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WEB・インターネット
本当は怖い!? 個人情報が詰まったSNSに潜んでいる危険から身を守るには?
◆SNSには楽しさの反面、危険性も…

 Facebookに端を発したトラブルや事件の話題が、あとを絶たない。アカウント乗っ取り、詐欺、個人情報流出、ストーカーなども恐ろしいが、知らぬ間に犯罪やテロ活動に巻き込まれていたという話を聞くと、怖くて震え上がってしまう。

 ニュースにはならなくとも、水面下で怖い思いをしている人は多いだろう。あるいは、Facebookへの書き込みが災いし、内定を見送られたり仕事の案件がよそへまわってしまったりと、自分でも気づかぬうちに可能性を摘み取られている場合も……。

 日本人がもっとも身近に感じている危険性はストーカーだろう。筆者でさえ遭ったことがあり、驚いたことに、出身校の同期グループで知り合った相手だった。といっても、会話をしたわけではない。相手の投稿に「いいね!」をつけたら友達リクエストが送られてきた。その名を仮にSとしよう。

 友達になったといっても1ヵ月ほどは全く交流がなかった。それが、ある日突然、1日何十通ものメッセージが届くようになる。筆者の過去の投稿についてのコメントから始まり、そのうち筆者の地元の話題や筆者の兄弟の話題が混じるようになり、やがて小っ恥ずかしい愛の言葉へ。スルーしているうちに、住まいがバレた。待ち伏せされる恐怖に震える日々が続いた。

◆Facebookから、住んでいる場所や家族構成がなぜバレる?

 答えは過去の投稿にあったようで、筆者がアップした写真に駅ビルが写っているものや、駅前のショップや街並が写ったカットも投稿していた。極めつけは共通の友人たち。Sは一度も私と対話をすることなく筆者の写真を入手し、また細かな個人情報を聞き出していたのだ。

 結局、弁護士や警察関係者に相談し、ある程度の対策を練った上で様子を見ることに。友達解除して怒らせるのは必ずしも得策ではないという助言に従い、多忙を理由にタイムライン上で、すべての友達とのメッセージのやりとりを断り、「プライバシー設定」でSを外した投稿範囲のリストを作成。ログイン状態を隠すべく、「一部の友達に対してチャットをオフ」に設定し直した。

◆SNSでのトラブルは男女問わず起こりうる

 男性にも危険はあるだろう。不倫中の人はもちろんだが、恋愛のもつれや過去の交際の不始末で女性の恨みを買ってしまった、あるいは、好意に応えられなかっただけでやましいことはまるでないのに、後味の悪い思いをしたことがある人は要注意だ。

 一見、どこにでもある人間模様も、Facebookを介したことで、奇妙な歪みを生み出してしまうケースもある。

 家族写真やプライベートなど、和やかな話題なのにも関わらず、どうしてか自分が投稿した内容を読んでいる相手の気に障ってしまったり怒りを買ってしまう場合も……。そして最悪の場合、その怒りはネット上だけでなく、自分や家族などリアルな人間に向くこともある。SNSの中には、相手の情報ならいくらでも転がっているし、友達を突っつけば家の住所なんてすぐに引き出せてしまうなんて状況も考えられる。

 FacebookをはじめとしたSNSの人間関係に、「絶対安心」というのは残念ながらありえない。リアルでは溶け合うことのないクラスタ(属性)を「友達」とひとくくりにし、同じ情報を発信しているのだ。誰とでも同じ距離感で親しめるわけがないとリアルの世界では分かっているはずなのに、なぜFacebookでは警戒が解けてしまうのか?

 そうしたSNSでのトラブルや恐怖から身を守るには、日頃から危機意識を持つことも大事。位置情報はもちろん、場所が特定できてしまうような画像やコメント、家族写真などを投稿する際は「プライバシー設定」で公開範囲を限定するなど、予防策も必要となってくる。SNSは楽しく、安心して使いたいものだ。

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