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パソコン・ソフトウェア
“PC DIYシーン”で定番になりつつあるSSDって、HDDより優れているモノ?
 秋葉原を中心としたPC DIY(自作PC)市場では、“HDD(ハードディスク)に変わる次世代ドライブ”である「SSD(ソリッド・ステート・ドライブ)」の人気が急上昇中だ。特にここ1~2年はネックだった価格面でもHDDとの差がほぼなくなり、普及が加速度的に進んでいるという。でも、「そもそもSSDって何?」。

 内部で回転する金属製円盤に磁気データを書き込むHDDと違い、シリコンディスクとも呼ばれるSSDは“非”・機械。フラッシュメモリのようなものだと考えればいいだろう。USBメモリと同じく、内蔵メモリーチップにデータを読み書きする。円盤のような駆動部分がないため、発熱が少なく、音が静かで、電力消費も少なく、振動に強く、軽量な上に高速。HDDのウィークポイントとされてきた要素を(ほぼ)克服したことがSSDが、「次世代パーツ」と呼ばれる所以だ。

 ならば、「HDDはもう終わり。全部SSDにすればいい」のだろうか? いや、理想的なパーツと思えるSSDにも弱点は存在する。まず、フラッシュメモリには、データの書き込み回数に限界がある。この限界を超えると壊れてしまうのだが、レベリングやキャッシュ技術の進歩で、今や一般的な使用では問題ないレベルにまで耐久性が増したといわれる。次に、読み込みは速いが、書き込み速度はHDDと大差ないこと。これも搭載コントローラやフラッシュメモリの進歩により、上位モデルではHDD以上の高速化を実現している。また、主流となる容量が256GB程度と少なく、HDD比で容量あたりの単価が割高なことも普及の妨げとなっていた。が、前述のように大容量化と低価格化は日進月歩。用途を考えて使用すれば、HDDにも見劣りはしないはずだ。ちなみに、SSDにはSLC、MLC、TLCといった規格差もあるのだが、市場に流通しているSSDは大半がMLCなので、その違いを意識する必要はないだろう。

 こうした特徴を生かし、読み込みが主体の(OSをインストールした)起動ドライブにはSSD、大量のデータを保存するドライブにはHDDという棲み分けが、PC DIYシーンでは確立しつつある。HDDのアクセスランプが点灯し続け、PCが操作を受け付けなくなってしまうスワップの頻発に悩まされている方は、起動ドライブをSSD化してみると体感速度が変わるかもしれない。もちろん、十分なメモリ容量が必要なことはHDDと同様だが…

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