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エンタメ
新たに誕生したマンガの百科事典サイト「マンガペディア」って?
 一般社団法人百科綜合リサーチ・センターが2016年からオープンさせた、マンガの総合百科事典サイト「マンガペディア」が話題を集めている。

 これまでマンガのデータベースといえば、有志が制作したファン系サイトを探すか、Wikipediaを参照するしか方法がなかった。いずれもデータの信憑性には保障がなく、映画のように信頼できるデータベースがほしいと思う人は多かったはずだ。

◆公的なソースにも利用できるマンガデータベース

 運営元の百科綜合リサーチ・センターは、平凡社と小学館によって設立された一般社団法人。いずれも百科事典を編纂する出版社だけに、マンガペディアに関しても「編集者が項目を作成する際にはすべてのマンガに目を通した上で執筆しております」とのこと。登録さえすれば誰でも自由に編集できるWikipediaと違い、公的なソースとしての利用も考慮されているようだ。

 各作品の項目には簡単な作品紹介のほか、「概要」「登場人物」「場所・地域」「集団・組織」など、物語の内容に関する解説が並ぶ。やや物足りなさは感じるが、「どのような作品なのか」という概略を知るには、必要十分な情報量だといえそうだ。

 残念なのは、単行本のレーベルこそ明記されているものの、連載期間や掲載媒体名が記載されていないこと。マンガには連載休止や媒体変更、不定期連載なども多く、すべてを正確にフォローしきれないためだろうか。

◆検索機能も多様だが、作品数は今後の充実に期待

 各作品には「正式名称」「作者」に加えて「ジャンル」という項目も紐付けられていて、「バトル」「恋愛」「青春」など、タグ的に同種のマンガを探すことも可能だ。

 キーワード検索機能も充実していて、たとえば「バイク」で検索すると、作品名だけでなく登場人物、バイクの車種名や名称などから、「AKIRA」「湘南爆走族」「ワイルド7」「750ライダー」「バリバリ伝説」「あいつとララバイ」「ホットロード」「逮捕しちゃうぞ!」など、古くは70年代より様々な作品が表示される。“バイク>登場アイテム>400Four>ホットロード”という検索結果の多様性には、ちょっと驚かされた。

 が、2010年代など近年の作品に関しては、未だ編纂途上なのか、話題作でもヒットしないものが見受けられる。内容の信憑性を重視すれば、データ更新に時間を要するのも致し方ないところか。今後も作品数・内容を充実させていくとのことなので、その進展を見守りたい。

※記事内容は2016年2月現在の情報を基に作成。

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