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差出人住所を書かずに郵便物を送ることはできる?【ストーカー対策】
 荷物を送らなければならない、でも自分の住所を知られたくない!

 ネットオークションやフリマアプリに出品していた商品が売れたものの、落札者や購入者とのコミュニケーションがうまくいかず、モヤモヤをもてあましたまま発送したというのはよく聞く話。なかには、ある日を境に、自宅へダイレクトメッセージや、覚えのない出前が届くようになったという被害報告も。

 かくいう筆者も、請求した覚えのない結婚相談所の資料や、アンケート回答や会員登録をしたことがないところからなど、自分にはおよそ縁のないDMを束で受け取っていた時期があった。最後には怪しげな金融業者からのDMなども届くようになり、怖くなってしまった記憶がある。

 なぜそんなことになったかというと、出会った直後に「これ聞いてみて」と音楽CDを貸し出されたものの、メールやメッセージの既読スルーを繰り返しているうち脈がないことを悟ったのか、相手が「送り返して」と指示してきたのだ。疑うことなく自分の住所を書いて発送した筆者がバカだった。

 もっとも、これが既婚者となると笑い話では済まない。家庭を壊されたり、子どもに危害が及ぶ危険だってあるのだから、よほど気心の知れた相手以外に自宅の住所を知らせるべきではないのだ。

 では、どうすればいいのか。差出人の住所を書かずに、どうやって郵便物を送ればいいのか。

◆住所を相手に知らせなくてもやりとりできる個人売買サービスが続々登場

 まずは、オークションやフリマについて考えていこう。

 たとえば、ヤフオク!では、メールアドレスだけで品物を送れる配送サービス「メルアド便」を採用している。事前にエントリーしておくだけで、相手に個人情報を知られることなく商品を発送できるので、面倒くさい人に落札されそうだな……というアイテムを出品する際は、こちらを利用するといいだろう。

 話題のメルカリでも、同様のサービスがスタートした。出品時、発送方法を「らくらくメルカリ便」に設定しておくと、双方の住所がアプリ上にも伝票にも表示されることなくやりとりを完了させることができる。なにかと難癖をつけ、商品を着払いで送り返してくるような要注意人物もいるようだが、この発送手段ならとりあえず安心だ。

 知らない人に住所を教えたくないという人には、上記配送手段の利用をオススメしたい。出品者が違う配送手段を提示していたとしても、相談してみる価値はあるはずだ。

◆困ったときは郵便局留め! 基本料無料の私書箱サービスも要チェック

 「差出人住所を書かずに送るという手もありますが、荷物が迷子になったときに対処のしようがありません」

と答えるのは、郵便局お客様サービス相談センターのオペレーター。ならば、ほかにいい手はないかと聞いてみると、「郵便局留め」という手段を教えてくれた。もちろん無料だ。

「最寄り郵便局の郵便番号と住所を書き、“○○郵便局留”としてください。ただし、本名は必要です。ご利用の際は、念のため、局員に事情を話しておいていただけると確実です」

 問題があるとしたら、受け取り拒否をされる可能性もあるということ。できれば追跡可能なサービスを利用し、証拠をとっておこう。

 一方、郵便局以外の宅配業者では、送り状の依頼主欄住所氏名に「同上」と書いて持ち込む例を紹介された。「推奨はしません」という断りつきだったが。住所さえ間違えなければ、荷物は届く。だが、送りつけられた側の心証はどうだろうか。もしもこの手段で送る場合は、前もって相手の了承を得ておくべき!?

 住所を書かなくても相手の心証を悪くしない最良の手段は、私書箱だろう。「私書箱○号」自体が住所なのだ。郵便局の私書箱を利用するにはいくつかの条件があるが、民間企業が運営する私書箱の中には基本料金無料のサービスもあるので、個人情報を守りたいという人はぜひ調べてみてほしい。

※記事内容は2016年2月現在の情報を基に作成。

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