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ビジネス・経済
リアルのレンタル店舗が動画配信サービスより今も有利な理由とは
 Amazonプライム・ビデオ、iTunes Store、Netflix、TSUTAYA TV、U-NEXT、dTV……、今やインターネットを介した映画の視聴が可能な動画配信サービスは群雄割拠の時代。TSUTAYAやGEOをはじめDVDレンタルは時代遅れの感があるが、まだまだ実店舗の方が有利な点が多いのはご存知だろうか。

◆動画配信サービスとレンタル店の新作入荷速度と料金に注目

 近所にTSUTAYAやGEOなどの実店舗がない場合は、選択肢が限られてしまい、動画配信サービスを利用する道を考えるしかないだろう。特に最近はリアル店舗が減少の傾向にある……という現実もある。

 しかし、近所にレンタル店があるのなら、ちょっと待ってもらいたい。一通り動画配信サービスを試してみてわかったのは、新作映画に関しては、まだまだ実店舗にかなわない部分があるということだ。

 たとえば、Amazonのプライム会員であれば、追加料金を払うことなくAmazonプライム・ビデオでたくさんの映画を楽しむことができる。なお、テレビを使用して視聴する場合は、最低でもFire TV Stick(税込4,980円)の追加投資が必要となる。

 ただし、こうして見られる映画のほとんどが旧作で、最新作の大半は別途代金が必要。さらに、追加料金が400~500円程度ならまだ良心的なのだが、HD解像度の最新映画を見ようとすると、下手をすると数千円の価格にまで跳ね上がってしまうことをご存知だろうか。TSUTAYA TVに関しても同様で、月額利用料金のほかに別途レンタル代金が必要なケースが多い。

 ならばNetflixなどの定額動画配信サービスではどうか。この場合は最新映画がそもそもラインナップに入らないという落とし穴がある。海外ドラマの充実を謳っているケースでも、最新シーズンが見られるようになるには結構な時間がかかることが多い。つまり、動画配信サービスは特別な先行配信などがない限り、現状では新作には弱めという傾向がわかる。

◆実店舗がまだまだ有利な理由その1:新作映画が届くスピード

 新作映画のDVDが店頭に並ぶスピードは、まだまだ圧倒的にリアル店舗の方が有利というのが、数あるサービスを利用してみての実感だ。話題作をいち早く見たい場合は、実店舗に足を運んだほうが、より早い段階で見られる確率が高い。

 もちろん、在庫という概念が存在しない動画配信サービスに比べ、人気作はすべてレンタル中といった問題は起きやすいが、それでも入荷スピードは恐ろしく早い。

 旧作映画をじっくり見る用途には動画配信サービスが適しているが、新作映画ファンならば、リアル店舗のほうが見たい作品が見つかりやすいといえるだろう。

◆実店舗がまだまだ有利な理由その2:まとめ借りで大幅コストダウンが可能

 そしてもうひとつ、動画配信サービスが現状でかなわないポイントとしては、コスト面の問題がある。

 旧作レンタルに関しては、もはや1本100円程度にまで価格が下落していることがほとんどなリアル店舗だが、その点では定額の範囲内で見放題の動画配信サービスに軍配が上がる。しかし、新作映画となると話は大いに違う。

 最近のレンタル店舗で多いのが、新作を含めて一週間レンタルが可能で、4~5本で1,000円(税込)というキャンペーンを、ほぼ通年を通して開催しているケース。1本あたりの単価は200円から250円となり、Amazonで新作映画を見ると400円はくだらないことを考えると、およそ半額だ。

 このように最新作の入荷スピード、コスト面の2点において、まだまだリアル店舗の優位性は損なわれていない。時代の流れに惑わされて自分の利用頻度とは合わないような動画配信サービスに加入する前に、今一度リアル店舗の価値を再認識したほうがいいだろう。

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