ガラホ」「ガラスマ」というのは、そのような人向けに作られた“ガラケーの操作感そのままの、スマートフォン”なのだ。

 その外観は、折り畳み式携帯電話そのもの。10キーや十字キーがついているので、新たにタッチパネル操作を覚えなおす必要もなく、今までと同じ感覚で操作することができる。だがその実、中身はAndroidを搭載したスマホなので、高速でインターネットを閲覧できたり、家族とLINEで連絡を取り合ったりと、ガラケーではできなかったことができるのだ。

◆料金体系はスマホより、ガラケー寄り

 料金がかかり過ぎることを理由にガラケーを使い続けている人にとっても、「ガラホ」「ガラスマ」は優しい。というのも、もともとがガラケーユーザーに向けて企画された商品なので、料金プランもガラケーのものをベースとして2,000円前後ですむように考えられているという。

 その分、デフォルトのプランだと通常のスマホプランよりも通信容量が若干少ないが、それでもLINEやWEBサイトを巡回するだけなら充分。スマホを利用していて、いわゆる「7GB通信制限」を頻繁に食らう人は、動画サイトを見ていることが大半。動画の再生を行う場合はWi-Fiを使うことを心掛ければ格安でスマホの機能に触れることができるのだ。

◆「ガラホ」「ガラスマ」のメリット、デメリットって?

 では、このスマホ全盛の時代に、あえて「ガラホ」「ガラスマ」を選ぶ利点とはなんだろうか?

 まず挙げられるのは圧倒的な“電池持ちのよさ”だ。「ガラホ」「ガラスマ」なら普通に電話やメールをしたりしているだけなら、約3日は充電しなくて動くという。スマホに慣れ親しんだ今の時代だと、画期的なスペックだ。もっとも一昔前は、どのケータイもこうだったのだが……。

 電池持ちがいいのは、アプリのバックグラウンド通信を制限していることも関係している。不要な機能を極力省きシンプルに仕上げられたガラホでは、使用できるアプリが限られている。なので、怪しげなアプリがインストールされることもなく、通常のスマホよりセキュリティが堅牢なのだ。

 言い換えれば、スマホならではの拡張性はそれほどないということでもある(OSはAndroidなので、専門知識があれば拡張自体は可能)。好みのアプリを入れてカスタマイズをして楽しむには、ガラホは向いていないといえよう。

 現在、国内メーカーの工場には、ガラケー向けの開発ラインやパーツの在庫はほとんど残っていないそうだ。そうなると、いずれはガラケーユーザーも慣れ親しんだスマホから乗り換えざるを得なくなる。使うことがないであろうスマホの機能にお金を払わなければならなくなるとあきらめる前に、「ガラホ」「ガラスマ」という選択肢があることも思い出してほしい。

※記事内容は2016年7月現在の情報を基に作成。

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