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WEB・インターネット
1つのアカウントで複数サービスを利用「OpenID」
 PCやスマホを使って何らかのサービスを利用する際、「ID」を使ってサービスにログインすることが多いと思う。最近では、例えばFacebookのアカウントでLINEに登録できたりなど、別サービスのIDを使ってユーザー登録をできるケースも増えてきている。こういったシステムを「連合アイデンティティ」と呼ぶのだが、その中でも代表的で少なからず見覚え、聞き覚えのある「OpenID」を例に、どんなものか見ていこう。

 そもそもOpenIDとは、“1つのIDをインターネット上で無料かつ簡単に使うための仕組み”のことで、つまりOpenID対応サイトであれば、新たにアカウントを作成したりログインするための別のIDなどを用意・入力しなくてもよくなるという、便利なシステムのことをいう。仮に、もっともよく利用するサイトのIDがOpenIDに対応していれば、たまにしか使わないようなサービスでも一度ひもづけておけば、ログイン作業が簡単になり効率化を図ることができるのだ。

 ここで少し根本的な説明をしてみる。そもそもOpenIDは「http://username.openid.ne.jp/」のようにURL形式であり、対応するサイトにOpenIDのアカウントでログインできる。mixiやYahoo!JAPANなど、現在では数多くのサイトが対応している。利用するには、OpenIDの取得と対応サービスに取得したOpenIDを登録するという2手順が必要で、実際に使う時にはOpenID画面が表示され、パスワードを入力することになる。

 最初の一歩こそ面倒だと思うかも知れないが、新たにIDを作成する際に必要となるであろう各種情報の入力などの手間に比べたら、作業は楽なはず。そしてOpenIDを利用する最大のメリットがまさにID管理のしやすさなのだ。これにより気にはなっていたけど、登録が面倒で使っていなかった……なんてサイトへの利用開始のハードルが下がるのも、ユーザーだけでなく運営者側としても利点と呼べるだろう。

 ここまで読んだところで、「なんて便利な仕組みなんだ! さっそく試してみよう」と思ってくれた人に水を差すようで悪いが、2014年5月、OpenIDに脆弱性があることが指摘されているというニュースが流れた。便利なOpenIDだが、まずはメジャーなサービスでのみ運用し、あまり聞いたことがないようなサービスなどには使用を控えるほうが無難かもしれない。

 そうはいっても、便利で簡単となれば使ってみたくなるのが人情というもの。セキュリティー関連には万全を期し、警戒を常に怠らないでおけば、こんなに便利なものを放っておくのはもったいない。IDとパスワードの山に埋もれ、へこたれてしまいそうな人は、自分が使っているサービスがOpenIDに対応しているかを調べてみることから始めてみるのもいいかもしれない。

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