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WEB・インターネット
ソーシャルネットワークでの“2次被害”を防げ!
 FacebookやTwitterをはじめとしたソーシャルメディアは、便利な反面、危険もはらんでいる。最近では、LINEアカウントの乗っ取りや、Twitterの有名人アカウントを狙った大量の“イルカRT”などといった問題が話題に上っている。こういった事態はSNSで起こりうる被害であるが、さらなる被害も起こりうる。

 SNSは多くの人に瞬時に情報を伝えることできるというメリットがあるので、災害時の情報伝達の役に立つと言われている。でも、そうした際の情報に関しては発信者が完全にコントロールできないこともしばしば。SNSで情報を発信する時に“2次災害”が発生しやすいのだ。

 多くの相手にほぼ即時に情報を伝達するための効果的な手段であることが、一方ではリスクも引き起こす。なかでも深刻なのが、不正確な情報や誤解を招くような情報が流れてしまうことだ。特に災害が発生した時などは要注意で、裏の取れていない不正確な情報、場合によっては損害を与えかねない情報を流してしまうと、必要以上の混乱を巻き起こす上に、警察や救命救急といった組織の妨げにもなりかねない。

 最初に誤情報を発信したことを1次災害とするなら、誤った情報拡散こそが2次災害なのだ。そして、多くの人が知らずに荷担してしまっているケースがあるのが怖いところ。例えば、Twitterでは多くの人に情報を広めてほしい時、発言に「拡散希望」「RT希望」といったコメントを付ければ、見たユーザがツイートしていくことで発言が広がっていく。Facebookでいえば「シェア」が同じような機能。つまり、あわてて広めた情報がデマで合った場合、仮に善意であっても拡散してしまえば、協力してしまったことになってしまう。

 2次被害を防ぐために、まずは落ち着いて公共機関やメディアの情報を確認し、真偽を確かめることをオススメする。ユーザー全てがこうしたことを心掛けておけば、デマの拡散を防ぐことができるに違いない。また、不特定多数に向けて情報を発信したい時と、1対1のやり取りをしたい場合など、目的や内容に合わせて機能を使い分けることも効果的といえる。

 具体的に例を挙げてみる。たとえば、「松本潤が井上真央と結婚!?」や「高橋大輔、詐欺容疑で逮捕」など、Twitter上でのデマ情報を目にしたことはないだろうか。実際に踊らされてしまった人たちもいるだろうが、Twitter上で自分のアカウントから書き込みした覚えのないツイートを勝手に送信するスパムツイートが広がっている。

 ツイートの中にあるURLをクリックし、ユーザーが事態を把握できないままTwitterのアプリ認証を行うことで、自動的に自分のアカウントからスパムツイートを投稿……といったもの。このスパムツイートがある程度のフォロワー数を持ち、常に面白い写真やネタを発信しているアカウントだとしたら、どうだろうか。

 数あるツイートの中にスパムが紛れ込んでいたとしても、もしかしたら見逃してしまうかもしれない。そうなると読んだ人の興味を引くような内容であれば、日頃の信頼感からついついリツイートやURLをクリックしてしまい、大元の発信者以外からもツイートされ拡散し、結果的に2次被害として誤情報が恐ろしい勢いで広まってしまうのだ。

 ネット上に存在するスパムは年を追うごとに高度化し、ほんのちょっとした油断や落とし穴からユーザーを巻き込んでくる。そうなると情報を見極める力が大事で、「友人からの情報だから信用できる」といったことすら、疑わねばならない日もくるかも……。それと自らも情報を発信する場合、思慮に欠けた発言はトラブルや炎上を一般人とはいえ招いてしまうので、インターネットでも実社会と同じように冷静な行動や発言をしたいところだ。

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