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紙の本フェチでも電子書籍を便利だと思う使い方があった!
 電子書籍といえば、最近ではファッション雑誌「an・an」のkindle版での一部ページの非掲載問題がインターネット上で話題を集めたが、皆さんは電子書籍というものを利用しているだろうか? 

 かくいう筆者は、毎日書店へ足を運ばずにはいられないほどの紙の本フェチである。雨の日も雪の日も本屋へ通う。暇さえあれば本のページをめくっている。紙の見本帳やカラーチップを広げているだけでも幸福を感じることができるほどだ。

 そういったわけもあって、個人的にはアンチ電子書籍派である。スマホ史が始まる以前、電子書籍の黎明期からデジタル書籍に触れてきたし、編集者として実際にコンテンツ制作にもかかわってきたが、紙の本に対する愛情の半分もそこに注ぐことができなかった。

◆「電子書籍ならどこでも読める」という神話は過去の話

 そうはいっても、iPhoneとiPadには電子書籍リーダーアプリぐらいは入れている。だが、仕事以外で電子書籍を読むことはまずない。なにしろ読みたいと思うタイトルは、ほぼといっていいほど電子書籍化されていないし、電子の恩恵と誰しもが感じるであろうバックナンバーに関しても雑誌は思っている以上に早く消されてしまうし、さらに「次に読みたい、なんとなく引かれる本」を探し出すのも、想像以上に至難の業といえる。

 電子書籍は、速読や斜め読みにも向いていないし、たまにどこまで読んだか分からなくなると、思わずスマホごと捨てたくなってしまうほどだ。紙の本に感じるような出会いのときめきもなければ、インクの匂いや紙の質感みたいな五感に訴える魅力もない。

 仮に購入までこぎつけたとしても、ラッシュ時の満員電車で読めば白い目で見られるし、ましてや歩きながら読むわけにもいかない。スポーツジムでスマホを取り出そうものなら、「盗撮するつもりだろ」と怒られたりしてしまうことも。「電子書籍ならどこでも読める」という神話はどこへいったのだろうか!? これなら紙の本のほうがよほど読みやすいではないか。

 長々と文句を書いてしまったが、アンチ電子書籍派の筆者でも、即買いしてしまう電子書籍というものが、なかにはいくつかあるので紹介してみたいと思う。

◆かさばる本を持っていけない場所で役に立つ! それが電子書籍の真価

・旅行ガイドブック
 なにより便利なのはこれ。紙の本は荷物になるが、電子書籍なら何冊でもスマホやタブレットに詰め込んで旅先へ持っていける。紙の本とダブル買いする人もいるようで、出発前の下調べには紙の本が、出先では電子書籍が重宝するという。ネット環境さえ整っていれば地球の裏側にいても購入できるのがうれしい。

・栄養価などのデータをまとめたハンドブック
 ダイエットなど食事制限中の人なら、外食時の栄養価が気になるところ。外食先でいちいちハンドブックを開くのは面倒だし、周りから変な目で見られてしまうかもしれない。そんなとき電子書籍で持ち歩いていれば、よほど至近距離でのぞかれない限りは、周りからは単にネットを見ているだに見え、さりげないチェックができるのもうれしい。

 ちなみに筆者は書店でまずチェックして、電子書籍版が出ていたら購入するようにしている。「Tarzan」(マガジンハウス)2015年9/24号「糖質OFF徹底ガイド」などは電子書籍版のほうが役に立つと思い、光の速さで購入ボタンを押した。紙の雑誌より安かったので満足している。

 基本的には紙の書籍に比べるとタイトル数も少ないし、現状では貸し借りやもう読まなくなったものの売り買いもできない。今ではスマホでも読めるが電子書籍を読むための端末が必要となるほか、中古本もないなど、電子書籍には至らない点が数多くある。

 さらに、サービスによってファイルの形式が異なるのも困りものとデメリットを上げれば切りがないが、先ほど解説したように持ち運びに重量感を感じてしまうような局面や紙媒体に比べると安価など、電子であることにメリットを感じさせる一面もある。アンチである筆者もなるほどとうなるような使いかもあるので、興味があれば一度試してみるのもありかもしれない。

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