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通信
空港の公衆無線LANは危険!? 東京オリンピックに向けて広がるWi-Fiを、安全に使う方法とは?
 東京オリンピックに向けて、今、東京では“Wi-Fi”“公衆無線LAN”が流行キーワードともなっている。この動きは、遠くないうちに各地方へも波及していくことだろう。夕方のテレビニュースでも「公衆無線LANの安全性」が取り上げられるなど、“公衆無線LANとは?”という基本が浮き彫りにされつつある今だけに、改めて、その安全性を見直してみたい。

 Wi-Fiのセキュリティ設定に関する解説は専門的になるため、別に機会を設けるとして…、「難しいことはよく分からないけど、結局はどうしたらいい?」という方は、“WPA1+AES”もしくは“WPA2+AES”がキーワードだと覚えておこう。自身のセキュリティ設定に“WEP”や“TKIP”が使われていたなら、すぐに設定し直すことをオススメする。Macの場合は“WPA2パーソナル”であること、AirMacなどは“WPA/WPA2パーソナル”になっているケースも多いため要注意だ。これは“WPA+TKIP”と同じなので、“WPA2パーソナル”かどうかを確認しよう。

 ちなみに、Wi-Fiのセキュリティ設定は日々進化している。1年後には「そんな設定は今どきあり得ない」ことにもなりかねないので、最新情報には絶えずアンテナを張っておきたい。

 では、こうした自身の設定だけしておけば大丈夫なのか? 

 答えは「Hmm..., Well, No?」だ。「うーん…、ええと、Noかな?」といった感じ。利用する公衆無線LAN側のセキュリティ設定が甘ければ、それこそ「絵に描いた餅」だ。

 2014年夏、神戸大学大学院の森井昌克教授が「成田・関西・神戸の各空港が提供する公衆無線LANは暗号化されておらず、通信内容が丸見えなので危険」と指摘したケースも記憶に新しい。空港側は「パスワード入力などの煩雑さを避け、利便性向上のため」に暗号化していなかっただけで、対応が非難されるような事象ではない。要は、ユーザー側がそれを認識し、自覚した上で利用できるかどうかだ。暗号化されていない公衆無線LANで、「銀行やクレジットカードのサイトにアクセスする」、「ショッピングサイトでクレジットカードを使う」、「パスワード等の個人情報が必要なサイトにつなぐ」などは御法度なのだと。

 ならば、WPAさえ設定されていれば安全なのか? これまた「Hmm...」だ。次回は、もう一歩進んだ公衆無線LANの安全性について考えてみよう。

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