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ビジネス・経済
離れて暮らす老親が心配だ! 高齢者みまもりサービスの現状を知る
 故郷で一人暮らしをしている親の健康状態が心配だ。そう思ってもなかなか職場で電話はしにくいし、遅くまで働いて帰宅するともう老親は寝ている時間。メールやLINE、SNSなどの環境に慣れてしまうと、デジタルに縁遠い老親の安否確認は意外と難しいことに気付く。そんなときに役立てたいのが、「高齢者みまもりサービス」である。

◆あらゆるセンサーを駆使して遠方の老親の状況を把握することができる!

 昔から、ポットのお湯を定期的に使うかどうかをモニターして、一人暮らし老人の安否状態を把握するというサービスは存在した。今でも象印マホービンがポットで安否確認をする「みまもりほっとライン」というものがあるが、その使用状況をFOMA通信で発信、メールで通知するところが変化した。初回が5,000円(税抜)かかるが、2カ月以降は月3,000円(税抜)の契約となる。

 この料金についてどう思うか、安心料と感じられる範囲であるかがポイント。こうした機器・センサーを用いた高齢者みまもりサービスは数多く、玄関、トイレのドアの開け閉めやトイレ水流、写真立て型モーションセンサーや人感センサーで動きを把握、異常があると警告メールが届くというものまである。

 その一方、オペレーターや自動発信電話などで定期的に安否確認するという簡易なものも存在。こちらは1,000円台のサービスもあり、非常に安価だ。

 なかでも興味深いのは、身につけた転倒検知送信機「Meマモーレ」で転倒を察知、すかさずケータイにメッセージが届くというもの。足腰に不安がある老親の場合は非常に便利な機能だろう。このように、高齢者側のプライバシーの心配をしてしまうくらい、いろいろなサービスが展開されている。

◆コストにさえ目をつぶればいざという時の駆けつけサービスまで可能

 さらに、セキュリティ会社が手がける高齢者みまもりサービスのクオリティがすごい。「セコム・ホームセキュリティ」なら救急ボタンを軽く握るだけでセコムの緊急スタッフが駆けつけ、必要に応じて救急通報もしてくれる。人感センサーで生活状況も把握可能など、“防犯+火災+救急+健康・医療サポート”がセットになった豪華な内容で、月額4,500円(税抜)だ。

 また、「ALSOKシルバーパック」も緊急ボタンの提供とともにセンサーで把握。あらかじめ救急情報を把握しておき、いざという時に駆けつけた救急スタッフが対処、救急隊員へのスムーズな引き継ぎを可能にする。生活リズムの見守りもできる。

 東急沿線なら東急セキュリティの「シニアセキュリティ」が便利。駆けつけた警備員からかかりつけ医師への連絡も可能で、もちろん家族の緊急連絡先にも素早く連絡が届く。

◆監視カメラを駆使して安否確認をするのは行き過ぎか!?

 近年ネットワークカメラが安価になったことで、高齢者みまもりサービスでもカメラを使用するものが多くなった。

 高齢者限定でなく、防犯のための玄関先、ペットや子どもの様子を確認する用途で、最大4軒の家を一気にスマホで監視できるとしているのがパナソニックの「スマ@ホーム」。人感センサーでの対応もできるが、屋内カメラキットで動画の確認をすることも可能だ。

 正直ネットワークカメラさえあれば、監視カメラ環境を構築するのは容易い。スマホで映像を見ながら安否確認というのもできない話ではない。ただ、ここで問題になるのは、たとえ健康不安を抱えている老人とはいえ、そこには家族間でも守るべきプライバシーが存在すること。くれぐれも見守り対象の理解を得た上で、適切な利用をするべきだろう。

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