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通信
あなたの知らない「光コラボレーション」の現状 乗り換えメリット&ポイント解説
 皆さんは「光コラボレーション(光コラボ)」という言葉に、どのようなイメージをお持ちだろうか。「詳しくは知らないけど、どうもインターネットに関する費用が安くなるらしい」という認識の人も多いかもしれないが、その実、料金が安くなるケースも多いにもかかわらず、乗り換えている人は少ない印象だ。

 MM総研の「ブロードバンド回線事業者の加入件数調査」(2016年3月末時点)によれば、光回線サービス(FTTH)事業者を見ると、NTT東日本/西日本の契約件数は約1926万件、うち光コラボは約469万件で、FTTH市場全体に占める割合は16.8%となっている。

 2015年度下期は携帯キャリアを中心とする光コラボで新規顧客の獲得が進んだこともあって、年間100万件を超える純増を維持するなど、光コラボの認知度自体は高まってきているのだが、まだまだ乗り換えが進んでいるとはいえない現状が浮き彫りだ。

 では、どうして月々のコストを抑えられるのに、光コラボを利用している人が少ないのだろうか。

◆光コラボレーションとはどんなサービスなのか?

 そもそも「光コラボ」とは、NTT東日本/西日本が提供する光回線「フレッツ光」を各事業者(※プロバイダなど)が借り受け、さまざまな独自サービスなどを付加して各社の“ブランド”として販売するモデルのこと。もう少し簡単には、「プロバイダと回線サービスが一本化されたサービス」という言い方もできる。

 これまではネットを利用するには、一部の例外(※回線一体型のプロバイダ)を除き、NTT東日本・NTT西日本などの「回線業者」と、@niftyのような「プロバイダ」の2社と契約する必要があった。しかし2015年2月から、フレッツ光回線の卸提供を受けた事業者(光コラボレーション事業者)が、独自のキャンペーンや施策をプラスした回線サービスも展開できるようになった。



 回線の速度や品質はそのままに、たとえば同一商品でも小売店ごとに価格が違うのと同じく、光コラボ事業者は「価格」や「付加価値(サービス)」など、それぞれの“セールスポイント”を押し出すことが可能だ。その結果、競争原理が働き、ユーザーとしてはより安価に使えるようになったり、多様なサービスを受けられるといったようなメリットを受けることができる。

◆お得に見える光コラボに乗り換えない理由と解決法

 光コラボの概要を知ると、光コラボに乗り換えるデメリットはないように感じる。むしろ、乗り換えたほうがお得なサービスや料金形態で利用できるはず。それでもユーザー数が伸び悩んでいるのは、はっきりしない不安要素がまだまだあるかだろう。

不安その1:回線の安定性・信頼性などに不安がある

→解決策:光コラボの大半はNTT東日本/西日本が提供する光ファイバー回線を利用しているため、基本的には同品質

 インターネット回線における現在の主流は光ファイバー回線(光回線)で、光回線サービスは複数あるが、NTT東日本/西日本の「フレッツ光」が全国規模で展開しており、シェアがもっとも高い。先ほども説明したように、光コラボ事業者はこのフレッツ光の回線を借り受けてユーザーに提供するので、基本的には今までと同品質の回線を利用できることになる。

不安その2:フレッツ光回線をすでに利用しているから再手続きが面倒

→解決策:Webや電話で簡単に取得が可能

 すでにフレッツ光回線を利用している場合、光コラボへと乗り換える場合に必要となるのが「転用承諾番号」。これは、現在契約されているフレッツ光から@nifty光へ変更する際に必要な番号のことで、NTT東日本/NTT西日本の専用窓口に連絡すれば取得できる。

 取得の手続き窓口はWebと電話が用意されていて、Webは必要事項を記載していけばよく、電話であればオペレーターが対応してくれるので、こういった手続きが苦手だという人でも取得がしやすくなっている。月々の通信費が下げられると考えれば、なんていうことはないと思えるのでは。

 なお、転用承諾番号は取得してから有効期限があるので(※@nifty光の場合は、取得後5日以内)、申し込む際には注意しておこう。とはいえ、何度でも取り直せるのでご安心を。



不安その3:工事費用が高いのでは?

→解決策:フレッツ光ユーザーなら原則無料! 新規でも分割払いで初期費用を抑えられる

 新たに回線を乗り換えるのだから、工事費が高いのではと思っている人も多いかもしれない。しかし、現状でフレッツ光回線を利用しているユーザーであれば、そのまま回線を利用できるため、原則的に工事は不要となる(※利用中のフレッツ光の回線品目を変更、またはホームタイプからマンションタイプへ変更する場合は工事が必要なケースも)。

 新規で申し込む際は工事費が発生する。@nifty光の場合、ホームタイプで回線契約料2,000円を含む20,000円(税抜)ほど(※600円×30回払い)だが、キャンペーン期間中に申し込めば開通月は月額費用がかからないので、初期費用は思ったよりは高くならないイメージだ。

 なお、フレッツ光の回線利用料金における定期契約割引は、契約更新月での解約を除き解約金が発生するが、光コラボサービスへの転用に限り、期間を問わず解約金が免除される。

 ただし、乗り換えに際してプロバイダを変更する際は要注意! 乗り換え前のプロバイダで解約金がかかるケースもある。転用する月も含め、2~3カ月間に支払う料金は確認しておきたい。

不安その4:工事費用をまだ分割払い中だが……

→解決策:分割している工事費の扱いは転用先による

 フレッツ光の回線工事費は、NTT東日本/西日本ともに30回の分割払いが可能。フレッツ光とプロバイダを同時契約した場合、プロバイダの定期契約が24カ月とすると、契約更新月(25カ月目)には5~6回ほど工事費の支払いが残っていることに。

 残っている工事費は、NTT東日本/西日本から光コラボ事業者に引き継がれ、その扱いについては事業者、あるいは転用元回線の契約状況によって異なる。一般的には以下のような対応が多い。

•残額を免除、あるいは減額(条件付きのケースも)
•今までと同条件で残額を分割払い
•光コラボ事業者からの初回請求時、残額を一括して支払い


 このように一律の案内が難しく、光コラボサービスの説明ページには明記されていないことも。多くは申し込み手続きの過程で電話などで行われる「コンサルティング」で案内され、このときに残った工事費についての話が出てくるはず。しっかりと確認しておきたい。

◆光コラボに乗り換えるメリット

 では、実際に光コラボに乗り換えると、どのようなメリットがあるのだろうか? 以下にまとめてみた。

•プロバイダ一体型なら、インターネット料金の支払いを一本化できる
•フレッツ光+プロバイダ契約よりも安く利用できることがある
•事業者独自のサービスを受けられる




 特に料金の支払いを一本化できる利点は大きく、通常フレッツ光を利用する場合、回線はNTT東日本/西日本、インターネット接続はプロバイダと、それぞれ契約するケースが大半。回線料金と接続料金の支払いが別となり、支払管理が面倒になってしまうこともある。また、ネットにつながらない際、問い合わせ先が2つあることで、どちらに問い合わせるべきか迷う……なんてことも。

 これが光コラボに乗り換えれば、契約上は回線サービスも光コラボ事業者となり、プロバイダが提供する光コラボサービスを利用するなら、支払い先やサポート窓口がひとつになるので、支払い管理の手間から解放され、さらにトラブル発生時に迷わないのもありがたい。

◆プロバイダ一体型の光コラボがオススメ!

 例として「@nifty光」へ乗り換えた場合で解説してみよう。

 @nifty光はプロバイダ一体型なので、先述した支払先や問い合わせ先の一本化ができるだけでなく、これまでフレッツ光を利用していれば、原則、特に工事の必要もない。申し込みもインターネットと電話のいずれでも可能なため、安心かつスムーズに契約を進められる。

 また、月額が24カ月間3,400円(税抜)~と料金定額制なので、インターネットの利用量などを気にせず利用できるほか、セキュリティやサポート、宿泊、グルメ、レジャー&エンタメなどのオプションも充実している。

 さらにauユーザーならお得に使えるプランがあり、@nifty光とauセット割を使えば、@nifty光の月額費用が毎月最大1,200円(税抜)割り引きされるので、auのスマートフォンを使っている人なら、月々の通信費を抑えられるはずだ。

 もう一点、注目しておきたいのが初期費用で、フレッツ光ユーザーによる乗り換え、または新規契約のいずれのケースでも、乗り換え(契約)月の月額利用料金が0円となっている。

 何事も契約というのは少々手間がかかる一面はあるが、そうはいっても月単位・年単位で、よく使うインターネット関連の料金を抑えられる可能性があり、手続き自体も当初に比べればだいぶわかりやすく、簡単になってきている。まずは検討・連絡してみては、いかがだろうか。



※記事内容は2016年6月現在の情報を基に作成。

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