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エンタメ
リアルタイムに番組を視聴できるCS放送ネット配信がスタート。テレビとネットの関係が飛躍的に変化する!?
 テレビで「この番組はオンデマンドでも視聴できます」というメッセージを目にする機会も多くなった昨今。ビデオ・オン・デマンド(VOD)によるネット動画配信サービスは、急速に普及しつつあると言ってもいいだろう。

 一方で、オンデマンドは過去に放送されたコンテンツが主体のため、品質確保や違法アップロード対策、権利問題などから、リアルタイムでのネット配信は放送業界の大きな課題となっていた。そして、ワンセグで視聴できる地上デジタル放送では放送されない、CSやBSのスポーツ中継などを外出先でもネット視聴したいという声が、各方面から挙がっているのも確か。

 そこで新たな放送事業モデルとして注目されつつあるのが、10月からニコニコチャンネルでも視聴できるようになったCS放送・フジテレビNEXTの24時間編成クラウド配信「フジテレビNEXTsmart」だ。復帰した香川を始め、内田、岡崎、長谷部ら日本人選手も多く活躍するドイツ・ブンデスリーガ、F1の完全中継、NBAなど、パブリッククラウドによるリアルタイム総合編成放送の配信に、魅力を感じる方も多いだろう。

 米NBCの調査によると、1日平均4時間19分だったロンドン五輪のテレビ視聴が、ネット配信を含めると8時間24分にまで跳ね上がったという。ソチ五輪やブラジルW杯でも、ネット配信がより重視されたことは言うまでもない。PS3やPS4、iPad対応のクラウドベース・テレビ(ライブ)視聴サービス「PlayStation Vue」が11月から試験スタートしたアメリカでは、ネット配信によるリアルタイム視聴で一歩先を進みつつある。

 フジテレビNEXTsmartが注目される日本でも、PlayStationユーザーにはお馴染みのネットワークレコーダー&メディアストレージ「nasne」がアップデート。9月から追加された「Anytime TV」機能を利用すれば、nasneにて受信中の番組をネットワーク経由で、PS Vitaやスマホからリアルタイム閲覧できるようになった。また、NHKが認可申請したテレビ放送との同時再送信試験も、来年度からの実施予定に向け話題を集める。

 自宅では録画したコンテンツを視聴し、リアルタイム視聴は外出先で。実現に向けて動き始めた新たな視聴スタイルが、テレビという概念を根底から変えてしまう可能性も!? 未だにアナログ的な要素も多い“テレビ放送”とITサービスの融合で、どのようなライフスタイルが提言されていくのか、興味は尽きないところだ。

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