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Amazonの動画配信サービス「プライム・ビデオ」「Fire TV」で何ができる?
 2015年9月、ついに「Amazon Fire TV」「Fire TV Stick」の日本発売が発表された。ただ、「それで何ができるの?」といった部分が、今ひとつ分かりづらいのも確か。そのあたりを、猿は無理でも素人なら分かる程度に解説してみる。

高機能なAmazon Fire TV、高利便性のFire TV Stick

 まずは、「Amazon Fire TV」。これはテレビのHDMI端子に接続するセットトップボックス(外付け装置)で、CATVをご利用の方ならイメージがつかみやすいかもしれない。

 詳細なスペックは、公式サイトなどを参考にしていただくとして、要は「これを接続すれば、Amazonが提供する動画配信サービス“プライム・ビデオ”を簡単に利用できますよ」というモノだ。リモコンが付属する、外付けのTVチューナーだと思えばいい。

 かたや「Fire TV Stick」も、基本的な機能はAmazon Fire TVと同じ。ただ形状がスティック状で、USBメモリーにも似ている。これをテレビのHDMI端子に直接挿して使うわけだ。

 音声認識など多機能な「Amazon Fire TV」に比べると低スペックだが、単純な外付けチューナー機能だけに絞り込んだ分、安価かつ持ち運びもできる利便性を兼ね備える。出先で使用する機会がどれだけあるかは、個人的には疑問だが……(音声認識に関しては、通常版より高額な音声対応リモコン付属版を使えばOK)。

プライム・ビデオとAmazonビデオの違いを確認

 Amazon Fire TVとFire TV Stickの基本仕様が分かったところで、「プライム・ビデオ」サービスについて確認しておこう。

 プライム・ビデオとは、Amazonのプライム会員向けに提供が始まった映像配信サービスで、「Amazonビデオ」内にある“プライム”タグが付いた動画が見放題となるのだが、ここで一点、注意がある。

 Amazonビデオとプライム・ビデオは、オーバーラップしている部分もあるのだが、まったくの別のサービス。Amazonビデオは有料レンタルと購入用の動画がラインナップされ、すべて有料なのに対し、プライム・ビデオは先ほども説明したように、プライム会員なら無料で見ることができる動画があるというものだ。

 ラインナップは多数あるが、プライム対象に入っているものは当然Amazonビデオ内での一部なので、Amazonビデオを利用しないとすべての作品を見ることはできない。傾向として、プライム対象になっている作品は日本映画が多いようだ。

Amazonが提供するコンテンツ以外も楽しめる!

 Amazon Fire TVやFire TV Stickではプライム・ビデオを楽しめることを説明したが、ほかには何ができるのだろうか。以下、まとめてみた。

•Amazonビデオやプライム・ビデオの動画の再生
•Amazon AndroidアプリストアにあるFire Stick TV対応アプリの利用
•Amazonミュージック・ライブラリで購入した楽曲の再生
•Amazon Cloud Driveにアップロードした写真の閲覧


 見て分かるとおり、あくまでもAmazonのコンテンツを楽しむことが目的となるのだが、Androidアプリストアで配信されているアプリを活用すれば、Amazon以外のサービスを利用することも可能だ。

 たとえば、最近話題の「Netflix(ネットフリックス)」をはじめ、「Hulu」「YouTube」といった動画配信サービスも、アプリストア内のアプリをインストールすることで楽しめてしまうのだ。

 また、スマホなどの端末の映像を無線(Wi-Fi)で送受信するMiracast(ミラキャスト)も、普通はスマホとテレビの両方が対応していないと使えない。しかし、テレビがMiracastに未対応であっても、Amazon Fire TV Stickが対応しているので、Miracast対応端末の映像をテレビ映し出すことはできるのだ。家族や友人らと写真、動画、ゲームなどを大画面で楽しめるのはうれしい。

Chromecastとの違いは?

 同じHDMI端子として直接のライバルは、Google「Chromecast」(HDMI端子ストリーミングプレーヤー)だろうが、両者には大きな違いがある。以下、簡単に違いをまとめてみた。

・Chromecast:単体では動作せず、本体メニューもない(使うためにはスマホやタブレットが必須)。
・Fire TV Stick:リモコンが付属するので、HDMI端子に挿すだけで使える。

 つまり、Amazon Fire TV StickやFire TV Stickが単体で使えるのに対し、Chromecastはなんらかの端末なしには使えないので、ある意味まったく異なるデバイスと言えるかも。

 わかったような、わからないような気もしないが、誤解しがちなのは、「TVチューナーではない」ということ。CATVが広く普及している欧米なら、外付け機器での動画配信サービス利用など当たり前だが、日本は違う。

 「テレビ放送は電波で飛んできて、アンテナで受信するもの」=固有のサービス。つまり、「普通のテレビ放送と、Amazonのプライム・ビデオはどう違うの?」がポイントになってくる。動画配信サービスについて知らなければ、機器の利便性も意味をなさないわけだ。どのデバイスを選ぶかは、自分の好みや使い方、持っている端末などに合わせて選ぼう。

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