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ビジネス・経済
「ナレッジコミュニティ」が切り開く未来とは? 専門知識やアイデア募集もお手軽に!?
 皆さんは「ナレッジコミュニティ」という言葉を聞いたことがあるだろうか? 単語としての意味でいえば、ナレッジ(knowledge)は知識や知恵のこと、コミュニティ(community)は共同体や地域社会のことで、直訳なら“知識共同体”となる。

 インターネットでは「人が集まる場所」のことを意味していて、知識や知恵を共有するインターネットのコミュニティのことをナレッジコミュニティと呼び、日本では基本的にはQ&A形式でユーザーが何かの疑問や質問をアップして、別のユーザーがそれに答える形式が多い。

 小難しいと感じたかもしれないが、ようは「Yahoo!知恵袋」「教えて!goo」「はてな」などのほか、「知識共有」という点では、不特定多数のユーザーが辞書を作る感覚で書き足していく「Wikipedia」や、専門家が自身の知識や考えを提供するサイトなどもそれにあたる。

顔が見えないからこそ聞けることがある!

 いまではナレッジコミュニティに分類されるサイトは数多くあり、その基本的な利用法は、自分の周りの人間に「こんなことも知らないの?」と思われるのが恥ずかしいときや、多くの人の意見を聞きたいときなどが多い様子。「○○の使い方」や「○○の作り方」など、ノウハウ関連の質問も多く見受けられる。

 特にインターネットは顔が見えない匿名性の高いコミュニケーションなので、人に聞くのは恥ずかしい身体の悩みでも告白できてしまうのが特徴のひとつ。「教えて!goo」では、質問に対して一般の回答とは別に、専門家が答える場合もあり、ふとしたケースや悩んでしまうような事態に関しても、弁護士がまじめに解説してくれているケースも。

 現在は、人とのコミュニケーション方法についてや介護や病気に対する悩みや相談などが多いようだ。

ナレッジコミュニティが示す未来とは?

 ナレッジコミュニティは、単に知恵袋という枠には留まらず、質問の傾向を分析することで、多くの人が今どんな悩みや不安を持ち、何に興味を持っているのかを知ることができる。

 現在は「ナレッジマネジメント」という言葉もよく耳にするが、これは会社が社員一人一人の持つ知識やノウハウを会社全体で共有し管理するという考え方。つまり、ナレッジコミュニティ上に存在する知識やノウハウは大きな財産なのだと言える。

 こうした考えを推し進める上で、企業では社内のナレッジを流通させるべく“社内SNS”や“社内Q&Aコミュニティ”を運用しているところも。

 これもいってみれば一般的なナレッジコミュニティと同じようなもので、社内にはいるさまざまな分野のエキスパートや豊富な業務知識や経験を持った人たちに、個人的な面識などはないが、社内Q&Aコミュニティを利用すれば気軽に社員全員に問いかけることができる。この方法なら具体的に誰がどの分野に詳しいのかを知るなくても、質問やアイデア募集という形で問いかけられるのもありがたい。

 近年ではこうした活用方法も増えてきているようだが、うまく活用すれば、ビジネスのヒントやチャンスも転がっているかもしれない。

 ネットでよく見かけるナレッジコミュニティは、こうした事例のように専門的なものは少なく、ユーザー同士が受け答えをしているものが大半だ。ただし、なかには海外渡航時の諸問題に答えてくれるものや管理栄養士・栄養士に特化したものなど、内容や用途が専門的なサイトもチラホラ登場してきている。

 こうしたものがもっと増えていけば、何かの見積もりや1社1社に問い合わせることが難しいことでも、当該ナレッジコミュニティに行けば解決! みたいな時代も案外と早くやってくるかも!?

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