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パソコン・ソフトウェア
身代金を要求する新手ウィルス「ランサムウェア」の脅威が増大中!
 PCをジャックして身代金を要求するという、なんとも恐ろしげなコンピューターウィルス「ランサムウェア」の脅威が広がっている。その注意点&対処方法とは?

◆「ランサムウェア」防御は、身近なウィルス対策から

 日本では「身代金型ウィルス」「身代金要求型ウィルス」とも呼ばれる「ランサムウェア」。国内にも被害が広がり始めたのは2014年頃からで、感染したPCは正常な操作を受け付けなくなってしまう。

 画像や文書ファイルが暗号化されて開けなくなったり、画面自体がロックされて何もできないなど、その被害は深刻だ。感染はPC単体だけでなく、共有しているファイルサーバーにも及ぶため、文書などをネットワーク上に保存している場合も安心はできない。

 気になる感染経路は、スパムメールでの添付ファイルと、ネットサーフィンからの2通りが報告されている。添付ファイルはJavaScriptの「js」「jse」、office系ソフトの「doc」「xls」ファイルなどに偽装されているものが多く、注意が必要だ。

 侵害されたサイトを閲覧しただけで勝手に感染させられてしまうネットサーフィン系ルートでは、一般的なウィルス対策と同様、以下の点に気をつけていればたいていは防げる。

(1)Adobe Flash PlayerとReaderは絶えず最新版に!
(2)Javaも絶えず最新版に!
(3)Windows Updateを忘れない!


 Adobe Flash PlayerやReader、Javaは便利だが、ウィルスの入口にもなることをお忘れなく。

 単純な対策としては、重要なファイルをUSBメモリなどでPCから隔離したり、信頼できるクラウドストレージサービスにバックアップしておく方法も有効だろう。

◆「ランサムウェア」で身代金を要求されても、支払ってはダメ!

 一般的なセキュリティウィルス対策ソフトウェアでは、こうした「ランサムウェア」の侵入を防ぐことは難しい。ただし、いわゆる「バックドアプログラム」と呼ばれるセキュリティアプライアンスが導入されていれば、誤って「ランサムウェア」スクリプトを実行したとしても、感染を防ぐことができるはず。

 不幸にも感染してしまった場合は、「この状態を元に戻すには罰金(身代金)を支払え」という警告表示が出る。なにかと話題なビットコインなど、ネット上の仮想通貨での支払いを要求してくるのだ。

 要求される身代金は1ビットコイン(日本円で約6万円)程度。「それぐらいなら……」とも思いがちだが、支払ってもPCが元通りになる保障はどこにもない。むしろ、どうにもならないと思ったほうがいい。

 それよりも、Windowsの自動バックアップ機能(ボリュームシャドウコピー)により、ファイルのバックアップが残っているかどうかをチェック。復元ポイントやファイル履歴からも、救出できるファイルが少なくないはずだ。また、Windows Serverを利用しているファイルサーバなら、シャドウコピーのスナップショットで元に戻せる可能性もある。

 いずれにしてもある程度のPCリテラシーが必要なので、不足している場合は専門チームか業者に相談することをオススメする。

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