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パソコン・ソフトウェア
PCの天敵である暑い季節到来! 設置場所など熱暴走トラブルを避ける対策術
◆高温多湿な季節はPCにとっても天敵

 パソコン(PC)にとって梅雨時期や夏といった季節は大敵で、あまりにも熱くなりすぎると起きてしまうのが熱暴走だ。外気温にかかわらず、PC起動中はけっこうな熱量を放出していて、PCは人間以上に熱に弱い。熱暴走が起きるとPCの頭脳でもあるCPUの処理速度が下がり、PC自体やアプリケーションソフトの起動が遅くなったり、重くなったりといった症状になってしまう。たとえば、微熱などで頭がボーッとしている状態を想像してもらえば分かりやすいかもしれない。

 熱暴走を起こさせないためには、当然ながら排熱処理を行う「ファン」が最も重要となる。性能が高いほど効力を発揮してくれるが、パーツの話を持ち出してしまったら、それだけで「対策はしたいけど、そういう話は苦手……」と感じてしまう人もいるかもしれない。

 そういった人たちも、ご安心を! ファンの付け替えはできずとも、PCの設置場所を変えることならできるはず。

◆PCの設置場所はどんなところがいい?

 まずは熱暴走を防ぐために、PCが置いてある場所を再確認してみてほしい。PCを置いてはいけない場所としては、「湿気の多い場所」「不安定な場所」「直射日光が当たるような場所」「キッチン」などが挙げられる。
不安定な場所というのは言わずもがなで、湿気が多い場所に関しては、毎日電源を入れるような人はまだ大丈夫だけど、1週間に1度とか数週間に1度といった頻度だと、PC内部にカビが生えてしまう場合も。それでもその場所しか……というような人は、カビの原因となるホコリをこまめに取り除こう。

 直射日光は、PCにとっての天敵である熱を引き起こす要因にもなる。最近のデスクトップPCのケースは黒色が主流だから、日光が当たっているとケースの内部はかなりの高温になってしまうことは容易に想像できる。そうでなくてもPCは精密機械なので、できる限り避けたい設置場所のひとつ。また、キッチンにPCを置く人は少ないだろうけど、キッチンでいれば油など、とにかくPCにとってよくないものが飛んできそうな場所はやめておこうという一例だ。

◆PC設置場所を見直し熱暴走対策を!

 設置NGな場所を避けてデスク周りにきちんと置いてるから安心……となる前に、もう少しだけ待ってほしい。デスク周辺にPCを置く場合、スペースの集うなどから壁際ぴったりなどに置いている人も多いと思う。しかし、これはPC本体内の空気の出口となる排気口をふさいでしまうことになるのでNG。熱がこもりやすくなってしまうことを避けるべく、壁から10㎝以上は離したほうがいい。

 ただし、壁から離したとしても空気の流れがまったくなかいような場所だと、ファンがいくら回ったとしても周辺の温度が上がり影響を受けやすくなるので、空気の流れがいい場所を選びたい。

 通気性をよくするため、高いところと思うかもしれないけど、これもあまりオススメできない。よほどスペースが確保できて頑丈な場所ならいいが、そうでなければ落下の危険性があるので注意が必要だ。

 ちなみに、PCの設置場所を再考することのもうひとつのメリットが、騒音や振動なども抑えられるということ。常に新鮮な空気を取り込め、動作環境温度を高めずに使用できれば、ファンの回転数などを上げずにすむため、駆動音を気にすることも減るはず。

 またノートPCを利用している人は、暑い季節は特に熱暴走に悩まされやすい。ノートPC用の冷却台などを使うといった方法もあるけど、高負荷作業をする場合、PCの性能を制限するという手段も。

 詳細は長くなってしまうから簡単に書いておくと、「電源オプション」から「バランス」→「プロセッサの電源管理」→「最小のプロセッサの状態」と進み、バッテリ使用時・電源接続時ともに0%に変更、さらに「システムの冷却ポリシー」(※メーカー製などの場合はない場合も。ただし、別項目に同じような設定があるケースあり)をバッテリ駆動・電源接続時のどちらも「アクティブ」に設定する。なお、「最大のプロセッサの状態」のほうは、用途に応じて変更する。

 個人的にはバッテリ使用時は最低性能で固定したいので0%に、電源接続時は擬似的にターボブーストだけオフにしたいので99%にするのがいいかも。読んでも分からない……という人にはオススメしないでおくことにする。ノートPCではほかにも、NVIDIAのGPUを内蔵しているマシンであれば、普段はオフになるように設定しておけば、発熱を抑える効果に期待が持てる。

 あとは、排気口やファンにはホコリがつきやすいので、こまめに掃除することも必要。いくら設置場所をきちんとしていても、熱の通り道がふさがれてしまっていたら意味がないからだ。さらにデスクトップPCで内蔵HDDを何個か使用している人は、PC本体ケースの仕様にもよるが、間隔を開けておくというテクニックも効果が見込めると思う。

◆スマホも熱に弱いから熱暴走には要注意!

 ちなみに、熱暴走はPCだけではなく、スマートフォンで発生することも。詳しくは別の機会にでも取り上げるが、基本的には高温の場所で長く使ったり、放置したりといったことはなるべく避けるに越したことはない。

 熱暴走の結果、多少動作が重くなる程度ならまだしも、最悪フリーズしたり突然電源が落ちてしまうケースもある。これからの暑い季節を乗り切るべく、体調に加えてPCやスマホの管理方法にも気を付けたい。

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