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スマホ・携帯
格安SIM・格安スマホユーザーが知っておくべき災害時の対策法は
 いまだ予断を許さない状況が続く熊本地震だが、このような災害が発生した際、MVNO提供のサービスが利用できるのか気になった人もいるのでは。そこで災害時におけるMVNOの利用ユーザーが知っておくべき項目をまとめる。

◆災害時にMVNOだからつながりにくいことはない

 災害が発生した際の地震速報や安否確認などは、大手キャリアでは独自のサービスが提供されているのでわかりやすいが、MVNOのSIMフリースマホを利用しているユーザーは、どう対応すればいいかわからない、そもそも災害時にサービスが利用できるのか、と感じている人も多いのでは?

 もっとも気になるのが、災害発生時、格安スマホのサービスは大丈夫なのかということだろうが、基本的にMVNOはアンテナや基地局などキャリアの通信施設を借りてサービスを提供しているため、大手キャリアもMVNOも災害時の条件に変わりはないようだ。

 ただし、通信が集中したときの混雑状況に関しては、MVNOはキャリアとの接続部分の通信容量が現状、潤沢ではなく、過度に通信が集中した場合、キャリアと比較してデータ通信速度が遅くなる可能性も。被災地以外のユーザーの利用が被災地に影響を及ぼすこともあるようなので、災害発生直後は負荷が掛かる使い方は避けたほうがいいだろう。

◆緊急地震速報対策はアプリやTwitterで解決

 サービスの運用面だけではなく、MVNOを利用する際に注意したいのが、災害関連の情報収集や情報発信手段について。大手キャリアを使っていると、大きな揺れが来る前に独特のメロディーが鳴り響く「緊急地震速報」が作動するが、MVNOでは原則的には使えない。

 ただし、緊急地震速報の仕組み(※一定エリア内の携帯電話、スマホに対し、情報を一斉送信)上、格安SIMであっても緊急地震速報を受信できる可能性はあるが、警報音が鳴るかどうかはスマホの機種に依存するという条件が付く。

 どの機種が対応しているかはメーカーが発表しているスペックからは判断できないため、SIMフリースマホを使っている人は、「Yahoo!防災速報」「ゆれくるコール」など、緊急地震速報に対応したアプリをインストールしておくことをオススメする。

 また、日本気象協会の地震情報発信Twitterアカウントをフォローしておけば、Twitterアラートの設定ができるようだ。

◆災害時の安否確認には「災害用伝言板(web171)」

 災害時には音声通話の混雑が予想されるため、安否確認などの連絡は「災害用伝言板」を利用したい。

 大手キャリアでは大規模な災害が発生した際、簡単な操作手順でテキストメッセージを登録、確認できる伝言板サービスを提供しているが、MVNOユーザーは利用することができない。

 その代わり、NTT東日本、NTT西日本が提供する「災害用伝言板(web171)」が同様のサービスに該当。登録する際に電話番号を入力する手間はあるが、キャリアを問わず誰でも利用できるほか、ドコモ、au、ソフトバンクの「災害用伝言板」ともデータ交換を行っているので、登録メッセージはいずれからも確認できるのがありがたい。

 熊本地震では、大手キャリアが災害救助法の対象地域に居住するユーザーに、データ通信に関する特別措置を実施したが、こうした動きはMVNOにも広がっている様子。災害時の対応策を把握しておくことは必要だが、今となってはMVNOも大手キャリアも遜色ないような状況となりつつある。災害が起きてしまっても、MVNOだからと、必要以上に不安を感じなくてもよさそうだ。

※記事内容は2016年5月現在の情報を基に作成。

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