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“外に出て遊ぶ”スマートフォン用ゲーム「Ingress」が話題沸騰!? 現実とリンクした陣取りゲーム
 巷で話題のゲーム「Ingress」(イングレス)。どれぐらい話題かというと、各地の自治体がこぞって観光誘致に採用したり、2014年末に開催された実地体験イベントに5000人もの参加者が集まったりもしている。さらに、ゲームをより楽しむために地域のコミュニティーに参加したところ、それほど参加人数は多くないのにもかかわらず、早朝から深夜まで時間を問わず通知がきたり……なんて体験も(苦笑)。今や、スマートフォン用オンライン・ゲームの代名詞ともいうべきほどの過熱ぶりだ。

 そんな超人気アプリであるIngressなのだが、「実はなんだかよく分からない……」という方も多いのでは? なので今回は、「Ingressとは何ぞや?」というお話をしていく。

◆GPS・Googleマップを利用した陣取りゲーム

 Googleが開発したIngressは、簡単に言ってしまえば「スマホの位置情報システムを利用した陣取り合戦=イス取りゲーム」のこと。GPSで現在地を地図表示すると、「ポータル」という謎のポイントが現れる。そうしたらポータルの名称や写真を調べ、情報を頼りに該当地点へ行くと、今度は「ハック」というボタンが押せるようになり……といった具合に進んでいく。



 なるほど、地図ゲームなのかと、単純に考えるのは早計で。実はそこに現実と仮想世界の融合が隠されているのだ。

 ゲームの舞台は、ヨーロッパで発見されたエネルギー物質“XM”(エキゾチック・マター)をめぐり、2つの陣営が陣地を奪い合う世界。“XM”は心身に啓発的な効果を及ぼすため、“XMポータル”と呼ばれる文化・芸術・宗教的なポイント(名所旧跡・公共施設・駅・教会・神社など)に存在し……そう、これが先ほど言った「ポータル」にあたる。

 プレイする際には、このポータルを探すだけでなく、相手のポータルを攻撃し奪うことで、より多くの陣地を確保していく。そのためにはハックが不可欠なのだが、そこにはさまざまなルールと制限が用意されている。

◆現実とリンクした拠点が面白さを倍増

 詳細は解説サイトなどを見ていただくとして、現実と仮想空間がクロスした世界観は、単純ながら奥深い駆け引きを要求してくる。「まず何をすればいいのか?」さえ、自分で情報を精査し、考えてからでなければ動き出せない。歴史から宗教・地理など雑学的な知識、心理戦を制する判断力、さらには行動力までが試される、究極の“大人ゲーム”なのだ。

 このゲームのツボは、カギを握るポータルが現実の拠点であること。ローソンや伊藤園の自動販売機(期間限定)、果ては三菱東京UFJ銀行など、各種コラボキャンペーンで身近なリアルがポータルになる面白さ。これはハマる! 2014年にiOS に対応した頃から日本でもプレーヤー数が増え、開発元ナイアンティックの発表によればダウンロード数は世界2位とのこと! さらに今では日本語対応となったことで、ますます人気を集めている。

 なにより斬新なのは、全国の観光スポットがポータル化され、旅をしながらゲームが(ゲームをしながら旅も?)楽しめること。こうした斬新なアイデアが評価され、今や全国の地方自治体を巻き込み、旅する“やりこみ”ゲーム「Ingress」が一大ムーブメントに!? というお話は、また次回にでもしたい。

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