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パソコン・ソフトウェア
Windows10の無償提供期間が終了目前 失敗しないアップグレード方法&初期設定
Windows10の無償アップデート期間がまもなく終了する。アップグレードするか迷っているからこそ、その方法について確認しておきたい点も多いはず。そこでアップグレード時に確認、そしてやっておいたほうがいい設定など、体験を交えて紹介する。

◆どうしてWindows10へのアップデートが必要なのか?

Windows7やWindows8.1を使っているユーザーで、まだアップグレードを実施していない人には、アップグレードを推奨する通知が表示されているはず。そもそもOSのアップグレードなんて別にしなくてもいいという人もいるかもしれないが、なぜアップグレードが必要なのだろうか?

その答えはいろいろあるとは思うが、一番の理由は、ユーザー数がもっとも多いと言われているWindows7のメインストリームサポートが終了しており、現在は延長サポート(※2020年1月14日終了予定)期間中ということが大きい。

一方、Windows8.1に関しては、メインストリームサポートは2018年1月9日までと多少の猶予はあるが、Windows10はWindows 8.1と比較して使い勝手がよくなっているのに加えて互換性も高く、今使っているOSがWindows8.1なら思い切ってアップグレードすることをオススメしたい。

なお、無償でWindows10に乗り換えられるのは2016年7月29日までで、7月30日からは有償となる。

◆Windows7からWindows10へアップグレードをしてみた

では、実際にWindows10にアップグレードするにはどうすればよいのか。Windows7搭載PCで実際にアップグレードを行ってみた。

Windows10へのアップグレードを行うには、タスクトレイ(※画面の下部にある帯状のもの)に「Windows10を入手する」というポップアップと共に表示されるWindowsマークのアイコン(※スタートメニューと同じ形)をクリック。すると、アップグレードに関する期限や簡単な注意事項などが記されたウィンドウが開く。

ウィンドウ内には、「今すぐアップグレード」「今夜アップグレード」のほか、「時刻を指定」という選択肢が用意されていて、いずれか好きなタイミングで実行できる。アップグレードにかかる時間は90分以内と表示されるが、アップグレードに必要なファイルは3GBと大きいため、利用している通信環境やPCの性能に応じて前後する。

アップグレードするにはPCがWindows10に対応していることが必須だが、互換性については事前にチェックが行われているはずなので、原則として気にする必要はない。もし、互換性がないと判定されたら「レポート」内容から原因を探り、該当するソフトや機能が必要であれば、セキュリティには注意を払いつつもアップグレードの見送りも視野に入れたいところ。

また、周辺機器は各メーカーのサイトで事前に動作確認しておく方がいいが、Windows10の回復機能によってアップグレード前の環境に戻せるので、動くかどうかをアップグレードにチェックしてみるというのもあり。それで動けば問題はないわけで(※それほど古いPCではないこともあり思いきってそうしたところ、いずれも問題なく動作を確認)、手間ではあるが反応せずとも回復機能を使えばいいので、早くアップグレードしたい人にはオススメかも。

◆Windows10アップグレード時は初期設定に要注意!

今回は、「今すぐアップグレード」を選び実行。ファイルのダウンロードが開始され、ダウンロードが完了すると再起動してインストールが始まる。「Windows 10にようこそ!」の文字が画面に出たら各種設定に移ることになるが、注意しなければならないポイントがいくつかある。

・注意1:「簡単設定を使う」ではなく「設定のカスタマイズ」を選択

利用に関する法文の表示後、「すぐに使いはじめることができます」という画面に切り替わり、ここで画面右下にある「簡単設定を使う」をクリックすると次の工程へと進んでいく。もちろん、指示通り「簡単設定を使う」を選んでも構わないが、事前にプライバシーに関する設定を行うために「設定のカスタマイズ」を選択したい。

すると、連絡先やカレンダーの詳細、タイピングと手書きといった各種データをMicrosoft(マイクロソフト)に送信してもいいかどうかのオン・オフ設定が行える。これらのデータは利用向上のためなどに使われるので気にならない人はオンのまま(※そういう人は最初から「簡単設定を使う」を選んでも可)にしておけばいいが、なんだかな……と感じる人は設定をオフにしておこう。

簡単設定を選んだ場合、データ送信に関する「個人用設定」の全項目がオンの状態になっているが、アップグレード作業を終えた後でも設定の変更はできるので、ご安心を。

・注意2:アプリ環境を維持するには「既定のアプリを選択」をクリック

続いて、「新しいWindows用の新しいアプリ」という画面では、そこに表示されているアプリが既定のアプリ(※Microsoft Edgeなど)として選択される。これらを既定のアプリにしたくない場合、画面左下の「既定のアプリを選択」をクリックし、次画面で割り当てたくないアプリのチェックを外そう。

ここまで作業するとログイン画面が表示され、さらに5分ほど最終設定が進行してアップグレードが完了。さすがにOSをバージョンアップさせることもあり、それほど古いPCではないが、ダウンロードからインストール作業が終わるまでに1時間強ほど要した。思ったより時間がかかるため、デスクトップPCならいいが、ノートPCをアップグレードする際は内蔵バッテリーに頼らず電源につないでの作業をオススメする。

◆規定のアプリや日本語入力はきちんと確認

アップグレード作業中、「簡単設定を使う」&「新しいWindows用の新しいアプリ」で「次へ」を選んだ人は、細かい確認事項などはあるが、とりあえずはWindows10へのアップグレードは終了。デスクトップ画面が表示されたら、あとは新しいOSの使い心地を試してみてほしい。

ちなみに、画面左下にあるフォルダマークをクリックするなどしてエクスプローラーを開くと、初期設定では「クイックアクセス」(※「よく使用するフォルダー」「最近使用したファイル」を表示)が表示される。従来のOSのようにフォルダーやドライブなどをメイン表示させたい場合は、表示オプションの「全般」から「PC」に変更。エクスプローラーを開き直せば、「フォルダー」&「デバイスとドライブ」がウィンドウ中央に表示される。

どちらの設定にしても、クイックアクセスやフォルダー、ドライブなどはウィンドウ内左のツリーメニューは表示されるが、慣れた環境で使いたいという人は、本格的に使い始める前に変更しておきたい(個人的にはクイックアクセスの利便性はオススメではあるが)。

一方、今回紹介したように既定のアプリの選択でデフォルトで用意されたアプリからチェックを外した場合は、他の作業へ移る前によく使うアプリを必ず確認すること。基本的にはチェックを外していれば以前の環境で設定&使用していたアプリが引き継がれるが、環境によっては規定のアプリから外れているものも。その際は、設定メニューの「システム」から手動で既定のアプリ設定を行おう。

また、以前から日本語入力にMS-IMEを使用している人には関係ないが、Windows10にアップグレードするとMS-IMEが“インストール&規定の変換ソフトに選択”がデフォルトだ。ATOKはじめ他の日本語入力ソフトを使っているなら、「Windowsキー+スペースキー」または「Ctrlキー+Shiftキー」で自分が使っているものに切り替えられる。もし、MS-IMEが不要であれば、言語設定からMS-IMEを削除するのもありかも。

基本的には、使用中のPC内にあるファイルやアプリ、設定といったものは新しい環境へと引き継がれるので、事前のバックアップがどうしても面倒……という人はバックアップせずにWindows10をインストールしても、問題が起きることは少ないはず。だが万が一に備え、できればバックアップは取っておきたい。

とはいえ何か問題があれば、先述したように以前の環境に戻すことも可能。ただし、戻すためのデータ保存のためドライブの使用量がかなり増えてしまうため、元のOSに戻らないようなら回復させるためのデータは削除してしまおう。なお、Windows10以前の環境に戻すことができる期間は、アップグレード後31日間だ。

以上、Windows10アップグレードの経緯を解説したが、今回はサブで使用しているノートPCを使ったため、バックアップを行わずにアップグレードを実行。データの消失やアプリの不具合など大きな問題は発生しなかったが、場合によってはWindows10に動作対応しているものでも、アップグレードに伴ってドライバが自動的にインストールされないケースも。その場合、アップグレード後に改めてインストールすればOK。

今回はアップグレードまでだったが、Windows10を使っていて戸惑うポイントの対策については、また別の機会にでも。

※記事内容は2016年7月現在の情報を基に作成。

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