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シニア世代の暮らしを豊かにするアプリを厳選! 使い方と設定を紹介
 iPadについて、高齢者やその家族、そして介護業界でも注目されていることを背景に、前回は、高齢者向きの初期設定の必要性を解くとともに、どのような使い方ができるかを解説した。

 今回はシニアがiPadに親しむ方法を考えながら、実際に役立つアプリを紹介していく。

◆iPadを使い続けるかどうかは“安心感”にかかっている

 シニアは得てして心配性。間違ったところを触って壊れはしないか、身に覚えのない料金を請求されるのではないか(子どもに請求がいくのではないか)という不安から、電脳機器を敬遠する人も多いという。これはシニア世代にかかわらず、どの世代の人でも気になるところでもある。アプリなどで興味を引くことも大事だが、まずは「安心して使える」ということの説明が重要だ。

 そういった“安心感”を出すため、筆者の家で実際に行った事例を見ていこう。

 設定済みのiPadを2台用意し、冒険心のある母(71歳)には「ここだけは触っちゃダメ」という禁則を叩き込み、石橋を叩いて渡るタイプの父(76歳)には操作法を順を追って説明。その結果、母が父にiPadの使い方を教えられるようになり(両親の力関係に変化が見られたことは置いておくとしても)、目覚ましい進化に驚かされたが、iPadを使い慣れていない人には、要点を絞った説明が有効なのかもしれないことが分かった。

◆オススメのiPadアプリ5選

 また、コミュニケーションの幅が広がるのも間違いない。メールやSNSを使った交流はもちろん、実際に会って使い方を伝授し合うリアルの交流が増えたということも、筆者の周りではいくつも聞いている。iPadを使っている姿を見せびらかすために便利なアプリを探し出し、友だちに自慢している間に操作法を身につけてしまったという人も。

 そこで、iPadに入れておくと便利なアプリを紹介していく。シニア世代に渡すiPadに入れて置いてあげれば、いろいろな刺激になってお互いにコミュケーションも弾むはずだ。

・「Dropbox」
言わずと知れたクラウドを利用したネットサービスで、複数の端末で情報・データを共有できる。なにが便利かといえば、共有しているフォルダに放り込むだけで、相手に写真データなどを届けられるので、いちいちメールを開いて保存してといった手間をシニア世代にかけさせないのがいい。キラーコンテンツのひとつである「孫の写真」なども、簡単に見せることができるのが素晴らしい。

・「らじるらじる」
これはiPadでラジオを聞けるNHKのラジオアプリ。移動中や家でのちょっとした空き時間などには、テレビよりもラジオという人もいるはず。iPadひとつでラジオを楽しめるのはもちろん、NHKによるアプリというのもシニア世代には受けがいいはず。

・「Skype」
シニア世代に使ってもらうiPadには是非とも入れておきたいアプリのひとつ。使いやすいインターフェイスであるのも好印象だし、遠くの友人や家族と簡単に連絡を取れるのもうれしい。テレビ電話機能でお互いに顔を見ながら会話できるので、おいそれと会いに行けないような距離や、健康状態などを確認したいときなどに活躍してくれる。

・「お薬ノート -薬歴・服薬管理-」
薬の服用や処方のリマインダーを送信でき、薬の飲み忘れを防ぐのにも役立ってくれる。複数のユーザーが操作できるようにも設定が可能なため、本人だけでなく看護する側の家族にもメリットがある。

・「Webりーだー -音声読み上げブラウザ-」
Webサイトのコンテンツを読み上げてくれる無料のWeb閲覧アプリ。これなら多量の文章を読むのが大変というシニア世代も、心置きなくWebページを楽しめる。一度読み上げたページは自動で保存されるから、あとでオフラインでも読み上げてくれるのも◎。

◆シニア世代のiPadには自動更新の設定を!

 厳選して5つのアプリを紹介したが、いかがだっただろうか。ほかにも「iPhoneを探す」や、「YouTube」でカラオケの練習をしたりといった使い方も、シニア世代にはオススメしたい。

 こうしたアプリを自由かつ安心に使ってもらうため、アプリやプラグラムが常に最新になるように自動更新されるように設定しておいてあげてほしい。また、ユーザーアカウントに制御をかけ、アクセスできるオプションの数を制限することで操作を簡単にし、シニア世代が操作方法が分からず混乱したり、うっかり間違ったプログラムを起動したりするのを防ぐという手段を講じておくのもいいかもしれない。

 ちなみに、シニアに限ったことではないが、ネットでクレジットカードを使用することに抵抗を持つ人は意外に多い。対策としては、アプリや楽曲などの有料コンテンツがほしくなったときのことを考えて、iTunesカードなどを贈っておけば、安心度はさらに高まるはずだ。

 自分でアプリをダウンロードするようになれば、iPadライフはさらに充実すること間違いなし。使い方に合ったデータ容量や接続サービスのチェックもお忘れなく!

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