本文へジャンプします。

PCオーディオ化計画! ハイレゾ音源など高音質に音楽を楽しむには?
 スマホやPC、タブレットなどで音楽を聞くのが一般的になり、iPad Proはスピーカーを4つ搭載、どの向きでも音質がいいと評判を集めている。

 また、HPの「Elitebook 725G3」は、高級オーディオメーカーの「Bang & Olufsen(バング&オルフセン)」がスピーカーを手掛けるといったコラボも行われている。

 ダウンロード音源もハイレゾが浸透しつつあり、音にこだわるユーザーが実に増えた今、PCのオーディオ化はどのように行われているのか。

◆PCのオーディオ化には何が必要か?

 PCで音源を再生するとき、もっとも問題になると言われているのが“ハードディスクのノイズ”だ。

 今どきのPCはブーンなんて音はなかなかしないが、実は微細にノイズを発しているといい、直接イヤホンやデスクトップスピーカーなどをつなぐと、ノイズも一緒に聞いていることになるようだ。

 そこでノイズを除去する装置が必要になるわけだが、それが「USB-DAC」と呼ばれるもので、PCのUSBポートに機器を挿し、そこに付いているジャックにイヤホンやスピーカーを挿すという使い方をする。

 PCで高音質を実現するための手っ取り早い方法は、ノイズを発するPCからデリケートな音声信号の処理を切り離すことで、PCをトランスポートとして使い、PCとは別に「DAC」を用意する方法が、以前から使われていた。

 この「DAC」とは、デジタル-アナログ変換回路(DAコンバータ)のこと。デジタル化されたオーディオデータは、再生時にどこかでアナログ変換され、結果としてノイズの影響を受け音質を損ねてしまうが、DACを用いることで高音質を楽しむことができるようになる。

◆PCで高音質な音楽を再現してくれる「USB-DAC」

 かつてはFireWireや光デジタルケーブルなどを使ってPCとDACをつないでいたが、今はUSBが一般的。USB-DACは、PC本体とイヤホンやヘッドフォンの間にリモコンのように経由させるだけで使えるような小型のものをはじめ、ハードカバーの小説本くらいの大きさと、サイズが多彩に展開だけではなく、機能面でもハイレゾ対応でアンプとしての機能が強化されていたりするなど、実に多種多様のタイプが見かけられる。価格帯も2~3万から数十万円のものまで、幅広い。

 また、PCで再生される音源は圧縮されたものもあり、状況によって必ずしもクオリティが一定というわけではないが、あまりよくない音質を引き上げてくれる機能があるUSB-DACもある。好みや目的に応じて選択できるのはありがたい。

◆ワイヤレススピーカーも検討の対象に!

 USB-DAC の機能を内蔵した、PCに直接挿すタイプのデスクトップスピーカーもオススメだ。

 クリプトンの「KS-3HQM」は価格が10万円近くするが、USB-DACとスピーカーの両方を購入する場合よりも、もしかするとお安く済むかもしれない。

 最近は、ワイヤレススピーカーも人気で、PCとBluetoothを経由してつなぐタイプが、まだまだ主流ではあるが、高音質再生に対応したものが続々と登場している。ソニーから発売された「SRS-X9」など、Wi-Fi経由でハイレゾ音源の再生ができてしまう。

 こういった記事を探していくと、「サンプリングレートがどう」とか「ビットレートがどう」とか、専門的な数字がたくさん出てきてややこしく、結果、どれを選んだらいいかわからない……といったケースが多い。

 要するに、考え方は通常のオーディオと同じで、PCを“プレーヤー”と考えれば、USB-DACは“アンプ”、スピーカーは“スピーカー”ということ。まずはスピーカーで聞くのか、イヤホンやヘッドフォンで聞くのが中心なのかを決め、それに合ったUSB-DACを選んでいくのが、PCで高音質な音楽を楽しむコツといえる。

 いずれにせよ、最初から全部そろえるのはなかなか難しいと思うので、徐々に性能が高いものに寄せていくのがいいかもしれない。

※記事内容は2016年4月現在の情報を基に作成。

新着記事