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ビジネス・経済
SNS上で取引先とのコミュニケーションにソーシャルスキルを活用する
 皆さんは「ソーシャルスキル」という言葉をご存じだろうか。直訳すれば「社会技能」となり、「社会活動や生活に欠かせない、人と協調し生きていくために必要な能力」のことをいう。もっとわかりやすくいえば“人とうまく関わるための術”とでもなるだろうか。

 そもそも“ソーシャルスキルが高い”とは、「言葉で他人とコミュニケーションがとれる」と「言葉が発せられなくても空気を読む」といった能力がある人のこと。なのでスキルが高い人は誰かと出会った時に関係を築くのがうまかったり、相手の気持ちや感情を理解したりなど、うらやましいくらいに人間関係を円滑に進められる。いわゆる「空気を読む」というやつだ。

 ここまでがかなりざっくりだがソーシャルスキルというものだが、FacebookにTwitter、LINEなど多くのSNSがある今、SNSでのコミュニケーション能力に関しても、別の意味での“ソーシャルスキル”が必要となってきているのかもしれない。

 SNSの利用は個人レベルだけでなく、企業でのイチ戦略としても当たり前のように使われる時代になりつつある。となると、SNS上で顧客とコミュニケーションを取ったり、ソーシャルメディアを活用したキャンペーンの企画運営などといった業務を行っている人もいるはず。そんな時に必要なスキルは「SNS上でのコミュニケーション能力」「SNS上の声を分析するリサーチ能力」などが挙げられる。

 今回はSNS上のコミュニケーションスキルについて考えてみよう。普段からFacebookなどを使っている人は、「なにを今さら」と思うかもしれない。でも、メールとSNSでは、どのように使い分けたら……なんて悩みはないだろうか。

 取引先からフランクなメールがきた場合、真面目に返すとつまらない奴と思われてしまうのではと不安になったりするかもしれない。とはいえ、メールはあくまでも文書としてのやり取りと考えれば、敬語を使って丁寧に書くのがいいと思う。実際には対面した時にうまく会話すれば、こちらが柔軟性ある人間であることが伝えられるはずだからだ。

 では、SNSで繋がった取引先と、SNS上でやり取りするケースを考えてみよう。相手や内容にもよるだろうが、SNSはプライベートが占める割合が多いので必要以上にかしこまらないようにするのがコツ。個別のメッセージなどで顔文字を相手が使ってきたら、こちらも節度を守った形で顔文字を使うのもありだろう。慎重を期して自分からは使わずに、相手が使ってきた時だけ使うというのもポイントのひとつだ。

 またSNSのプライベート性を生かすには、その人の投稿内容もできる限りチェックしたい。趣味や好きなものを載せていることが多いと思うので、そこから会話の糸口を掴むこともできるはず。とはいえ、あからさまに「○○に上がっているのを見たんですけど」のような発言や、ストーカーまがいに何でもかんでも話題に挙げるのは避けたほうがいいかも。常に投稿に「いいね」をつけるのも考えものだ。

 SNSはPCやスマホなど画面に向かって文字を書いている分、ついつい暴走したり、普段は言わないようことも書いてしまいがち。そんな時は一歩立ち止まって、SNSで記事を書くことは路上を歩いていて誰かと言葉を交わすのと同じ、と思ってほしい。 ビジネスメールは礼儀を尊重しつつ、SNSではある程度のフランクさも出していく。状況に合わせ、有力な情報は活用しつつ、SNSを利用していきたい。

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