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ビジネス・経済
マイナンバーカードの“公式”目隠しケースは個人情報が丸裸!?
マイナンバーカードを交付された際、国からオマケとしてもらえるカードケースに、セキュリティ面での危険性が発覚した。その問題点と、対策方法とは?

◆マイナンバーカードを持ち歩く際は、QRコードの管理に要注意

 なにかとマイナスな話題も多いマイナンバーカードだが、今度は総務省が国民に配布する、カードケースに問題点が指摘されている。

 そもそもこのカードケースは、マイナンバーカードを持ち歩く&保管用のセキュリティ対策として、国が無料配布しているもの。ケースにカードを入れてみると、たしかに個人番号や性別、臓器提供情報などが目隠しされた状態となる。

 が、カード裏面に記載されたQRコードは、無防備状態。QRコードには個人番号などの各情報が含まれているため、いわば「頭隠して尻隠さず」なカードケースだともいえる。

 “公式”のカードケースに入れているから安心だと、うっかり裏面のスキャンをネットにアップしてしまえば、個人情報を全世界に公開しているようなもの。コピーした際、コピー機に履歴が残ってしまう危険性も配慮しなければならない。もちろん、スマホなどでの盗撮にも無防備なことをお忘れなく。

◆“公式”マイナンバーカード用ケースが、QRコードを隠さなかった訳

 QRコードから個人情報が収集できることは、「マイナンバーの適切な取り扱い」を確保する国の公的機関・個人情報保護委員会からも指摘されている。一方、総務省は、カードケースでQRコードをマスキングしていない理由について、改めて見解を発表。それを要約すると、以下のように。

「QRコードの読み取りには機器が必要で、その行為は不自然で目立ちやすい。また、QRコードを目視しただけで、すぐに個人情報がわかるものではない」

「マイナンバーが必要な場合、カードケースに格納したままQRコードを読み取れて便利。(すぐに目視できる)個人番号はマスキングされているので、機器の操作者に見られる心配はない」

 つまり、敢えてQRコードは隠さなかったということらしい。

◆市販のマイナンバーカード用ケースは、利便性よりセキュリティを重視

 マイナンバーカード用の保管ケースには市販グッズもいくつか登場している。しかし、これらのケースはいずれも裏面全体が不透明なため、カード裏面に記載される、個人番号やQRコードを目視することはできない。氏名・住所・顔写真が記載される表面はクリアケース状なので、身分証明書として通常使用するだけなら問題ないという作りだ。

 業務上の利便性からQRコードを隠せなかった“公式”ケースと、シンプルに目隠しできた市販ケース。優劣をつけられるものではないが、「個人情報は自己責任で守る」という大原則が、マイナンバーカードの登場でよりシビアになったことだけは間違いなさそうだ。

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