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ビジネス・経済
Amazonの配送有料化で通販サイトの利便性が変わる!?
長年に渡り“全商品送料無料”だったAmazonジャパンの配送料が、4月から有料化された。ショッキングな話題だが、これを機に「より賢い通販サイト利用法」を考えてみよう。

◆Amazonプライム会員で元を取るには、年に何回買えばいい?

 まず、Amazonによる今回の改定は…、

・一般会員による2,000円未満の購入時は送料350円(税込)
・プライム会員は従来通り全品送料無料
・書籍やギフト券については(会員種別なく)送料無料

となる。ここ1年ほどプライムお試しキャンペーンが繰り返されていたことからも、プライム会員への誘導を推進する流れが見えてくる。

 プライム会員の主な特典は、以下の通り。

・年会費3,900円(税込)
・購入金額にかかわらず送料無料
・お急ぎ便&当日お急ぎ便、お届け日時指定便も送料無料
・Amazonプライム・ビデオで映画やTVが見放題
・Amazon Prime Musicで100万曲以上が聞き放題
・プライムフォトで写真を保存し放題
・Amazonタイムセールに30分早くアクセスできる
・Kindle本が毎月1冊無料で読める(対象商品のみ)

年会費3,900円=月額325円であれば、なかなかお得なサービスだ。

 では、年に何回の利用で“元が取れる”のかを、計算してみよう。

・当日お急ぎ便:約8回
・お急ぎ便:約11回
・お届け日時指定便:約11回(当日指定なら約8回)

と、なかなか微妙なラインに設定されている(苦笑)。ご自身の購入履歴を参照し、該当するような使い方をしている人は、検討されてみては?

◆書籍と一緒に購入すれば、金額にかかわらず送料無料のまま

 また、一般会員による2,000円以内の買い物でも、送料無料になるケースがある。

「書籍は送料無料」なので、たとえば300円の小物と800円の書籍を同時に注文すれば、合計1,100円でも送料無料。現状では、小物と書籍が別々の配送センターから発送されても送料無料になるようだ。ちなみに、ギフト券と同時の注文では送料無料にならないので注意したい。

 つまり、Amazonで送料無料を続けるには、「大人しくプライム会員になる」「せっせと書籍を買う」の二択というわけだ。ただでさえ激減している一般書店の閉店が加速化しそうで、あまりうれしくない選択肢ではあるのだが……。

◆現状で“最強”の通販サイトはヨドバシドットコム?

 一方、ライバル通販サイトにAmazon送料有料化の影響はないようだ。

 楽天市場は従来通り、楽天ブックスでの書籍購入は送料無料で、以前は配送の遅さも目立ったが、楽天ブックスに関してはAmazonと遜色なくなった。ただし、楽天市場が“店舗の集合体”という性質上、書籍以外の送料や迅速度は店ごとに異なる。

 ヨドバシドットコムも、全商品・日時指定とも送料無料のままで、100円の商品でっても送料無料で届けてくれ、多くの地域で注文当日に配送される(※午前中に注文した場合・当日配送不可となるエリアが一部あり)。

 最近のヨドバシドットコムは対Amazonを意識してか、「こんなものまで売っているの!?」と思うほど商品ラインナップが拡大しているため、現状では“最強”の通販サイトともいえそうだ。

 また、関東圏や関西圏にお住まいなら、アスクルがヤフーの協力で運営する通販サイト「LOHACO」も当日配送が可能。送料無料となるには、1,900円(税込)以上の購入という条件付きだが、医薬品や日用品の取り扱いが多く、急な利用が必要な際は選択肢のひとつになるので、覚えておいて損はないだろう。

※記事内容は2016年4月現在の情報を基に作成。

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