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WEB・インターネット
広告ブロックを標準搭載したOperaがブラウザ界に革命を起こす!?
 独自エンジンからChromiumベースのChrome系互換ブラウザに姿を変えた、ノルウェー生まれの高速ブラウザ「Opera」が、さらなる進化を遂げようとしている。従来は禁断の手法でもあった、広告ブロック機能を搭載したのだ。

 Operaには通常の安定版に加えて、新機能を搭載したベータ版「Opera Next」、先行する開発者向け「Opera Developer」という別バージョンがある。2016年3月、そのOpera Developerに広告ブロック(アドブロック)機能が搭載され、業界内外に波紋をもたらしているのだ。

◆AdBlock Plusなどの拡張機能より、ブラウジングが40%も高速化

 ブラウザの広告ブロックといえば、FirefoxやChromeで「AdBlock Plus」などのアドオン(拡張機能)を利用している方も多いだろう。Operaによると、こうしたFirefox+AdBlock Plus、Chrome+AdBlock Plusよりも、Opera Developerは20~45%ほど高速なのだという。実際にテストしてみると、確かに速い。

 FirefoxやChrome+広告ブロック拡張機能では、その対象が「広告かどうか」の判別に時間がかかり、ページが表示されるまでにしばらく待たされることも少なくない。こうした判別の画期的な高速化と、余計な拡張機能をインストールしなくていい安心感という点で、Operaは革命的なブラウザになり得る可能性を秘めているわけだ。

◆操作は初心者でも簡単。広告配信の在り方を見つめ直す機会に?

 ちなみに、デフォルトのOpera Developerでは広告ブロック機能がOFFになっている。ブラウジング中に広告を発見すると「Block ads」アイコンが光り、それをクリックすることで広告表示のON&OFFが切り替えられる。

 もちろん、あらかじめオプション設定で選択しておくことも可能だ。逆に広告を表示させたい場合は、「盾」アイコンのクリックでブロック機能を解除。ワンタッチでON&OFFを選択できるため、初心者でも簡単なのはうれしいところ。

 広告ブロックには賛否両論があり、New York TimesやWashington Postなどアメリカのメジャー新聞社サイトでは、「広告ブロックツールの使用ユーザーをブロックするテスト」も頻繁に実施されている。「ジャーナリズムの活動資金を得るために広告は必要」とする両紙の考え方を、どう捉えるかはユーザー次第だろう。

 とはいえ、Webサイト上の広告が年々重くなり、数も多すぎるという感覚は万国共通のもの。Opera Developerが禁断の領域に手を付けたことで、「よりユーザーに適した」「ユーザーに不快な思いをさせない」広告配信について、改めて考え直す機会が生まれるかもしれない。この広告ブロック機能が安定版Operaにも採用されるのかどうか、今後の動向に注目していきたい。

※記事内容は2016年3月現在の情報を基に作成。

※関連サイト
Opera developer(公式)

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